和泉茉莉(いずみまり)

元副業ライター。仕事が忙しいためライター業はお休み中。 音楽・漫画・小説・アニメ・ゲー…

和泉茉莉(いずみまり)

元副業ライター。仕事が忙しいためライター業はお休み中。 音楽・漫画・小説・アニメ・ゲームが好き。Twitterはこちら。https://twitter.com/izumi_atelier

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最近の記事

映画「銀魂」この愛は永遠じゃ足りない

映画「銀魂ザファイナル」を観てきました。 最初から最後まで、どこまでも銀魂らしくて最高でした。 特典がA4サイズなんて知らなかった。愛が大きすぎてカバンに入らないよ。 ※ネタバレを含んでますのでご注意ください 高杉の「先生…」と銀時の「…っ!」の声で泣いた戦闘シーンのかっこよさと、ギャグのテンポの良さはもちろんなのですが、登場人物たちの表情や行動の細かさに、ああ銀魂って最高の人情ものだなと改めて感じた。 序盤、戦う神楽と新八を見つけた銀さんの「成長したな…」という顔や、

    • 映画「影裏」ネタバレ感想、日浅の目線で見るとずっと切ない

      映画「影裏」を観てから5時間ほど経過した。 切なさが消えなくて、悲しくて辛いのですが、 この気持ちが薄れていくまえに、書き残します。 日浅にとって今野は、やっと出会えた「影裏」を見せられる人だったのに、受け入れてもらえなかった今野(綾野剛)と日浅(松田龍平)が最後に会った日、 今野は日浅の言動に傷つき、1人帰宅します。 日浅ために用意したものを「ままごとセット」と言われ、帽子をとれと言われ、車の位置を指摘されます。今野は以前にキスを拒まれているので、さらに深く傷つきます。

      • 【ネタバレ問題の救世主】ふせったー&ぷらいべったーを比較してみた

        ライブやコンサートの後、しばしば問題として議論されるのが ・ネタバレ問題 ・ライブマナー の2つ。 最近はここにチカン問題、ロッカーにお金入れない問題なども加わり、 低下したモラルへの対策が求められています。 今回はネタバレ問題について、素敵なツールがあるのでご紹介します。 ネタバレはなぜ禁止なのかなぜネタバレが禁止されているかというと、実際にライブ会場で曲や演出を知って驚きたい・喜びたいので、事前に知りたくない。 という気持ちが大きい。 先に行った人が「あの曲がさー

        • 必要なのは「想像力・くみとる力・観察眼」。声優・中村悠一さんの仕事論レポート

          声優・中村悠一さんの仕事論を聞きに、NHKカルチャーの講演に行ってきましたので、レポートします。 写真、ブレていてすみません。 「自分のキャラの立ち位置」を考えて演じている 以前はどんな役も「主役」と思って演じようとしていたけれど、 その作品の中で、「自分のキャラクターにはどういう役目を与えられているのか」を考えて演じるようになったそうです。 講演中、声優志望者からの「声優になりたい人にアドバイスを」という質問に対し、「どういう声優になりたいんだろう?」と自問自答し、自

        映画「銀魂」この愛は永遠じゃ足りない

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          サブスク型ファンクラブは「現在進行形・共有型」へ。スマホ上に「アートガレージ」をつくったLITEの挑戦

          月額を支払うことで様々なコンテンツを楽しめる「サブスク」というビジネスモデルを使ったファンクラブは、かなり以前から存在している。 しかし、ふたを開けると、チケット先行予約・楽曲配信・動画コメントなど、お決まりのものばかり。 アーティストが好きだから加入してるけれど、定期的には見ない。 ということはないだろうか。 ファンクラブに足りないもの=ライブ感多くのファンクラブは、「記録」として使われているように感じる。 思い出を振り返るのには良い環境だが、どうしても時差が生じてしま

          サブスク型ファンクラブは「現在進行形・共有型」へ。スマホ上に「アートガレージ」をつくったLITEの挑戦

          その信念に。Syrup16g【SCAM : SPAM】19.10.05@恵比寿ザ・ガーデンホール

          ボーカルギターの五十嵐さんは物腰が柔らかい。 しかし、曲を始めるときのスイッチを切り替える様、中畑さんへのアイコンタクトの素早さ、ギターを弾くときの力の込め方。 この人は、心の中に鬼を飼っている と思った。 五十嵐さんの姿から、目が離せなくなっていた。 奇跡の良番チケットでした1日目は「SCAM」(=詐欺)、2日目は「SPAM」(=迷惑)というコンセプトでセットリストが組まれた全国ツアーの、東京公演。 初日はチケットが取れなかったのですが、その代わりにといわんばかりの

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          月額2,000円でライブ行き放題!インディーズバンドが仕掛ける新しいサブスクの形

          楽曲が聴き放題になる月額サービス「Apple Music」や「Spotify」などの普及により、「サブスクリプション」(略してサブスク)という言葉が広く使われるようになった。 月額費を支払っている期間、サービスを受け続けられるサブスクリプションというビジネスモデルは、ファンクラブと親和性が高い。 そこに目を付け、サブスク型ファンクラブを立ち上げたバンドがいる。 ANTI-HERO SUPERSTAR(アンチヒーロースーパースター)というインディーズバンドだ。 彼らはクラ

