アヴィニョン演劇祭にいってきます!1日目

渡辺です。
今年の6月から、兵庫県豊岡市の地域おこし協力隊として活動しています。
きっかけは、私が所属している劇団「青年団」(平田オリザ主宰)が豊岡市に移転すること、日本初の演劇の国公立大ができること、国際演劇祭を始めることを聞いて(去年の9月ごろ)、調査事業などお手伝いする中で繋がりができて、青年団の新しい劇場を設計していただいているアトリエモビルの浅沼さんから「豊岡、地域おこし募集してたよ、誰か先に行ったら?」と聞きつけ、よっしゃ行ってきます!てなことです。詳細は省きます。

さて、今年を第0回として豊岡演劇祭が始まるのですが、
https://toyooka-theaterfestival.tumblr.com/

本格始動の2020年の第1回からは、
フランス・アヴィニョンの演劇祭をベンチマークとしているようです。

アビニヨン演劇祭1947年にジャン・ヴィラール(Jean Vilar)によって始められた世界最大の演劇祭で、会期中1ヶ月で1000 程の演目(演劇、舞踏、音楽、映画など)が上演される。そのうち招待演目は20~30 で、あとはフリンジと呼ばれる自主参加の演目である。期間中は教会や納屋などあらゆる場所が劇場になり、朝の 9 時から夜 12 時ごろまで上演が行われる。そこで評判が良いとすぐにカフェで商談が始まり、翌年には世界中のフェスティバルに呼ばれるという見本市的な役割もある。 アジアではいろんな国がフリンジ型のフェステバルに挑戦しているが、まだ成功例はない。

 一方、
● アビニヨンの人口は9万人、豊岡市は8万人である。地図を並べてみると、竹野海岸がコート・ ダジュール、豊岡がカンヌ、神鍋がアルプス、江原がアビニヨン、という具合に、都市の規模感が似通っ ている。
● また、人口に匹敵する9万人の観光客を受け入れるとなると宿泊施設が問題になるが、豊岡には城崎 温泉と神鍋高原の2大拠点があり、9月の演劇祭時は特に合宿がオフシーズンのため多くの観光客を 受け入れることが可能である。
● そして、2021 年に開校する専門職大学はクオーター制のカリキュラムが組まれるが、7-9 月で演劇祭 のインターンコースを選択すると3ヶ月がっつりと運営に関わることができる。全校生徒 320 人の小 さな大学であるが、そのうち半分がコースを選択したとしても 150 人の訓練された学生インターンが存在することになる。

以上の3点から、アビニヨン演劇祭に匹敵するフェステバルを豊岡でつくることが可能だと考えている。
教育・劇場・演劇祭とをワンセットにして、長期戦略でまちづくりに絡めていきたい。 空き店舗は経済の問題ではなくマインドの問題と言われる。自分で終わりでいい、もういい、しょうがない、そういう気持ちから物件が表に出ない。しかし、どんな人でも声を掛けると、街が賑わうのであれば、 演劇祭の1~2ヵ月なら貸してもいいよと答えてくれる。郷土愛がある。そこでまず演劇祭で使わせても らい、やっぱり使った方が楽しいし若い人が来た方がいいよねとマインドを変えていきたい。いきなりではなく、10 年 20 年かけて少しずつ賑わいの場や、アートスペースに変えていこうとしている。(平田オリザ)

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 NPO建築とアートの道場 2019春レクチャーシリーズ『これからの建築を考える ―表現者と建築家による対話実験』
平田オリザ (劇作家、演出家) × 佐藤研吾 (建築家)
「これからの広場を考える」対話ファシリテーション:藤原徹平
より要約


私の豊岡の役目は「どうやったら街ごと劇場にできるか考える」だと思っているので、

「アヴィニョン見に行かせてください!!!」

と騒いで(ご協力いただいた皆様ありがとうございます)、無事活動の一環としてアヴィニョン演劇祭に行けることになりました。

かくなる上は、しっかり発信せねばと思いますので、日記的に詳細を綴っていきたいと思います。

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さて、まず飛行機はJAたじまさんにとっていただいたのですが、
色々比べたところ、エールフランスのパリ直行便+パリからアヴィニョンへの列車セットが一番お得でした。

アヴィニョン近くにも空港はあるのですが、どうやってもパリのシャルル・ド・ゴール空港で乗り換えで時間がかかるので、シャルル・ド・ゴールからTGV(フランス国鉄が運行する高速鉄道)でアヴィニョンに入るのが良いです。列車の片道は2万円程ですがエールフランスだと飛行機とセットでチケット取れるので合わせて割と安かったです。
(初めて直行便でヨーロッパきましたが、楽・・・!)

TGVアヴィニョンの駅から、フェスティバルの中心地であるアヴィニョン歴史地区(教皇庁が置かれていた14世紀に建造された石の城壁に囲まれている地区。城壁の一部は19世紀にヴィオレ=ル=デュックによって再建)へは、
ホームの奥にあるTER線に乗り換えて1駅、5分ほどで到着です。

暑い。
35度で日差しが強く、足からも汗が滴る気温。帽子必須です。
(日焼け止め持ってくるの忘れた・・)

そんな中、同じ日程で来ている河村さん(青年団の龍神)はしっかりと雨を降らせてました。さすが。


城壁の中は、どこの通りもお祭りモード。
そこかしこに貼り紙で埋め尽くされた壁があり、いろんな団体が宣伝パレードしていたり街中でパフォーマンスしていたり。

ディ●ニーランドに近い雰囲気がある

ポスターが咲き乱れてる。


素敵な広場がたくさんある。木がいい。


肝心の観劇についてですが、
INと呼ばれる招待演目は渡航前にチケット予約してきました。6月末の発売日に一旦ほぼ売り切れてしまったのですが、ちょこちょこ追加されてた隙を狙ってなんとか予約を入れました。これはちゃんと予約してから来てよかった。してなかったら途方に暮れていた。

▼INの公式サイト
https://festival-avignon.com/en/

こんな感じで観劇予定を組みました。(↑2人で手分けして観る算段)

初日1本目はCélia Gondol et Nina Santes『A LEAF』

2人が観客を巻き込みながら展開する多重録音にパフォーマンスが織り込まれていく


2本目は22時からだったのでそれまで休んでようと思ったら寝過ごしました、入れてもらえず、、


2日目はoffと呼ばれるフリンジ参加演目にチャレンジしていきます。

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渡 辺 瑞 帆 | scenographer・architect 東京育ち。これからはじめて引っ越しをします。青年団演出部、兵庫県豊岡市地域おこし協力隊。
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