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出雲のパワースポット、アトラクションみたいで楽しかった話

出雲(島根)といえば「縁結び」とか「パワースポット」だと思うのですが。わたしはこれまで、そういう旅に全然興味がなく。一度も訪れたことがなかったのでした。

ただ、仕事でお世話になっている方がいることもあって、去年の神在月(10月)に一度、出張を兼ねて訪ねてみたら想像以上にいいところ。今年2月、完全プライベートで再び訪れてみることにしました。

アトラクションみたいでおもしろかった〝パワースポット〟がたくさんあったので、紹介したいと思います。

◆沈むスピードは縁結びの速さ!? 八重垣神社

水に紙を浮かべて運勢を占うおみくじ、やったことありますか? 京都の貴船神社にもあります。普通におみくじ引くよりやっぱり楽しい笑。

八重垣神社も、そんな水に浮かべる「縁占い」のある神社です。

まず、本殿でお参りしたあと、社務所で占い用紙を求めます。100円です。

そこから徒歩3分ほどの「鏡の池」へ。静かに水の上に紙を浮かべます。おっ!白い文字が浮かび上がってくる!!
紙の上に10円または100円を静かに乗せ、あとは沈むのを待ちます。

15分以内に沈めば、早く縁結びが叶う。30分以上だと遅い。
自分から近くで沈めば近くの人と、遠くで沈めば遠くの人と縁があるとか。

「縁結びなんて~!」とか思ってたけど、仕事のご縁はほしい。

しかも紙を浮かべたら「すべての経験が幸運に通ず」って出てくる。
でも……それって「まぁ、悪いこともいい経験になるから幸運につながるよ!」ってことでは? つまり気の持ちようじゃないか…?

さて(10円よりもなんとなく重そうに感じた)100円を乗せたのに、占い紙は5分ぐらい経っても沈む気配なし。だんだん焦ってくる。

途中でイモリがあらわれ、近くにいた観光ガイドさんが「幸運ですよ!」って言っててうれしくなる。(ほんとか?半信半疑)

結局、そんなこんなしてたら10分ほどで沈みました。沈む瞬間を、思わず動画でおさめてキャッキャしてしまう。なんだこれ、楽しいぞ。

しかし、その最中、一番気になっていたのは隣のカップル……。
わたしたちが来る前から沈むのを待っていて、わたしの紙が沈んだあと「15分経っちゃったね…」と言っていた彼女………どうかあの二人がケンカになっていませんように………

◆願いが叶う?「叶い石」思わず手が出る値段設定

次は、玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)へ。

ここは、さわって祈れば、願いが叶うという「願い石」で有名なんだそう。

神社入り口では、600円で水晶入りの「叶い石」セットが買えます。この石を「願い石」にくっつけて願い事をして、持ち歩くと、願いが叶うんだって。ほんとかい!

しかしこの値段設定が秀逸じゃないですか。600円なら旅の面白さでついつい手が伸びちゃいますよね~。しかも石を入れる巾着も、ひとつひとつ柄や色が違ってかわいいの。

実は玉造神社の周辺には、昔、水晶のとれる山があって、弥生時代から勾玉や権力者のアクセサリーがたくさん作られていたんだって(翌日訪れた古代出雲歴史博物館にたくさん資料があって面白かった!)。

しかもわたしの水晶はサクラ色のハート型だった。これまで「パワースポット全然興味ない~」とか言ってたくせに、テンション上がってしまって苦笑する。笑

この石を、願い石に当てて、願い事をして、最後に本殿に願い事を書いた紙をおさめる……。

うーん。楽しい。アトラクション感、めっちゃあるぞ。
ただ、参拝のお作法が難しいので、しっかり付属の説明書を読んでからトライしましょう。笑

◆美肌まで祈願でなんとかしちゃう!?おしろい地蔵

美肌を祈願できるという「おしろい地蔵」のある「清厳寺」は、この願い石のある玉作湯神社から歩いてすぐ。セットで訪れてみてほしいです。

友人は絵馬もお守りも買い求めていた。真剣すぎる。笑

自分の肌で気になっているところ・治癒したいところにあわせて、おしろい地蔵に片栗粉的なものを塗ります。これが意外と難しい。友達は塗りたくりすぎて、逆にはがしてたっていうか……。笑

こういうお地蔵さん、誰が最初に考えたんだろうなぁ。

わたしは何かの宗教を信仰しているわけじゃないけど、こういうのは楽しんでしまうタイプ。きっと昔から、人の願いとか欲望なんて、たいして変わってないんじゃないのかなぁって思った。

◆もちろん外せない出雲大社 夜は荘厳

前回、出雲大社はお参りしてました。なので今回で2度目の参拝。

せっかくなので夜の出雲大社も訪れてみました。人が少なくて、荘厳な雰囲気。

何より星がたくさんきれいに見えて、みとれてしまいました。

翌日、また訪れてみたけど、今度はたくさんのウサギを見つけるのに友人とはまる。笑(ピーターラビットよりもかわいさ重視の像で、荘厳さとはほど遠い感じだけど…)

結局、いろんな願い事をしたのですが、それが成就するにはわたしがひとつひとつ頑張らないとね、と改めて思う出雲旅だったのでした。あー楽しかった!

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