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「代理体験」の時代

箕輪編集室は、オンラインサロンであって「ファンクラブじゃない!」と言っている人がいた。たぶん、使っているそれぞれの単語の範囲が違うだけだと思いますが、「箕輪編集室はファンクラブでしょ!」って誰に聞かれても言います。説明しますね。

①「静」から「動」の時代へ
②箕輪編集室はなぜ継続率が90%以上なのか
③「代理体験」の時代

「静」から「動」の時代へ

落合陽一さんが2014年に言っていたこと。「最近発見したことがあるんですよ!動画って、動いているようで動いてないんですよ、オレたちは。」

例えば、映画。先日スターウォーズ最新作を劇場で見た来ましたよ。「長いな~」と思いつつも、オトナたちは会場を歩き回ったりはしませんよね?動画とは静的な「時間消費」なんです。

一気に話は飛びます。12月あたまに箕輪さんは、宇野さんのラジオに出演しました。私は箕輪編集室の密着映画撮影チームのヘルプで動画カメラマンとして現場入りしていました。その時に印象的だった宇野さんの言語化。

「本とは、イベントチケットである」という定義だよね。
CDが握手権のおまけになったから、書籍もイベントや体験の入り口になる。
「コミュニティの招待券」が箕輪厚介のやっていること

以前の私自身の投稿より引用しました。

テクノロジーの進化によって、テレビでアーティストを見たりCDをじっくり聞いてたものですが市場はライブを求めるようになっています。「体験することにしか意味がない」ことに気づき始めています。映像や音楽はコピーできるから。

受け手である私たちの方が「静」から「動」を求めるように変わってきているのです。箕輪編集室は「動」を提供する仕組みです。体験だけが人を動かす時代に、まさにニーズにマッチしたわけです。

箕輪編集室はなぜ継続率が90%以上なのか

箕輪編集室は、毎月1日に前の月末までに解約手続きをした人が反映される仕様になっています。なので、月をまたぐと会員数は減るのですが、その割合はいつも全体の10%以下です。誰かに月に5,000円支払うのにしては優秀な数字ではないでしょうか。

みんな、なぜそんなに続けているのか。不思議ではありませんか。

私が考える「オンラインサロン」の定義は、最初に入ったオンラインサロンを親と思うみたいなものでHIU(堀江貴文イノベーション大学校)そのものです。

実は箕輪編集室も、わざわざHIUを模して作った経緯があるくらいです。

私はHIUへ、「オンラインサロンとはなんぞや」を吸い取るために潜入しました。だから、オンラインサロンは「手段」であって「目的」ではなかったのです。だから、目的を達する見通しができたら継続する理由はないのです。(結局、修行は2年続くのですが)

では、箕輪編集室は、会員のみなさん1人1人にとってどういう存在なのでしょうか。


話は飛びます。

ホリエモンアイドル囲碁アイドル。アイドルというものの舞台裏側に関わらせていただくようになった2017年。ひとつの大きな学びがありました。

アイドルファンは、どっちかというと男ではなく女の子。

どういう意味かと言うと、アイドルのガチなファンのみなさんは男性的な欲求でアイドルを見ているのではなくて、むしろ同性のような視点から自分にはできないきらびやかな世界の体験をアイドルに託しているということです。

「代理体験」の時代

自分と直接関わりのない誰かを応援するということは、「代理体験」なんです。

「静的」なアイドルから「動的」なアイドルに時代が移り変わって、私たちはより自然に体験を消費するようになりました。CDを買う目的は、聞くことよりも握手会に参加することだったり。

「投票したら、本当にこいつ活躍するじゃん!」

テレビからYouTubeやSNSに影響力を持つ人の居場所が変わっていくのも、同じ現象です。画面の向こうで一方的に受け取るのではなく、いいね!したりコメントしたり視聴者が影響力を行使できることを私たちは欲しています。

これからSNS等で自分自身の名前を立てたり、コミュニティをビジネスに落とし込みたいと考えているなら、「代理体験」というキーワードを頭に入れておくと役に立ちそうです。


おわり

宇野さんの2014年の段階ですでに語っていた2017年の最先端。2018年は果たして・・・

明日もがんばれる気がします。あなたが決めてください。