いつもはヌコの話なのでたまにはワンコの話。

いつもはぬこばっかりの写真しか載せてないから、今日は珍しくワンコを載せてみる。

アイちゃん、女の子。享年11歳。これは亡くなる月の数日前の写真。
アイは保健所に連れて行かれそうになっていた直前に貰ってきた子。
記憶が凄く曖昧なのは勘弁なのだけど、確か妹がアイを気に入ってウチに引き取ってきた、と母さんから聞いている。私も現場には一緒に行ったと思うけど覚えてない…うーん。
それからしばらくして、ヌコも飼い始めた。その時は里親さんから仔猫を戴いて、私の部屋で育てた。そいつの名はガクト…まぁ、その当時私はGACKTさんの盲目に近いファンだったので家族に文句を言わせず付けた名だ。

今はこんな風にでぶっこだが、仔猫時代はむちゃくちゃ可愛かった…。
それから何故かうちの周りに猫が来るようになって、家猫、半野良、野良猫合わせて11匹だったか、12だったか?

そんな猫だらけの我が家に1匹のワンコ。
仲の良いヌコもいたが基本はマイペースに暮らしていた。

仲良し猫、ミー。
こやつはまるで人間の赤ちゃんのような猫。普通人間の赤ちゃん抱っこって猫は良くないらしいのだけど、全く構わず抱かれてる、赤ちゃん抱っこで…。
他の猫どもが嫌がることもあまり嫌がることもなく人間に(家族に)やられっぱなし。
こんな子だからアイもそばに来られても嫌がることも無かったみたい。

そんなアイも去年の秋ぐらいかな?あるとき頭を撫でてたら瘤が出きていて、びっくりして獣医師に診せたら最終的にはガンだと…。その前から心臓が悪くなってきていて、散歩もあまり長くは出来なくなってきていたところにこれが来た。
私達家族は悩んだけど、摘出手術を受けることにした。
もちろん、心臓が落ち着いているときに、だ。

去年の12月の半ばに手術する事が決まり、動物病院に入院させることになった。
がめちゃくちゃ嫌がって嫌がって檻に入ったかと思えば出てしまうの繰り返し。何とか檻に無理矢理に入れて家に帰った。

数日後に手術を受け成功したと獣医師さんから電話があり、よかった、早く退院させてお家で年越しかな?と思った数時間後、また獣医師さんから電話があり、急に心臓発作を起こして亡くなった、と。

あの時はとにかく治って欲しいと思っていた。
でも今はどうなんだろう…アイが家に居たいと思っていたら、それがちゃんと分かっていたら…手術を受けさせただろうか。

私の思いはアイにとってはイヤだったのかもしれないな、と不意に思ってしまった。
もし、アイが天国なり、雲の向こうなり、どこかにいたら今も怒っているだろうか。
家にいたかった、と。

中学時代にワンを飼い始めてから30年以上経ちますがいつの間にかぬこだらけになった我が家のいろんな話やら写真を上げていきたいと思っています。外猫、家猫関係なくうちの猫12匹の話です。