嵐

#嵐の思い出

特段嵐ファンではないのだが、彼ら(全員ではないかもしれない)との出会いは覚えている。おそらくお互い小学校高学年の頃。
アイドル雑誌明星(Myojo)越しである。

KinkiKids目当てで毎月購読していたのだが、その号は、夏休み特集だかなんだかでジャニーズJr.の特集が組まれていた。

当時ジャニーズJr.は、滝沢秀明(通称:タッキー)の扱いが別格だった。小学生のタッキーは本当に可愛らしかった。野村佑香ちゃんなんかと共演してたドラマ「木曜の怪談」懐かしいな。

三宅健、森田剛なんかも人気で、「剛健」、と呼ばれて「どっち派?」という会話が女子小学生の間でなされていた。まるで大人が天気の話をするように。どちらでもなかっとはいえ学生時代カラオケでは誰かが嵐を歌えば必ず盛り上がった。た私はとりあえず「ケンく~ん♡(しいて言えばな)」ということに決めていた。女子ってめんどくさい。

そんな有名Jr.に交じり、まだデビュー前の嵐の面々もひとりずつ掲載されていた。まだあどけない彼らの顔立ちをおぼろげながらも思い出す事ができる。特に松潤の美少年ぶりは目を引いた。

そんなこんなで嵐がデビューしたのはそれから数年後。私はその頃ジャニーズファンを卒業していたため、正直「ふーーーん」というところ。

とはいえ学生時代カラオケでは誰かが嵐を歌えば必ず盛り上がった。

「走りだせ、走りだせ、明日を迎えに行こう」

「Happiness」という曲の、なんという前向きな歌詞。

昨日から責められ、今日に追い立てられ、明日を迎えに行く余裕など到底ない私である。
やっぱトップスターはマインド違うわ、と思ってみたり。(作詞は嵐本人ではない)

20代、数々の結婚式で「One Love」を耳にした。

「100年先も愛を誓うよ、君は僕の全てさ」

というロマンチックなフレーズが結婚式にぴったりだ。そのうちの数組は数年後別れてしまっているのは、さておき。

学生時代のシャイな友人が、仲間の結婚式の余興で「One Love」を振り付きで披露したときには、前に出るのが苦手だろうに新郎新婦の幸せを願って余興を買ってでたのだろう、偉いぞ!と、友人の心意気に敬服したものだ。

今も、近年嵐のメンバーが代わる代わる司会をする紅白歌合戦を見て毎年年越している。小学生だったのにお互いもうアラフォーである。

そういや「嵐にしやがれ」等嵐のバラエティ番組もにやにやしながら見ている。メンバーの仲の良さや人柄の良さが心地よく、「嵐」というグループ名とは裏腹の安定した穏やかさで、なんだか見ていて安心する。

演技だって歌だってうまいからメンバー出演ドラマも歌番組も満足度が高い。

思い返してみると、『嵐?どちらかといえばまあ好きかな』くらいの人間にまで20年間折に触れ、ポジティブなパワーを提供してくれてたトップアイドル・嵐、改めてやべえな、ありがとう。

編集:円(えん)


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