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【沖縄】スパイスカレーパルミラ コザ一番街のカレー屋さん

こんにちは! チョコおたくでお馴染みのカデカワです。今回は地元の沖縄市にあたらしく出来た、すてきなカレー屋さんをご紹介します。

スパイスカレーパルミラ


「スパイスカレーパルミラ」は2018年11月23日に、沖縄市のコザと呼ばれる地域にオープンしました。一番街(いちばんがい)という商店街と隣接した通りにあります。店名の「パルミラ」は、お店のある通りの名前「パルミラ通り」から。ちなみに、パルミラというのはシリアの古代遺跡、ローマ帝国時代の都市になります。なにゆえ通りにこの名がつけられたのかは謎であります。

お店のようす

こんな感じ。白を基調にしています。

内装はすべて自分たちで作られたとのこと。古い建物で天井がとても低かったため、天井を抜くところから始めたそうです。

入口付近の壁の穴が気になって店主の高木さんにお尋ねすると、これはもともと空いていた穴を、敢えて残したものだとか。なかには今村能章(いまむら・よしあき)さんの陶器を飾られています。

「すべてを作り変えることをせず、残せるものを残しておきたかったんです。昔栄えていたこの辺りの場所の再活性化について考えたときに、建物へのリスペクトがありました。なんでもかんでも新しくしてしまえばいい、といものでもないかなと」
と、店主の高木さん。この壁の穴に、街の歴史へのリスペクトが現れていたんですね。

パルミラのカレー

パルミラでは昼から夜まで、カレーの2種盛りをメインに提供しています。常時5種類のカレーが用意されており(売り切れになることもあります)、うち2種類は日替わりになっています。

この日はレギュラーメニューから「ポークキーマカレ」、日替わりメニューから「カリフラワーとじゃがいものトマトココナッツカレー」をチョイス。トッピングに玉子を追加するのもおすすめです。

パルミラでは、ヴィーガンのかたでも食べられる、肉・乳製品不使用のカレーも揃えています。店主の高木さんは、ヴィーガンでこそないものの「もともと野菜料理がすごく好き」でヴィーガン料理も食べに行くことがあったそう。

ハンバーガーなど、お肉を使用しないと満足感が不足しがちな料理と比べ、カレーなら自然な味わいでヴィーガン料理にもトライできると考えたのだといいます。ヴィーガンの方にはもちろん、ヴィーガンでない方にも美味しく食べてもらえるヴィーガンカレーを目指しています。

どうしてカレー屋さんを開いたのか?

「カレーが好きになったのは、沖縄に来てから。沖縄にはインドのかたがやっているカレー屋さんが沢山あったこと、気候的にスパイシーなものを身体が求めるようになったことが大きいと思います」

これまで色々な料理を経験してきたけれど、カレー屋さんを始めようとおもったのはここ数年のことだった、と語ります。

「インドの方の作るインドカレーには勝てないなと思い、日本人だからできる発想でカレーを作っていくことにしました。たとえば、出汁という概念は日本独自のもの。昆布出汁をカレーに使ってみたり、醤油を隠し味にしてみたり。ナンバーワンよりオンリーワンを目指せばいいんだなって」

たしかに、パルミラのカレーを食べると、どこかに新しい味を感じます。いままで食べたことのあるカレーとも共通点がありながら、どれもちょっとずつオリジナリティが出ている。お店に通いたくなる魅力は、その味わいにあるのかもしれません。

さいごに。ふらっと食べに寄っただけなのに「取材してくださいよ〜」といって気軽に受け答えをしてくださった高木ご夫妻。ほんとうにありがとうございます!

おまけ コザという街

スパイスカレーパルミラは、コザという沖縄の中でもカオスな地域にあります。なにがカオスかというのは説明しづらいのですが、外国の方のお店が多く異国感があったり、「音楽の街」と銘打っているように小さなミュージックハウスやライブハウスが点在していたり、今回ご紹介するようなおいしいお店がいつのまにかオープンしていたりするような場所です。観光地ではありませんが、那覇の国際通りにはもう飽きたぜ! ドープな沖縄を見せろ! というかたにおすすめします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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