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チームのやる気と生産性を上げたいから、OKRを実践してみた。

こんにちは。

今、私が統率しているマーケティングチームは非常に多種多様な人材が揃っています。

・営業出身での戦略を作ることが結構好きな私
・新卒からすぐにマーケティング部にきた統計好きな人
・イベントのセミナーなどを長年、事務局として受け持ちデジタルの運用についての知識が非常に豊富な人
・土日はクラフトビールの醸造をして、平日に数日間、私たちと働くいわゆる”副業”している人


そして、この度、元々はイベント制作関連会社にいらして、「英語を生かした仕事、営業活動をしたい」という事で私たちと共に働く事になった中途採用の人も所属してもらう事になりました。

非常に多様な人材に溢れて毎日新しい発見がある半面、営業の頃のやり方が染み付いているボクにとってはチームをどう導いていくといいのだろうか、と思い悩んでいました。

簡単にいうと、営業時代は「数字の意識を高めつつ、クライアントサービス向上を目指す、結果取引額が増える、仕事のやり方など詳細は任せる!」という形でやっておりました。それで実際、成果が出ていることもあり、なんとかなっていたというのが事実でしょう。(周りの人たちがかなり優秀だったのだと思います。)

しかしながら、営業ではなく、マーケティングという役割に変わったときに、少し困った事になりました。

私たちの役割は、社外の方々が私たちをマーケティング支援カンパニーと認識してもらい、社内の方々はそのマーケティングの支援ができるようになっている状態を作ることです。

その結果として、問い合わせが今までとは違った形で出てくる、そんなことを期待されてスタートしています。

非常に定性的な、それでいて定量化しておかなければ、検証できない、そんなような感じながらも半期過ごしてしまいました。

その間も、社内からはあれをやったほうがいい、これをやってくれ!という声、経営トップからはあれはどうなっている?、システム導入に際して社内へのインプットをするなどなど、の四方八方からの要求に全て対応していく分、私たちが1年間進みたい目標に近づいているのか、うまく進んでいるのかどうか、という点について非常に懐疑的になっていたのがちょうど3月頃でした。間違いなくうまくいってない!と思いながら、日々の業務にうまく落とせていない、でも捌かなければならない仕事をやり続けるという負のスパイラルでした。

マーケティングの仕事は、中長期的な視点で物事考えつつ、短期的な所の作業をこなしていくという動きをします。経営に直結する機能であるマーケティングは「戦略立てー戦術立案ー実行」というファクターに対してそれぞれの検証可能なアプローチを考えます。そのアプローチに対して「できた、できていない」の事実を捉えて課題セットをしていくということをしなければなりません。

リーダーとして、そこを実行したかったが、やらないことを決められず、短期的な作業をこなしていく日々、このままでは成果が出せない!と思いたち、チーム員に権限委譲をしていきながら、成功へ導くための手法を探していたのがここ数ヶ月の話でした。

そこで読んだのが、「OKR」の本です。


実は12月頃に一度、知り合いから教えてもらっていた言葉ではあって最近のスタートアップの知り合いも「導入しているよー!」という声もあり、チームでもやってみたいと思い、まずは本を読んでインプットをしてみました。ほんの中身は小説仕立てで非常に読みやすく、スッと入ってきました。

特に僕が気に入った内容として、

・自分の、チームの「Moon Shot」をObjectiveに設定すること
・毎月と毎週のゴールを設定すること
・3ヶ月後のゴールに直結しているかどうかをみんなで考え、決めること
・できなかったことを追求するよりもできたことをほめ合いつつ、補完し合うこと

でした。

早速やってみよう!ということで、チーム員に特徴だけを伝えて、導入してみたのです。

「初めはどうせ失敗する!」って本にも書いてあるので、「まあ、やってみますか!」とみんなも賛同してくれて、進み始めました。

結果として、

5月頭からスタートした活動の中で、特に僕がチームリーダーとして実感していることは出てきました。

・自分がやっていることがゴールに向かっている実感
・チーム全員がそこに向かって実行している
・毎週、拍手をしてお互いにほめあうことで前向きなチームになってきている

5月末のタイミングでここまでいきたいよね!ということに対して3つの目標がどれもクリアできたという事実と、ここまで行ったね!という実感がチーム共通の意識の中に根付きやすいなぁと感じています。

さらに、KPIとは違った設定の仕方、つまり「Moon Shot」なんで、「5割くらいできたらすごいじゃん!」と思えることにも起因していると思います。

完璧でなくてもチャレンジできたのであれば失敗しても大丈夫、そこから何を学んで改善していくかを測ってみよう!と精神的な部分で前向きになります。

これは非常にいい傾向であり、これが成果に結びつくようにできればいいサイクルを作れると確信しました。

まずは、やってみる!ということに社内のアクセプタンスを取れたことも相まって少しずつ成果に結びついてきているのではないか、と思えるようになりました。あとは結果を出すだけ。

チーム全員で、うまいビールで乾杯できるようになるまで!走り続けます。


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