見出し画像

経営者ハヤカワ五味の4年間と今見える未来

私が「ハヤカワ五味」なるものを知ったのは2014年(え?そんな大昔なの)。CAMPFIREでの「女子大生デザイナーハヤカワ五味による異次元ファッションショー@渋谷」のクラウドファンディングでした。当時、クラファンなんて一部の神がかった人にしかできないものだと思っていたこともあって、すごいな〜雲の上の人だな〜。ツイッターのフォロワーも多いしバケモノだな〜。でも怖そうだな〜って思っていました。

そのハヤカワ五味さんの記事を発見!「お!懐かしい!!」とともに私自身「ハヤカワ五味とはいかなるものだったのか」を腑に落として置きたいと思いました。自分用ではありますが、みなさんのお役に少しでも立つ様であれば幸甚です。

ハヤカワごみさんは1995年生まれ、現在23歳。18歳のときに課題解決型アパレルブランドを運営する株式会社ウツワを立ち上げ、「女子大生経営者」として注目されました。

この記事はライターさんが「経営の勉強をしていたわけでもなく、18歳で起業に踏み切ったのだから、傷だらけになりながら成長をしてきたはず。」と思って書かれたものだと言います。確かにどんな天才でも、経験も勉強もしたことないことを100点満点でパスできるはずがありませんもんね。

大学に入ってすぐのころかな、twitterで「胸が小さい人向けのブラがない」とつぶやいたら思いのほか反響があって。
試しに華奢な人用のランジェリーを手作りして写真をTwitterにアップしてみたら、問い合わせが殺到したんです。
それが「feast」の始まりでした。

大学生がツイッターを使いこなすのは今では当たり前ですが、当時に大学生がやっているマーケティングにはびっくりしたものです。

“法人化しないと自力では注文を受けきれない”

という状態になり、もともと起業したいとは思っていなかったけれども...というのがリアルな成り行きだったみたいですね。まさに最近お勉強した「やりたいことはあとからでいい」ですね。市場に求められることをしていると然るべきところへ流れ着くというわけです。

意外だったのは、「事業は順調でしたか?」という問いに対する「いいえ! まったく!!!」。

生産する工場が見つからなかったり、前金を求められたり、焦って生産した品物のクオリティが低かったり、それでもやり抜いた。起業家として残っている人の強さはここに集約されますよね。

「経営者はこうだ」「女子大生なんてどうせ」っていうバイアスをかけられて、実際に言ってないことを「言っている」と叩かれたり、思ってないことを「こう思ってる」と言われてしまったり。

そもそもうまくいくのが成功者だと思うことが甘ちゃん。みんな一様にうまくいかないんですよね、現実って。それをいかに乗り越えるかにしか人の違いはないわけです。

人と一緒に働くのって、難しいことだなと痛感しました。

大学で起業したために人に雇われるという経験がなかったハヤカワ五味さんがインターンにチャレンジしたエピソードがあります。

雇われてみたら、自分でもびっくりするくらい動けなかったんですよね!

ただ、ここで終わらないのがハヤカワ五味さんと自分との違いだなぁと感心させられました。

とにかくこの与えられた場所で成果を残して、今までの自分と何らかの決着をつけるしかない。

私ならとっとと逃げて、自分でもできる環境を探していますよ。多くの人はそうやって壮大な撤退戦を生涯続けるものです。

その後、ラフォーレ原宿に店舗を持つ、という夢を叶えたハヤカワ五味さんの今。

今は、事業の売却先を探しています。

世の中の価値観・文化がより良い方向へ向かっていくための、一助になること。この目標を達成するためには、経営よりもお客さんとのコミュニケーションや、商品のプロデュースに専念したほうがいいと確信していると言います。

最後にここまで走り続けたハヤカワ五味さんの頑張れる理由とは?

危機感があるからですね。
「私が動かないと、確実にバッドエンドに向かっていくな」って未来が見えたものに対して、立ち向かっているんです。
賢い女性って、表に出ないほうが稼げるし叩かれないしでお得なので、ますます女性のビジネス系インフルエンサー枠はガラ空きっていう…

なんだか意外な話がいろいろ聞けちゃうお得感のある記事でした。直接参考にできることは少ないですが、迷った時に思い出すと頑張れそうなフレーズをいくつか得られた様に思います。

今後のご活躍も楽しみです。

明日もがんばれる気がします。あなたが決めてください。