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Unityでワールドをつくり始めたばかりの頃に知りたかったこと!

こんにちは!みずほコリです。

この記事は cluster民とクラフトする非公式 Advent Calendar 2023 の21日目の記事です。

昨日はりおもろさんの「個人主観:clusterのカメラと写真について思うこと、そしてこれからのこと」でした。
写真にフォーカスしただけでも本当にたくさんの出来事がありましたね!これからもどんどん写真文化が育っていって、私も楽しい発見ができるといいなと思いました!

さて、私は初心を振り返って、ワールドを作る際のUnityの基本操作のコツを紹介します。
私はエンジニアでもなんでもなく、Unityはアバターアップロードツール (?) だと思っていた一般層でした。そんな初心者だった私がこれは早く知りたかった!と思った操作方法をピックアップしてみました。
これでUnityこわくない!

※使用しているUnityのバージョンは Unity 2021.3.4f1 です。
 使用アセットはこちら (Cluster Creator Kit テンプレートプロジェクト)


1. 床の上にものを置く

ctrl+shiftを押しながら、中央の四角をつかんで動かすと、床にそって動かせます。
コライダーが入っている面にそって動かせるので、壁やテーブルの上などに配置するときに使えます。
適当に遠くに置いたオブジェクトを手前に持ってくるときにもかなり便利です。

ctrl+shiftを押しながら中央をつかむ

オブジェクトが埋まってしまう時は、ハンドル位置のCenter⇔Pivotを切り替えて試してみましょう。切り替えはZキーでもできます。

Pivotに変えると埋まらなくなるモデル

2. 角をぴったり合わせて置く

Vキーを押しながら、角をつかんで動かすと、別の角にくっつけられます。
床や壁をぴったり並べるときに役立ちます。

Vを押しながら角をつかむ

3. 移動・回転・拡大を切り替える

移動や回転のツールはキーボードで簡単に切り替えられます。
キーボードの左から順に、移動=W、回転=E、拡大縮小=R、矩形変形=Tです。
ツールの順番とキーの位置がリンクしているので、指で覚えておくといいでしょう。

W, E, R, Tで簡単に切り替え

4. ハンドルの位置や向きを切り替える

ツールのハンドルの位置と向きは、それぞれ2つの基準を切り替えられます。
こちらも切り替えボタンとキーの位置 (Z, X) がリンクしているので、覚えておくと便利です。

ハンドル位置=左上の切り替えボタン or Zキー
 Center:オブジェクトの中心
 Pivot:メッシュのピボットポイント

Zを押して、Center⇔Pivot切り替え

1で紹介した床に埋まらないようにするときの他、複数選択して回転や拡大するときに役立ちます。
Pivotだと個々のピボット基準で変形し、Centerだと複数まとめて変形します。

複数選択のとき、Pivotだと個々、Centerだとまとめて


ハンドル向き=左上の切り替えボタン or Xキー
 Local:オブジェクト基準
 Global:ワールド基準

いろいろ回転させた後、オブジェクトの向いている向きに移動させたいときはLocal、ワールドのX軸などにそって移動させたいときはGlobalにすると動かしやすいです。

Xを押して、Local⇔Global切り替え

5. 真横・真上から見る

右上の3Dアイコン(シーンギズモ)で、各方角を中クリック(またはshift+クリック)すると、その方向から平行投影で見た視点に切り替わります。
戻すときは、中心の白い四角を中クリック(またはshift+クリック)すると、いい感じの視点に戻ります。

方角のアイコンを中クリック

6. 自由に動き回って見る

シーン上で右クリックを押し続けると、マウスカーソルが目のマークになります。このままW,A,S,Dキーを押したりマウスを動かしたりすると、ゲームの一人称的に自由にシーン内を飛び回れます。
直観的にスムーズな移動ができるので、常に使いたい操作です。作りながらプレイヤー視点での見え方をイメージするのにも役立ちそうです。

右クリックしたまま、W, A, S, Dとマウスでカメラ移動

また、右クリックを押したままマウスホイールをスクロールすると、カメラの移動速度を変えられます。(1.00x のような表示)

右クリック+ホイールで速度変更

7. 特定のオブジェクトに近づく

オブジェクトを選択した状態で、Fキーを押すと、そのオブジェクトがよく見える位置にフォーカスして近づきます。
遠く離れていても一気に近づけるので、6で紹介した方法で飛んで移動するのが大変なときに便利です。
シーン上で迷子になったときにも、ヒエラルキーで任意のオブジェクトを選択して、カーソルをシーンにおいてFを押せば帰ってこれます。

選択して、Fでフォーカス

8. ちょっとだけズームする

altキーを押しながら右ドラッグをすると、ズームができます。マウスホイールでのズームより細かく調整できるので、ほんの少しだけ近づきたいときはこの方法がおすすめです。

altを押しながら右ドラッグ

ちなみに、ズームの感度は、直近にフォーカス(7を参照)したオブジェクトが基準になる気がします。巨大なオブジェクトにフォーカスした後だと、ズームの幅が大きくなり、他の小さいオブジェクトにズームしにくいことがあります。うまくズームできないときは、一度そのオブジェクトにFキーでフォーカスしておくといいかもしれません。

9. アイコンを小さくする

ライトやオーディオ、パーティクルなどを付けたオブジェクトに表示されるアイコンは、サイズを変更できます。
右上端っこのギズモメニューの▼を開き、「3D Icons」のスライダーを動かすことで調整します。邪魔にならないサイズにしてみましょう。

3D Iconsのサイズを変更

10. アップロードしないオブジェクト

タグを「EditorOnly」に設定したオブジェクトは、Unityのプレビューでは存在しますが、ワールドにはアップロードされません。
スケール感を確認するために置いたアバターなどは、EditorOnlyにすることで、アップロード前に消す手間が省けます。
私はよく0.4m×1.4m×0.4mくらいのcube(Tofuくん)をこの設定にして置いています。

アップロードしたくないものはEditorOnlyのタグをつける

おわりに

基本的な操作ですが、Unityが使いやすくなるような便利機能をまとめてみました。
知ってたよという人も、初めて知ったという人も、ワールド作りたくなりましたよね…!さっそく作りましょう!

また、これからUnity始めてみたい!という人は、Cluster公式の Cluster Creators Guide にわかりやすい記事が揃っているので、ぜひ読みながら作ってみましょう…!(私もそうでした)

ワールド作りが加速する、よきUnityライフを…!

明日22日目は、数々の素敵イベント会場や演出を手掛けるhkさんです!
今年もさらに活躍されて…1年越しの後編となるのでしょうか…!?期待です!

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