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天皇賞(秋)2022全頭分析

競馬アナリティクス研究所へようこそ!

菊花賞3連単的中のMIZUKIです。


菊花賞はアスクビクターモアがクラシック上位の力を見せた勝利でしたね
今後の期待が高まります!


今週は秋三冠の第一戦
第166回天皇賞(秋)(GI)芝左2000M 東京競馬場で行われます

去年は三強で決まったが今年はどうなるのか

それでは見ていきましょう!













【アブレイズ】

◇短評
府中牝馬Sは先行して掲示板
短期免許のマーカンド騎手が導く

◆不安材料
GIは今まで一回も3着以内に入ったことがない
牝馬限定でもGIでは足りないので更にレベルが上がる今回は厳しい
先行してもジリジリとしか伸びないので時計勝負もキツい
2000Mは昨年のマーメイドS以来で前走も最後は伸びあぐねていたので1ハロン長い

★買い材料
全4勝のうち3勝は関東で東京の勝ち鞍もある
母父ジャングルポケットはトニービンで東京は合う
前走は休み明けで一回使った分の上積みはある

■総評
前走は直線あの感じで3着以内のも残れなかったので微妙
今回のレベルでは絶対的に足りないと思うので見













【イクイノックス】

◇短評
皐月賞ダービー2着の大器
古馬を蹴散らして絶対王者に君臨するのか

◆不安材料
前走も追走で苦労していて今回は恐らく初のハイペースになるので追走で空いて行かれて勝負所で動けない可能性がある
秋天のサンデー系はJC有馬に比べたら不振気味
今年の天栄は明らかに不振で天栄仕上げがどこまで通用するのか

★買い材料
皐月賞ダービー共に18番枠で厳しいレースだったのにも関わらず2着まで来ているので能力が高いのは確か
古馬とは2キロ差あってダービーの時計的にも十分通用する
3歳馬で秋天勝つ馬は基本的にダービーで結果を残している馬
東京競馬場は1着1回2着1回で母系にはトニービンもいるので東京ベスト
レース間隔も皐月賞の時と同じくらいで天栄でしっかり乗り込まれているので問題はない
追い切りも一週間前はスカイグルーヴ相手に一馬身半差をあっさり詰めていtて最終も3頭併せの真ん中で最後の伸びは素晴らしかった

■総評
GIにこそ手が届いていないが能力はGI級
枠順も無難で本来のパフォーマンスを出せると思うので本命候補













【カデナ】

◇短評
2戦連続今村騎手が騎乗するも結果は振るわず
かつてのクラシック候補が気合いを見せる

◆不安材料
ここ最近で好走しているのは小倉のみで去年も秋天はボロ負け
一桁着順は確保しているが結局競馬が終わってから追い込んでいるだけ
GIでは全盛期でも通用していないので絶対的に足りない
今までの勝ち鞍は右回りしかないので左回りは割り引き
年齢的にも微妙でサンデー系は苦戦気味

★買い材料
常に追い込んでくるので展開がズブくなればチャンスあり

■総評
今まで一回もGIで通用していないので今回も厳しい
ここは見で良いと思う













【カラテ】

◇短評
新潟記念で中距離完全覚醒か
菅原騎手初のGI制覇なるか

◆不安材料
前走も上がり勝負でスローペースなので今回はハイペースで追走でもキツつくなって脚は溜まらない
GIでは結果を残せていないので実力が足りない印象
最終的な切れ味勝負になったら上位には劣る

★買い材料
2000Mでも前走で折り合いがつくことがわかったので自信を持って乗れる
母系にはノーザンテーストが入っているので成長力はある
関西馬だが輸送は問題なく東京は重賞勝ちもあって相性は良い

■総評
前走は久々の重賞制覇で勢いはある
広げるなら買うが絞るなら見で













【シャフリヤール】

◇短評
海外帰りのダービー馬
日本でもコンビを組むのはC・デムーロ騎手

◆不安材料
休み明けの成績は良くなくて秋の最大目標はJC
海外帰りで精神面でも良くない影響がありそう
ドバイSCは56.5キロで58キロでは前走負けていて3歳馬相手に2キロ差は響く
ベストの距離は2400Mで2000Mは初で少し短い印象がある
秋天のサンデー系は不振気味でパンパンの良馬場向き

