『KING OF PRISM』私のプリズムショーベストテン

先日開催された『KING OF PRISM -Rose Party 2019-』にて、来年1月10日から『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』が全国劇場で上映されることが発表されました。

この作品は『KING OF PRISM』シリーズで発表されたプリズムショーの中からファンの投票によって10本を選出。それに加えて今年放送された『Shiny Seven Stars』ではシャインの介入により見ることが出来なかった一条シンの新作プリズムショーが映画館で見ることが出来る!という作品で、またしてもプリズムの煌めきにより寿命を伸ばされたわけですが、「ファン投票結果が発表される前に、私も『今まで発表されたプリズムショー』で最高だった奴を十本選ばなきゃ!」という気持ちがむくむくと湧き上がってきたので、頑張って選んでみました。

一位:pride -KING OF PRISM ver.- / 速水ヒロ

『KING OF PRISM』で一番やられたのは何だかんだでヒロ様の王位戴冠なんですよ。
『プリティーリズム・レインボーライブ』から速水ヒロをリアルタイムで追いかけてきた人間なので、「愛される『王子』であっても愛し導く『王』ではない」と思っていたヒロ様が仲間や後輩に支えられながらも、自分への期待を自覚した上で、それを背負う覚悟を見せる。
サビでコウジとカヅキ先輩がプリズム幻影が出てくるのも「もう速水ヒロは一人じゃないんだな」ということが分かってシビれましたし、その覚悟を認めた女神が王冠を授けるシーンとかはもう神話的映像ですね。王権神授、推せるわぁ。

TVシリーズを経ても「しばらく一位は揺るがないな」と思っているので、ここは手堅い感じでお願いします。

二位:ナナイロノチカイ! -Brilliant oath- / セプテントリオン

一位が「ここまでのプリズムショーをやられたら認めざるを得ない」という領域だとすれば、こちらはドラマとの連動性で上位に来る感じですね。
シャインの暴走によりプリズムの煌めきが失われる中、プリズムの煌めきを信じるプリズムスタァとファンの約束がこの世界に三度プリズムの煌めきを蘇らせる展開はやっぱり最高ですし、セプテントリオンが一人一人自分の言葉で誓いの言葉を口にするのは実質結婚じゃん!プリズム結婚じゃん!
「見ただけで結婚したことになる」という映像の暴力的な愛情に、初視聴時は「優勝!」という気持ちしかなかったですねー。

ところで二番も良すぎるんですよね、ナナイロノチカイ!。

三位:Orange Flamingo / 十王院カケル

見るだけで元気になる映像といえばこれしかないでしょう。
「曲名がOrange Flamingoなので、ステージコーデが『ONE PIECE』のドフラミンゴにしか見えない」という「玩具展開してるのはバンダイナムコだぞ!タカラトミーアーツに怒られるぞ!」というツッコミからの『プリパラ』から輸入されたサイリウムチェンジ! 天然ガス! 動物達が踊りだす!の映像の数々は自分の予想を遥かに超えていくものでありますし、吹き出した天然ガスが燃える様はなんか元気になりますね。
やっぱり爆発は気持ち良いよね……。最高だよね……。

四位:FREEDOM -THUNDER STORM ver.- / 仁科カヅキ

自身を再び鍛え上げ、自分が目指すものを再確認したカヅキ先輩の国立競技場改築工事は忘れられない、記録より記憶に残るプリズムショーでしょう。
破壊された会場に響き渡るアカペラ。大和アレクサンダーが破壊したものを利用してステージを組み上げるスクラップ&ビルドの精神と、「ガラクタでステージを組み上げろ」がようやく回収されたのも素晴らしいところの一つ。カヅキ先輩らしくて最高でした。
あと『魔神英雄伝ワタル』やら『魔動王グランゾート』やらのパロディがされていて、その全てに井内秀治さんへの敬愛が込められていたのも個人的には良かったです。

五位:虹色CROWN / Over The Rainbow

タツノコプロ制作のプリズムショーやライブはたまに「あっ、今はここまで出来るんだ」と上限値を更新することが年に一回ぐらいはあるんですが、「虹色CROWN」は「宙に浮かび上がる文字」という、これまではやってこなかった新しい表現が用いられていたので五位ぐらいに欲しいのでここに入れておきます。
これまではシンのプリズムショーぐらいでしか見られなかった青空の下でのパフォーマンスというのも良し。あと「映画なのにアンコールがある」という「意味がわからない」というしかない展開も最高でした。

六位:Twinkle☆Twinkle / 西園寺レオ

『Shiny Seven Stars』の個別回では西園寺レオ回が一番好きなんですが、プリズムショーベストテン的観点から言えば「レオきゅんを演じている永塚拓馬が凄い」という点から六位ですね。
全力なんですよ、このプリズムショーの永塚拓馬。「このプリズムショーで、家族に伝えたい気持ちを全部表現する」と言わんばかりに全力で。見ていて「なんか凄いぞ……」と感じてしまったぐらい。
なおそのへんの凄さはフルで聞くともっと強烈で、「どこからが演技で、どこからが永塚拓馬なのか」が分からないぐらい全力で「西園寺レオ!」って感じなので買ってください。

七位:百花繚乱 / 太刀花ユキノジョウ

第一章を見た時の事を思い返してみると、やはり二話の太刀花ユキノジョウが一番なんですが、あれは物語との癒着度が高すぎるので単品で考えるとまあ七位ぐらいかなぁと。
滅茶苦茶好きですけどね。連獅子までやるとか予想してなかったし。

八位:プラトニックソード / 一条シン(シャイン)

貴方は推しでも何でもない存在に呼吸することすら忘れるほどの衝撃を与えられた事があるか。
「プラトニックソード」をここにおいたのはそういうことです。
ついに京極尚彦と乙部善弘が観客の身体操作を行えるまで技術力を高めきったんですよ。

九位:survival dAnce ~no no cry more~ / 大和アレクサンダー

ディアマイ好きとしてKENSAKUの登場に勝てる気がしなかった。
あとストリート系のバトルをエンターテイメントへと昇華してみせたアレクは黒川冷の後継者として申し分ないなと思います。

十位:JOKER KISS! / 高田馬場ジョージ

『Shiny Seven Stars』で描かれた「PRISM 1」の最終的な勝者は高田馬場ジョージだったんですが、何だかんだで彼のプリズムショーが一位なのも納得というか。「二人で一人のプリズムスタァを作り上げていた」というのが良いんですよ。
ジョージ自身はお世辞にも人格者とは言えない性格ですけど「スタァの使命」を誠心誠意果たしていて、エィスはそんなジョージを知っているがゆえにフラストレーションを抱えていたわけですけど、自分に出来る事を全力でやろうとした結果があのプリズムショー……という図式がもう最高でしたね。
ただこの二人、CGではやってくれてないのでそのへんがこうもどかしいというか。どこかでやってくれないものか期待しております。

最後に

『KING OF PRISM』といえば総選挙なので「プリズムショーに特化したいつもの総集編映画」でも行ってくれることが嬉しいですね。
最終的な結果はまだ分かりませんが、どのプリズムショーが一番になるのでしょうか。
結果発表を楽しみにしています。


追伸。
ところで神浜コウジ単独のプリズムショーは……?

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。