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鳥肌鶏皮と古本

秋寒く

鳥肌立った腕を見て

鶏皮好きな

あなたを想う


半袖でバルコニーへ出た際に浮かんだ言葉である
何となく俵万智さんのサラダ記念日を思い出した
平成生まれの方はご存じないかもしれない
1987年にベストセラーとなった歌集

といってもすっかり読んだわけではなく
いや、読んだかもしれないがあまりよく覚えていないのでサラダ記念日で検索したら
作品集の中の代表作がいくつか出てきた

その中のひとつが
2年ほど前のある冬の日私が強く感じた気持ちをそのまま短歌にした様な歌で
俵万智さん凄いと思い
メルカリでサラダ記念日を購入した
今週中にくるかしら
楽しみ

共感にお金を使うというやつの分かりやすい例だ

さらに物凄く気に入ったら
俵万智さん感動をありがとうと新刊を買おう

古本は直接著者にお金が入らないけれど気軽に作品に触れられる点ではとても良い
それをとっかかりにファンになれば最新作が出た日にはすぐ手に取るだろう

私が2004年に出したモノクロ写真集「消えてゆく」
今Amazonで探したら中古で4冊出ていた

随分前に見たらもっと沢山、価格も千円くらいから1万円近いものもあり面白いと思った

どなたかが買って下さったのか
これ売れないから処分しようと販売をやめたか価格を下げたか


戻って鶏皮について
私はカリッとなるまで焼いた物が好きだけれど
幼い頃は祖母がよく作ってくれた骨つき唐揚げの皮の部分が好きでブヨブヨジュワッとしたそこだけを大人達から貰って食べていた

今はそこは食べなくても良い
ケンタッキーフライドチキンの皮も半分位が良い
丸鶏を焼いた時のパリパリ皮は好きだけれど娘達に譲るので久しく食べていない

そして嗜好が変わったのはいつからだったのかさっぱり思いだせない


どんな鶏皮でも好きな長女と
ブヨブヨ鶏皮は嫌いな次女

鶏皮好きな人と嫌いな人
どれくらいの割合だろう

と鶏皮の事を考えながらの今晩のご飯は

豚鍋だった


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