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まだ名前のない無数の想い

将来の希望を抱くと同時に、漠然とした不安を人間は抱えているものだと思う。これは、人間としては普通の反応で、危機感というものを覚えない生物は生き残れないという大自然の掟の通り、基本的な人間の感覚は危険に敏感だと思う。

だがしかし、たまに自分の将来の不安を政府や所属している会社や周りの人達がなんとか解消してくれる、本来自分だけのものである「将来」を他者が作ってくれると本気で考えている、極一部(だと思う)の人達がいる。
これははっきり言って、飼育されている家畜と同じ状態だといえる。餌を要求すれば、きちんともらえると思っているのは、ペットと変わらない心根で、そういう人達は、自立心が著しく欠けているといえる。

動物だって、本来は綺麗事が通用しない弱肉強食の世界を生きている。野生の動物は生きるために、なんでもする。天敵から隠れたり、逃げたりするのは生き延びるための処世術といえる。しかし、己自身を頼りに生きるという最低限のルールをわきまえている気はして、自然に対して文句を言うようなことはない、と思われる。(おそらく)
自分の将来の事なのに他者に大きく依存している人は、自分自身の将来は、自分自身にしか作れないという当たり前の認識を、持った方がいい。

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