★買い材料
JCは不利がありながら3着に来ていてドバイも勝っているので実力は十分
1800Mは一応破格の時計を持っているので2000Mの時計勝負でも対応出来る
東京は得意で最後は切れるので人気馬をマーク出来ればいい所までいける
追い切りもやりすぎず良い状態に持ってこれている
鞍上も継続騎乗で追い切りでコンタクトも取れている

■総評
実力は申し分ないがここは本気で狙っているかと言ったら疑問
叩きだと思われて人気を落とすなら買い人気するなら抑え













【ジオグリフ】

◇短評
皐月賞馬逆襲の秋
古馬相手にその末脚を証明するのか

◆不安材料
ノド鳴り持ちでその影響がもっと出る可能性がある
ドレフォン産駒で仕上がりが早いタイプだったので春から成長はしていない可能性があるが母系にはノーザンテーストがいるので微妙なところ
持ち時計はないので時計勝負になったら対応出来るかどうか
春の頃は2000Mをこなせていたがノド鳴りの影響もあって微妙かも

★買い材料
皐月賞で勝ち切っているのでGIの壁を破っている
斤量も56キロで有利で3歳馬では恐らく一番人気しないので気楽に乗れる
出脚はあるので人気馬の中では一番良いポジションを取れる
秋天後はべストな条件もないのでここがメイチ
追い切りも圧巻で引っ張るくらい手応えが良いので状態は春の頃と同じくらいまで来ている
ダービーは距離も長く敗因が明確で仕上げた2000Mならここでも勝負になる

■総評
3歳世代の中でも屈指の実力でメイチなら勝負になる
ここは狙っていきたい1頭













【ジャックドール】

◇短評
札幌記念は控えてしっかり勝ち切る
もうGIの舞台では負けられない

◆不安材料
デビュー以来初の58キロで大阪杯の時も2番人気で常にマークが厳しく今回も恐らく人気でマークが厳しくなると思うので簡単な競馬は出来ない
一気に切れるタイプの脚質ではないのでセーフティーリードがないと上位勢に簡単に差される
追い切りの反応が少し物足りなくて状態は前走から一枚落ちる

★買い材料
前走で控える競馬を覚えて勝ち切ったのはかなりの収穫だった
デビュー以来2000Mしか使っていない2000Mのスペシャリスト
左回りで着外になったのは3歳春でまだ完成前だった頃で3歳秋からは左回りでは無敗で明らかにパフォーマンスは高い
持ち時計もメンバートップで時計勝負に持ち込めたら強い競馬が出来る
血統もモーリス産駒でスクリーンヒーローなので東京は走る血統

■総評
今回は逃げ馬もいて一番良い位置に入れると思う
人気するならあまり買いたくないが今回は買わざる負えない状況











【ダノンベルーガ】

◇短評
ダービーは1番人気に支持されるも4着に敗れる
春の悔しさを秋の盾にぶつける

◆不安材料
デビュー2戦は小頭数で馬群を捌く必要がなかったがGI2戦はフルゲートで馬群を捌く時に脚を使って最後伸びあぐねていた
元々はステップに神戸新聞杯を使う予定だったが病気で使えなかった
外側に人気馬が固まっていてジオグリフが隣にいるので皐月賞のように内に閉じ込められる可能性がある
デビューが遅いハーツクライ産駒なので完成するのはまだ先
他の3歳有力馬に比べて母系の力が弱いので底力はない
追い切りの反応はそこまで良くないので状態は微妙

★買い材料
ダービーは一週間前に負荷をかけすぎて馬体がガレていたが今回は休み明けで馬体はふっくらしている
ハーツクライ産駒で東京2000Mはベストな舞台
前走1番人気だったので今回少し人気を落とすのは良い
キャリアはまだ浅いので更にパフォーマンスを上げてもおかしくない

