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カンファレンスイベント立ち上げ時の企画の考え方をまとめてみた。

皆さん こんにちは。

今回はカンファレンスイベント企画の考え方、思考法をここにアウトプットしておこうと思います。これから数回に分けて書いていきたいと思います。

企画設計時の思考法と記載していますが、そこまで大それたものではなく、基本だと思うことを例を交えてまとめています。あくまで、やる!となった時に考えることです。「やった方がいい?どう?」っていう状態であればまた別の考え方もあります。

カンファレンスを一から作り上げるときのまず初歩ですが、これは皆さんもご存じの通り、

①このイベントって誰に向けてやるの?(対象選定)
②どうなったらいいの?(行動変容の設計)
③そのために何を伝えたらいいの?(コンテンツ計画)

をまずまとめます。

①対象選定時のポイント

最初のポイントですが、対象選定の粒度が粗くなる傾向がありますのでそこを気を付けています。

「○○部門の担当者レベルの人」という粒度だと企画担当者や社内スタッフそれぞれが想像する人が違ってくることがでてきます。(というかターゲティングではなく、セグメントで終わってる)

なので、『過去にこんなサービスを使ってくれた「○○さん」みたいな人』というところまで落とし込むようにしてます。さらに状態の設定で、現場の担当で「○○」の課題を持ってて部署には○○人くらい同僚とか部下がいる人!というところまで設定できるといいですね。そうすれば、あとで企画がブレにくくなります。

②行動変容の設計

①の誰がどう行動してくれたら成功か、ということを設定します。

①の人が一人で会場に来て、ステージコンテンツを聴講してくれた結果、現場にて案件相談をしてくれた!とか、
①の人が上司と会場に来て、営業とご対面し後押ししてくれた!とか、
もしくは、常にうちの発信に対してメール開封したり別イベントに参加してくれるようになった!など、そういったものです。


これはマーケティング上、どの状態なのか(ファネルとして考えた場合に認知フェーズなのか、自分ゴト化フェーズなのか)によってやり方、行動変容の設計も変わってきますので各企業ごとに様々です。


③コンテンツの計画

ここまで設定できると、次は③です。
ここは事前から当日までのココロの変化をイメージしながらコンテンツを設計していきます。その上で②の行動変容に移行してもらう、そういったイメージでのアプローチが必要です。

例えばということで前提条件として具体例を出してみます。


①「マーケティング=広告宣伝・販売促進」と思っている方(経営者)
マーケティングを自社の機能のど真ん中に上げてもらい、実際に企業が生き残るための変化をスタートさせてほしい。そのための自社のサービスを活用してほしい。

という設定をしたとする。

そうなると③のコンテンツは、
マーケティングの認識の変化、それを実践している事例による後押し、どこから手を付ければいいのかを指南、その時のサービスはなにか?を伝えていく、という流れで設計します。

より具体的なイメージで書くと、

最初のセッションで、
「マーケティング=経営の機能のど真ん中だ!」という宣言をし、概念を伝える。

(受け手)
何言ってんだ?具体的にどういうことだよ?

次のセッションで、
「実際にそれを実践している企業からの事例を紹介」し、マーケティングを経営に引き上げるとこんな効果があることの具体的イメージを醸成。また、これからそうなりそうだ!という気運を高めて感じてもらう。

(受け手)
なるほどね。確かにやっている企業も出てきているし、あり得るな。でも、どこから手を付けるのがいいのか。

その次のセッションで、
「そのマーケティングを実践していくために必要なこと」自社ブランド・文化の見直し、組織の変革、ライブとデジタルの活用をそれぞれに伝える。

(受け手)
ブランド・文化の見直しを聞いて、「今一度自分の会社の文化とかブランドって顧客思考になっていたっけ。」
組織の変革という内容で「確かに、そもそも組織としてマーケティング先行型にならないとアカンな。一人ひとりの行動から変化するものだし、」
ライブとデジタルの活用で「これをどうやって伝えていくのか、ライブで発信している内容とデジタルで発信している内容はちゃんと自社のオモイが反映できているのかな?」


そして、最後のセッションで、
「これからの時代はマーケティングは経営の最高の機能として、経営のど真ん中に置かなければなりません。そのために、これから変わっていくのです。
ここにいる皆さんが一歩ずつ変えていくことが大きな変化につながります。ぜひ一緒にやっていきましょう!」と応援する。何かサポートができるのであればそこはここで伝える。

(受け手)
やらないと!そのために、もう少し詳しく話をきかせてほしいな。

という形でイメージができると懇親会でスタッフと名刺交換になるイメージができ、さらにそこで話される内容もイメージがしやすくなるので、ここまで作れると第1フェーズは終了です。ここまでやってから具体的に講演者、会場や協賛、集客とかの設計に移っていきます。

そこの内容についてもほぼ同時で考えていく形になりますが、その辺りはまた別でまとめます。

今回は、

①このイベントって誰に向けてやるの?(対象選定)
②どうなったらいいの?(行動変容の設計)
③そのために何を伝えたらいいの?(コンテンツ計画)

についての考えをまとめてみました。

今回は以上です!

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