2023年に触れてみてよかったもの

2023年は、昨年ぐらいまで経験値を積む事に徹していた出来事が芽吹き、様々なものの面白さに気づく事ができた一年だったかなと思います。
分かりやすいところで言えば競馬ですけど、それ以外にもライブや演劇の見方が変わってより楽しめるようになったりとか、周辺知識が充実したことで興味がない分野に触れた時でも面白さを手繰り寄せるような事ができるようになったりとか、そういうことが出来るようになって、楽しい一年を過ごすことが出来たかなと思います。色んなものに触れてみるのは大事なことですね。
そんな今年一年触れてきたものの中でも「これは特に良かったな」と思うものを書いておきます。

スクールアイドルミュージカル

今年は舞台を見る機会に恵まれて色々と楽しませてもらいました。
『ウマ娘』もよかったし、『かげきしょうじょ!!』も素晴らしかった。劇団☆新感線の『天號星』はアクションの密度が高くて楽しかったし、その他にも色々見ていたのですが、今年一番感銘を受けたのはラブライブ!シリーズの『スクールアイドルミュージカル』でしたね。
友人に激推しされて見に行ったのですが、「学校でアイドル」から始まった物語が「スクールアイドル」という概念を誕生させた瞬間のカタルシスは今でも色褪せることはありません。
ラブライブ!の根幹に兆すスクールアイドルの最初の物語。スクールアイドルを始めた者達の物語は、是非一度見てほしい!配信やソフト化はないけど、来年以降も再演されるみたいなので……!

アイカツ!ミュージックフェスタFINAL

アイカツ!シリーズ10周年を記念して開催された『アイカツ!ミュージックフェスタFINAL』は「シリーズファンとして絶対に見ておかないと行けない」と思わせる素晴らしいライブだったと思います。
何が良かったかって『FINAL』とついているものの、全然終わる気配が感じられないイベントだったこと。
これを見るまで「シリーズの終了」を意識せざるを得なくて、「好きなものが終わる瞬間を見るのは半身を奪われるより寂しい」という気持ちがあったのですが、全然終わる素振りを見せてくれないライブを見せられて、そういう気持ちも溶けてしまったんですよね。
寂しさの裏にある「細々とでも良いから続いてほしい」という本当の気持ちに気付かされたと言うか。実際その後もそんな感じで続いてるので良かったです。
何回か見直したいのでソフト化してほしいんですけど、どうなるのかなー!とか言ってたらソフト化決定してました。

楽しみですね。

ネオユニヴァースの育成シナリオ

今年一番熱心にやっていたものの一つが昨年一昨年に引き続き『ウマ娘』だったのですが、今年一番衝撃を受けたのはネオユニヴァースの育成シナリオでした。
もう何を書いてもネタバレになりそうなので詳細は伏せますが、「ウマ娘プリティーダービー」という作品の根幹に関わる部分に大きく踏み込み、新たな地平(ネオユニヴァース)の創造までやってしまっている。面白さが反則級なんですよね、ネオユニヴァースの育成シナリオ。
その他にも面白い育成シナリオのウマ娘は多かったと思いますが、諸々を含めると最強はこれです。ネオユニヴァースです。
星3交換券等がある人は是非一度読んでください!

リバティアイランド三冠

今年は世間的にもスポーツが大きな盛り上がりを見せる一年だったかなと思います。
男子バスケットボールが自力で五輪出場を決めたり、阪神タイガースがリーグ優勝と日本一を成し遂げたりと門外漢が見ていても本当に面白く、特にワールド・ベースボール・クラシックの「世界一となった瞬間に吠えた大谷翔平」は今年の顔と呼ぶに相応しいシーンだったと思うのですが、自分の領域では競馬が滅茶苦茶面白かった。こんなに面白い戦いが毎週繰り広げられて、本当にいいのか!?と思うぐらい熱いレースばかりで、馬券の勝ち負けに関係なく楽しませてもらいました。
その中でも特に良かったのは「リバティアイランドの三冠牝馬達成」でしょうか。
イクイノックスの世界最強を証明し続ける戦いや、武豊&ドウデュースの名コンビが勝利と共に復活を果たした有馬記念、ソールオリエンスとタスティエーラとドゥレッツァのクラシック三冠を分け合う姿や、パンサラッサの勇気ある大逃げなど見るべきものは多かったんですけど、「リバティアイランド三冠牝馬達成」はやっぱり「初めて見る三冠牝馬」なので、それを見ることが出来たのが本当に良かった。
リバティアイランドについては過去にも書いていますね。

桜花賞の「お嬢さん」の衝撃から注目し続けきたコンビがこれ以上ない強さを見せてくれたのは本当に嬉しかった。
ジャパンカップではイクイノックスに届きませんでしたが、それでも「三冠牝馬を達成したのはまぐれじゃない。リバティアイランドと川田将雅のコンビが強かったんだ」ということを証明してくれるかのようなレースだったので。来年も期待できるし、この敗北がお嬢さんを更に強くしてくれるんだと信じてます。
あとその流れでなんですが、今年の中山大障害のマイネルグロンのジョッキーカメラはオススメなので見ておいてください。

ポールプリンセス!!

今年見たアニメのCGライブで一番凄かったのは何か!と言われると、答えはもう一つしかない。
『ポールプリンセス!!』だ!

元々プリティーシリーズの頃からCGディレクターの乙部善弘さんの仕事が好きで、その乙部さんが「ポールダンスのアニメをやります」と聞いた時から楽しみにしていたんですけど、いざ開始してみると「凄い」しか出てこなくて。
ポールダンスみたいに「常時身体のどこかがポールに接している」という代物を破綻なく成立させてるだけで凄いのに、「アニメだからこそ出来るもの」で土台となっているポールダンス部分の際立たせてくるので本当に凄い。現時点では最高峰と言ってもいいかなと思います。
出来れば11月に公開した映画を見てほしいんですが、既に劇場公開終了している所も多いのでWEBアニメ版でも確認することをオススメしておきます。

その他のアレコレ

アニメだとやっぱり『BIRDY WING』が忘れられないです。
あんなに毎週面白いアニメはそうそうないですよ。運命によって出会い、運命に翻弄されながらも再戦を望む二人の少女達が、「私は私の人生を誰にも委ねたりなんかしない!」と足掻き続けて自分の理想の運命を掴み取るんだもの。反則級に面白かったです。
ライブだと今年のプリティーシリーズのライブは全部面白かったんですが、いつものウィンターライブは「面白くない瞬間が一秒もない」という当たり前のことが出来ている事に満足させられました。毎年行きたくなる理由はここにありましたね。
映画はまあ……色々見たし、読んだ本は三桁本ぐらいですが、趣味で触れたものは少ないので割愛します。賀東招二の新刊は面白かったです。

来年

来年はひとまず「プリティーシリーズの新作がTVシリーズと共に展開されること」と「川田将雅とリバティアイランドの古馬での戦い」が楽しみですね。
ゲームの方ではまずは『龍が如く8』と『グラブルリリンク』辺りが楽しみで、アニメはまあ流れでお願いします。『スナックバス江』は責任を感じてるので見ます。
大体そんな感じでしょうか。来年も今年と変わらない気がしますが、まあ面白いことがあればなにか書いていきたいですね。


プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。