総評
結局はGIで3着以内に入れていないので詰めが甘い
枠順もかなり厳しいので評価は高く出来ない













【ノースブリッジ】

◇短評
毎日王冠は出遅れて最後伸びるも5着
父のように勝つことは出来るのか

◆不安材料
前走出遅れたので今回も出遅れる可能性がある
同型が多くてハナは切れないのでポジションは悪くなる
切れ味もなくて持ち時計もないので時計勝負になると分が悪い
相手関係もGIIIの頃に比べてかなり厳しいので現状では足りない

★買い材料
前走出遅れたが5着まで伸びてきているので成長はしている
東京2000Mは2勝で一番相性が良い舞台
毎日王冠からのローテは一番王道で合っている

■総評
前走も出遅れたが今回も確実にスタートを決めれるとは限らない
もう少し内枠なら抑えたが今回は見でいい













【バビット】

◇短評
久々の前走は見せ場を見せる4着
逃げ宣言で暴れまくる

◆不安材料
東京初コースでワンターンよりも4つコーナーを回る方が向いている
今回は逃げ宣言でパンサラッサもいるのでかなり飛ばすと思う
GIでは通用したことがないので現状も厳しいのに変わりない
時計勝負になってくるはかなり厳しい戦いになる
オールカマー組の成績もあまり良くない

★買い材料
テンの速さはジャックドール以外の逃げ馬では一番速くて枠も外を引いたので内を見ながらハナを切れる
前走は馬体重も増えていて一回叩いて状態は上がっていると思う
ナカヤマフェスタ産駒で成長力があるので充実期に入っている

■総評
前走も簡単には垂れず粘っていたのは良かった
展開的に厳しい感じがするので今回は見で狙うのは有馬記念













【パンサラッサ】

◇短評
ドバイターフを逃げ切った猛者
府中でも逃げて逃げて逃げまくる

◆不安材料
近走はゲートも遅れ気味でテンのスピードも遅い
バビットよりも内枠を引いてしまったので先に行かれる
東京2000Mよりは中山2000M向きの馬で最初に飛ばして粘るタイプの逃げ馬なので時計勝負になると厳しい
ドバイターフも正直メンバーレベルは微妙で今回は相手強化

★買い材料
距離は合っているので上手くハナを切れれば
身体的にも充実期に入っていると思う

■総評
今回は同型も多くコースも向かない
ここは見で良いと思う













【ポタジェ】

◇短評
毎日王冠は見せ場なく6着
春の中距離王者が秋の王者も狙う

◆不安材料
大阪杯の時は最高の状態で展開がドはまりした感じで今は追い切りも攻めきれずに状態はいまひとつ
ローテは去年と同じだが去年も上位には歯が立たなかったので今年も厳しい
直線の長い東京よりは4つコーナーを回るコースの方が向いている
GIの58キロでは結果を残せていない
夏バテの影響がまだ少し残っている

買い材料
2000Mは【5.4.1.2】で完全に2000Mのスペシャリスト
今回は3枠4番で内枠の偶数番で良い枠を引いた
時計もそこそこ持っているので内で脚を溜められれば

■総評
正直今の状態では勝ち負けは厳しい
枠は凄く良いので紐まで













【マリアエレーナ】

短評
小倉記念は5馬身差の圧勝劇
リアルダビスタの血統が魅せる

◆不安材料
斤量は初の56キロで馬体も小さいのでパフォーマンスに影響するかも
初の関東輸送で初の東京は精神面や状態面に影響する
初GIで強い牡馬相手にまともな競馬が出来るのか
小倉記念からのローテはあまりなく少し間隔は微妙

★買い材料
最内を引けたのでスタートを決めれば脚をじっくり溜められる
持ち時計はメンバー上位で先行出来るので時計勝負ならチャンスあり
常に上がりも上位で切れる脚は使える
クロフネ産駒で血統的には少しアエロリットと似ている部分がある
松山騎手騎乗時は4戦3勝で手が合っている
2000Mは【3.2.1.0】で着外を外したことがないのでベストな距離

