お薬日記 3日目

6月3日  金曜日

今日は少しだけ気分が良かったから学校に行った
球技大会が4時間目からあったのでそれに合わせて
学校に行けた。
先生達は偉いって言ってくれたけどいい気はしなかった。だって、みんなから見れば私はズル休みをしているようなもんなのだから

「今日は来れたんだね、体調大丈夫?」
「休んでる間何してたの?」

色々聞かれた  でも、何もいえなかった
ただの夏バテだって適当に嘘をついてその場から逃げ出した。
薬の副作用、検査入院が…なんて言ったら気力で直せって中学の頃みたいに言われると思ったから
人はみんな自覚がない言葉の刃で相手を傷つけてるそんなことも知らずにツラツラと相手を傷つけて生きている。
だったら言葉なんか無くなればいいと思う。

球技大会は0勝全敗
全部の試合で負けた私たちのクラスは口々に悪口を言い合っていた。

「あいつがもっと早く動けば勝てたのに」
「ほんとにあの子運動音痴だよね」
「意味わかんない、下手すぎる。」

耳にタコができるほど近くで悪口が飛び交った。
心臓がバクバクとうるさかった
だから、チームでの競技は嫌いなんだ
私は医者に走ったり、動いたりはしないで
と止められていたので点数を入れたりしてた

お薬飲んだ。
頭が痛かった。
部屋暗かった。

おやすみなさい

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