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          アベフトシ展、まるでライブハウスだった(号泣)

          アベフトシ展に行ってきました。 亡くなって10年になるというのに、まるでアベさんが生きているみたいだと思って、涙が止まらなくなってしまった。 場所は銀座にある「Basement GINZA」。 彼の軌跡をたどるアーティストブック「アベフトシ/thee michelle gun elephant」の復刊に当たって開催された、8月1日から4日までという短期間なイベント。 アベさんは2003年に解散したロックバンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェ

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          FOMAREツアーファイナル ゲスト:ACIDMAN【ライブレポート】

          FOMAREの自主企画ツアー「SLAM TOUR 2019」のファイナル、6月3日(月)恵比寿リキッドルームに行ってきました。 ゲストがACIDMANで両方好きな私、歓喜!!でした。 奇跡的にチケットが取れまして。本当に嬉しかったです。 先行はACIDMAN。 「新世界」「ストロマトライト」「FREE STAR」で畳みかけ、「リピート」で世界観を爆発させて「MEMORIES」と「ある証明」でその先を目指す素敵セトリでした。 今回、ACIDMANがゲストと発表されたのが、チ

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          【感想】ACIDMAN、アンソロジーツアー東京篇 思い出と共に未来へ

          ACIDMANの全国ツアー『ACIDMAN LIVE TOUR“ANTHOLOGY 2”』がファイナルを迎えました。ファン投票の上位曲を演奏するツアー第2弾にして、東京公演は2DAYS。2日とも参加し、多幸感でいっぱいです。 ファン投票ツアーのいいところって、みんなで当時に感じていたことや思い出を共有しあえること。懐かしみながらも、過去を抱きながら、また今日を明日を生きていこうと思いあえることだなぁと思う。 ACIDMANはファンにさえも迎合しない。自分達の描きたいものを

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          お仕事のご報告(2月~4月)

          普段は会社員をしていますが、ライターのお仕事もはじめました。 ずっと二足の草鞋で活動したかったのですが、昨年は本業が忙しすぎて叶わず、1月より「UtaTen」さんでお仕事させていただいています。そのご報告を。区切りが悪くてすみません。 「UtaTen」って?歌詞検索サイトです。「うたてん」と読みます。 様々なアーティストの楽曲の歌詞を掲載していて、誰でも無料で見ることができます。 こちらのサイトでは、歌詞を掲載するだけではなく、アーティストの紹介や楽曲レビュー、アニメ楽曲や

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          愛を感じたリメイク版「フルーツバスケット」

          期待感でいっぱいだったリメイク版「フルーツバスケット」、1話が本当にすばらしかった。素敵な作品にしてくれてありがとうございます。 リメイク版フルバのすごさはこの5つだと思います。 ・空気が澄んでることまで伝わる世界観 ・登場人物たちの所作が美しい ・イメージ通りの声優陣 ・音楽が良い ・しっとり系アニメなのにテンポが良い 空気が澄んでることまで伝わる世界観全体的に絵がきれいです。 自然光の表現と背景が繊細で美しくて、子供のころに触れた太陽のにおいがする布団とか、休日に散

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          「追憶のライラック」で見上げた空は、きっとこんな色

          東京スカパラダイスオーケストラのトリビュートアルバム「楽園十三景」。 この作品に収録されている、ACIDMANによる「追憶のライラック」を聴きながら、この曲の主人公が見ている空は、きっとなんということない、晴れた休日の朝なのではないかと思う。 「追憶のライラック」は、「寂しいときだけそばにいてくれ」というワガママに応えてくれた彼女への想いをしまいこんでいた「僕」が、当時のことに向き合おうとしている曲です。 もし付き合うことができなくても、大切な人に「そばにいて」と求めても

          「追憶のライラック」で見上げた空は、きっとこんな色

          【感想】ACIDMAN 2018年7月13日(金)日本武道館

          ※こちらは個人の感想のページです。レビュー版はこちら→★ ACIDMAN、ラムダツアーのファイナル。感無量でした。 今回のツアーは、バラードが比較的多かったというか、夏フェスの鉄板曲がほぼなしで、どっぷりラムダの世界に浸かったなというのが一番の感想。 スタンド1階のステージ寄りの席で、メンバーを真横から見るような角度だったので、レーザー系の照明が彼らの音に乗って放たれている感じに胸が熱くなったし、アンプからのギター・ベースの音が聴こえてるのではと思うくらい、直接的な楽器音

          【感想】ACIDMAN 2018年7月13日(金)日本武道館

          【レビュー】ACIDMAN 2018年7月13日(金)日本武道館

           ACIDMANにとって6度目の日本武道館。昨年12月にリリースされたアルバム「Λ(ラムダ)」のツアーファイナル。ここ数年の武道館公演とは違う空間がそこにはあった。それが何だったのかを、紐解いていきたい。  ピアノとストリングスが美しい、繊細さと荘厳さを兼ね合わせたインスト「Φ~introduction~」に導かれるように、上空から白い破片がステージに降り注ぎ、影を潜めていた黒いラムダのオブジェに積もってゆく。「白い文明」で歌う、生命の始まりのような「白い記憶」たちが。  

          【レビュー】ACIDMAN 2018年7月13日(金)日本武道館