■総評
不安要素は多いが人気もしないので買える
最内からじっとしてれば自然とチャンスは回ってくる













【ユーバーレーベン】

◇短評
昨年のオークス馬
得意の東京で逆転なるか

◆不安材料
近走は明らかに不振気味で調子が上がっていない
基本的には追走が出来ないので今回はハイペース予想なので更に追走は厳しくなる
使って良くなるタイプで少し間隔が空きすぎかもしれない
ベストは2400Mだと思うので距離は少し短い
混合戦では結果を残せていない

★買い材料
一応オークス勝ち馬で去年のJCも6着まで来ているので能力はある
今回は大幅に人気を落とすので展開次第では突っ込んでくるかも
ハイペースで後方待機で最後だけ脚を使えばひょっとして

■総評
基本的に競馬が終わってから追い込んでくる馬
物凄く人気を落とすならちょっとだけ買うけど基本的には見













【レッドガラン】

◇短評
今年重賞2勝の馬主孝行
次はGIで荒稼ぎするか

不安材料
7歳馬で初GI挑戦で近2走はメンバーレベルが上がってやられているので今回はもっと相手強化で通用しない
58キロでGIを戦ってきた馬たちに対抗出来るとは思えない
基本的には右回りの方が得意で今回は輸送もある
ロベルト系で重いので今の東京は合わない

★買い材料
今回は横山和生騎手に乗り替わりで思い切って先行するかも
持ち時計はそこそこあって長く良い脚を使えるので4角先頭になれば
並んだ時の勝負根性はかなりある

■総評
さすがに年齢的にも今回は厳しい
ここは来られたらしょうがないと思う










まとめ

今回の枠順は有力馬が固まる形になった。ハナを切るのはパンサラッサはバビットのどちらか。枠と近走のゲートを見るとバビットの方が優勢だと思うが、パンサラッサは無理に行くので譲って番手を取る可能性もある。3番手にジャックドールがいてその後ろにマリアエレーナ、ノースブリッジ、ポタジェ?がいる。中団にジオグリフ、シャフリヤール、カラテ、レッドガラン、アブレイズがいて後方にイクイノックス、ダノンベルーガ遅れてユーバーレーベン、カデナの隊列になると思う。1000M通過は57秒前半くらいだと思う。最終的な決着タイムは1分57秒前半もしかすると56秒台が出るかもしれない。直線に向いたらあっさりジャックドールが先頭に代わって、マリアエレーナがこれを交わせるのか?もし交わせなかったらかなりジャックドールは粘ると思う。それでもある程度追走出来ていればイクイノックス、ジオグリフ、シャフリヤール、ダノンベルーガが伸びてくると思う。3歳世代と古馬の能力差だがセリフォスが安田記念で差のない4着で、富士Sはソウルラッシュに余裕の勝利、そのセリフォスに勝っているドウデュースと互角なのが今回出てくる3歳勢。しかも今回は古馬と2キロ差もあるので十分戦える舞台は揃っている。ジャックドールは左回りの2000Mなら止まらない可能性があるが、今回はGIで人気も背負ってマークされる立場なのでジョッキーも馬もプレッシャーはかなりあると思う。イクイノックスは春2冠とも大外枠からの競馬で決していい環境ではなかった。それでいて2着まで地力で来ているので能力は相当なモノと見るので今回は買う。あとはダノンベルーガを見ながら競馬が出来て2000Mがベストのジオグリフ、東京得意で状態も良いシャフリヤールが本線かな。ダノンベルーガは有力馬で一番内枠で最悪な枠に入ったと思うのでそこまで買わない。ジャックドールは左回りならGIでもいい勝負なると思うので2.3着に買う。穴は絶好枠を引いたマリアエレーナとカラテとポタジェまで。

  • 天皇賞秋推奨馬はイクイノックス ジオグリフ

  • 穴推奨馬はマリアエレーナ


最後までありがとうございました。
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