キンプリ

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』開始直前特番でサンシャイン池崎の好感度が上がった

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の放送開始がいよいよ来週に迫った。
『KING OF PRISM』はこれまで「TVに先駆けて、映画館で放送予定の本編を三話ごとに公開する」や『ヒプノシスマイク』とのコラボなど3月から「第一話放送開始直後から全力で攻勢に出るための策」を多数展開していたわけだが、その策がどのような効果を生み、どのような実を宿すのかがようやく分かる日がついにやって来るのだ。
これまでシリーズを追いかけ、その動向について逐一チェックしてきた身としては「いよいよこの時が来たか。来てしまうのか……」という思いのみである。その果実がはちみつのように甘く、林檎のようにジューシーであることを祈るばかりであるが、そんな『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第一話放送を一週間後に控えた4月8日に開始直前特番として0話が放送された。

この番組は要約すると、ハライチの岩井勇気を司会に「初めての人にも『KING OF PRISM』を知ってもらおう!」という番組であり視聴するまでは全く期待していなかったのだが、いざ見てみると「『KING OF PRISMのことを全く何も知らない人間』として出演したサンシャイン池崎の好感度が上がり続けて計測不能になる」という「サンシャイン池崎のプレゼン番組か?」と思うような番組になっていたのだ!

そんなわけで今回は「この開始直前番組におけるサンシャイン池崎がどう凄かったのか」ということについて書いておく事とする。予想外の収穫にびっくりしたぜ!

ネガティブな事を言わない

この番組におけるサンシャイン池崎の役割は「何も知らない人間」だろう。
番組の流れとしては「『KING OF PRISM』の面白いところを見せる→サンシャイン池崎が疑問を投げかける→ファンがそれに回答する→サンシャイン池崎が反応を返す」が基本となっているのだが、サンシャイン池崎の凄いところは「ファンから何を返答されてもネガティブな事を言わない」のだ。
出された映像を見て「意味が分からない」とは言うものの、「理解不能なもの」として拒絶は絶対にしない。「どういうことなの……」と本気で困惑した表情を見せながらも、その後は「理解に努めようとする姿勢」を見せる。そして「面白そう」と思ったら素直に「面白そう」「既にハマりかけてます」と表現する。

このサンシャイン池崎の『KING OF PRISM』への向き合い方は本当に凄かった。
ネガティブな要素を一切ない。仕事とはいえ自分が全く知らないものをいきなり見せられているのにも関わらず、沸点の低いファンなら怒りそうなことすら一つも言っていない。番組全体で見ると「面白そう」などポジティブな事を言っている事の方が強く印象に残っているぐらいである。
「仕事だからネガティブな事は言えない」はあるのかもしれない。
しかし『KING OF PRISM』の映像を見て、ネガティブな事を言わない&拒絶しなかったことが重度のファンとしてはどうしても嬉しく感じてしまう。
おまけに一話を見て大絶賛である。
全く知らない人にもこの面白さが届いた!そして「見たい」と言ってくれた!
それだけで自分はとにかく嬉しかったし、その結果サンシャイン池崎の好感度が上がるのはもう仕方がないことだろう。

「そういうもの」として肯定的に飲み込んでいく

またサンシャイン池崎は『理解不能』と思っても「そういうもの」として飲み込み、『KING OF PRISM』を理解しようと真面目に取り組んでくれていたのも好感が持てる点だ。
『KING OF PRISM』はユーザーの想像力の遥か斜め上を行く映像の数々でファンを魅了してきたわけだが、その映像は何も知らずに見せた人間にとってはある種の劇物のようなものなので、「理解不能→拒絶」という人間にとっては「訳がわからない作品」として認識されてしまうところがあった。
サンシャイン池崎は「理解不能」を理解不能なままで楽しんでいるところがあり、あの映像の数々を「そういうものなんだ」としてひとまず飲み込んだ上でより深く理解しようと努めていた。
こういうところは本当に偉いと思うし、一人の人間として見習っていきたいなーと強く感じた次第である。

自分の想像力を『KING OF PRISM』に寄せていく

以上の二点は人間的な部分だが、芸人的な部分でもサンシャイン池崎は凄かった。
この番組におけるサンシャイン池崎の立ち位置は、前述したように「KING OF PRISMを何も知らない人間」ではある。しかし彼の本業はやりすぎなぐらい大仰な動きと外連味あふれる名乗り文句を売りとした「芸人」だ。
そんな芸人が自分の想像力を『KING OF PRISM』に寄せていくのは見応えがあってとても面白かった。
番組でも指摘されていたようにサンシャイン池崎の面白さは動きと外連味なので芸風としては似ている。しかし「似ている」にしても「自分の芸を押し出す」ではなく、主役である『KING OF PRISM』をアシストする方向で自分の芸を活かしていたのは凄かった。
かねてからバラエティ番組等で見かけるたびに「空気を読む能力に長けた人だな」とは思っていたが、今回は「ここまで出来るのか!」と驚かされた。
特に鋼鉄の6Pack-Core Wonder!!の下りは最高すぎたので、見る機会があれば確認して欲しい。


最後に

見るまでは「下手な事を言って地雷を踏み抜いてずっと叩かれるor毒にも薬にもならない退屈さ」というどちらかを想像していたのだが、まさか「サンシャイン池崎の好感度が上がる」という斜め上の展開を見せてくれるとは思わなかった。
これでこそ『KING OF PRISM』。まさしく0話に相応しい展開だと言えよう。
そして来週からは第一話の放送が始まる。
テレビ東京&テレビ愛知では毎週月曜 深夜1:35から、テレビ大阪では30分後の深夜2:05から放送開始である。
乗り遅れても大丈夫。dTVやあにてれなど配信も充実しているので、そちらで見ればいい。
「出来れば放送開始までに今までの作品も見たい!」という方もいるだろう。そんな方のためにエイベックスが期間限定で前ニ作が無料配信してくれた。是非チェックしてみてほしい。

それでは来週の『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第一話を見た後に会おう。ジャスティス!


プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。