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南インド人厳選!都内の本格「南インド料理」3選

今ではそこかしこで見かけるようになった「インド料理店」。
それも、いわゆる日本の国民食のカレーライスではなく、あくまでも本格的な「インド料理」を提供する店をよく見かけるようになった。

■「北インド料理」と「南インド料理」
インドは、「北」と「南」で食文化がだいぶ違うのをご存知だろうか。
都内にあるいわゆる「インド料理店」のほとんどが「北インド料理店」だ。
「北」と「南」それぞれの特徴は以下の通りである。

「北インド料理 」は、肉を用い、スパイシーながらもミルクやバター、油をたっぷり使いマイルドな味わい。これをナンやチャパティ等につけて食べる。大きなナンが嬉しいターリー屋も「北インド料理」と言えるだろう。
一方「南インド料理」は、野菜や魚介が多く、さらっとしたテクスチャーでスパイスがストレートに入ってくる感覚がある。乳製品ではなくココナッツミルクが用いられることが多い。また主食はナンではなく基本的にお米だ。
あえて今回希少な「南インド料理」を紹介するのは、こんな理由があるからだ。

■「南インド料理」との出会い
以前勤めていた自動車部品会社には南インドに関連会社があった。当時海外担当だった私は、年に2, 3度インドの三角形の一番下からはるばるやってくるインド人の会長のアテンドをしていた。
会長は、来日のたび必ず夕食は「北」ではなく出身の「南インド料理」をリクエストした。そして日中のアテンドを労い、おもてなししてくれた。気のいいおじいさんとはいえVIPである。毎回同じ店では…と来日のたび血眼で都内の「南インド料理店」をリサーチするも、やはり都内に10店舗もない。

しかし少ないながらも、確かに会長のお眼鏡に適う店もあった。

そんなわけで今回は、ただでさえ数少ない南インド料理店の中から、「南インド人のお眼鏡に適った本格店」をご紹介する。

■南インド人厳選の「南インド料理店」3選

①AJANTA(麹町)

まさかの1940年創業という超老舗。
西田ひかるがお気に入りの店として紹介したことでも知られる有名店。「ムールティ家のカレー」は常連さんの定番メニューだ。食後にクルフィ(カルダモンの香るピスタチオアイスクリーム)やふわふわのチャイもぜひ試してほしい。北インド料理メニューもあり。

②ダバインディア(京橋)

昨年ミシュラン東京のビブグルマンにも選ばれた予約必須の人気店。青を基調としたおしゃれな店内はいつも多くの客で賑わっている。
大きなバナナの葉に盛られた「ミールス」という南インド特有のカレー定食は、一度は食べてみて欲しい。

③南インド料理ダクシン(八重洲)

美容・健康によいとされる南インド伝統のアユール料理という調理法を用いているのだとか。
店内は落ち着いた雰囲気でゆっくり食事が楽しめる。
ランチは100種を超える本格日替わりカレーが千円程度で食べられるようで、オフィスが近ければ毎日通ってしまいそう。ハラル対応なのもポイント。

編集:円(えん)

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