11月13日に行われる、新宿区長選挙。
今年の参議院選挙に出馬していた、よだかれんさんが出馬、野党統一候補になり、一部では話題になっているので、よだかれんさんの演説を聞きたくなりました。

まず、火曜日、大江戸線の落合東長崎駅に行きました。

19時に演説を聞きに行きましたが、この日は、「駅前で、住宅街なので、マイクを使って演説をするのは控えます。質問にはお答えします。」ということでした。
この日は月食。月食を見る人は集まっていても、チラシを受け取る人は少なく、よださんの苦戦は明らかだと思いました。
選挙の「お約束」を理解している人が少ない感じ、今、候補者がどこにいるかを把握している人も少ない感じ、「腕章をつけていない人は、チラシを配らないで。」と運動員（？）の方が繰り返し言っていました。
候補者の選挙ポスターを見に行って分かったことが、よだかれんさんは、立憲民主党も推薦している野党統一候補なのですが、「連合東京」は、対立候補の与党系、現職の吉住さんを推薦しているんですね。

私は、最近、特に芳野さんが会長になってからの「連合」は、「なんだかなぁ」だと思っていますが、この新宿区長選挙も「なんだかなぁ」の一環ですね。
知らなかったけど、前回の新宿区長選挙の投票率は20%台。私の地元の市長選挙の投票率もヒドイですがそれどころじゃない。そのしらけた選挙に、連合は加担したわけです。
で、野党は、何でそんな「連合」に推薦してもらわないと困るかというと、「ポスターが貼れない」「チラシを配る人がいない」「やっちゃいけないことの確認ができない」。からです。

よださんの選挙も、慣れてる人がいないのが明らか、レインボー柄のマスクをした方が頑張ってチラシを配っておられましたが、「トランスジェンダー」の候補者さん。「何か、LGBTQの人が立候補して、LGBTQの人が応援してんだろ。（それでも、「トランスジェンダーの候補者です。声を上げてます。」と言うのは、私は非常に大切だと思います。）」という域を脱せていないことが残念。というのが、火曜日の感想でした。

その後、よたかれんさんの選挙戦には、れいわ新選組の山本太郎さん、社民党の福島みずほさん、共産党の山添拓さんなど、国会議員の方も応援に入られました。
で、土曜日の夜、高田馬場駅の最後の演説を聞きに行きました。

最後の演説ということもあり、19時半の演説開始時には、なかなかの数の方が集まり、若い方の姿も見えました。
よだかれんさんの政策は、
·新宿区の積立金、656億円を今、生活が苦しい方のために使おう。
·羽田新飛行ルート撤回　·神宮外苑の樹木伐採中止
·パートナーシップ·ファミリーシップ制度の導入。こどもの権利条約の理念実現。などです。
れいわ新選組から参議院選挙に立候補されているので、れいわの政策が随所に入っていますね。
（憲法については、今回はあまり言及なし。）

勝手な感想ですが、今回の選挙で、どちらの候補が区長になっても、「小中学校の給食費無料化」は実現するのではないでしょうか？
新宿区に、子どもがどのくらい住んでいるのか分かりませんが、そんなにお金をかけなくても、効果は出る。
私は、新飛行ルートについては、「仕方ない」。安全性を担保、補償交渉をした方がよいのでは？とも思っているのですが、羽田の新飛行ルートは、聞いている人の反応が大きい。また、神宮外苑の樹木伐採中止は、私は埼玉在住ですが、どちらが区長になっても実現して欲しいです。吉住さんは伐採しますが。

それから、この新宿区長選挙が、今の臨時国会の審議の状況を反映している気もします。
自民·公明+連合東京（うっすら立憲民主党）vs共産·社民·れいわ という図式になっていますね。
ただ、最後、立憲民主党の吉田はるみさんが演説に立たれました。吉田さん、声が政治家向き。（個人の感想です）

20時で演説が終わり、帰ろうとすると、「吉田のせいで、選曲区の立候補を降ろされて。」と、昨年の衆議院選挙のお話をされている方がいて、「野党で選挙運動するの、かなり大変。」を実感しました。

正直、現職の吉住さん、有利だと思います。
投票率がどのくらいまで上がるか。ですが、もともと20%台。厳しいので、投票率が30%台まで行ったら、それは、ほぼ、よだかれん候補の功績です。選挙には、「批判票」も大事です。

で、18時を過ぎても、前回の新宿区長選挙の投票率を下回っていますね。期日前投票が増えている可能性はありますが、一層、現職が有利で、支持母体がある候補者が有利。
私は、「選挙。行かないんですよね。」と言う方の意味が全く分からないので、投票率が低いことは、ただただ残念です。

#新宿区長選挙 #よだかれん #れいわ新選組