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嬉しい誤算 足立美術館で橋本関雪さん大好きになった話

橋本関雪さんってご存じですか?

わたしは全然知らなかったんですけど、先日訪れた島根・出雲旅で大ファンになっちゃった日本の画家です。

有名な庭を見たいという友人の希望で訪れた足立美術館(島根県安来市)。もちろん庭園もステキだったけど、わたしが何よりほれぼれしたのは、偶然開かれていた橋本関雪さんの企画展!

関雪さん(1883~1945)は神戸市生まれ。大正・昭和期の京都画壇で活躍されました。

一番有名なのは、このワンコの絵だと思います。タイトルは「唐犬」。

わたしも美術の資料集だったかなんだったか、どこかで見たことがあった絵。ポスターにもなっていて、美術館に到着したときは「あ、この画家さんの企画展があるんだ~」ぐらいに思ってた。

目の前にすると「唐犬」は、両手を広げても届かないぐらいの屛風に描かれていて、想像していたより大きい。高さもわたしの身長ぐらいある。
でも描かれている犬の毛の1本1本、細部に至るまで繊細なタッチ。みとれてしまう。

関雪さんは動物が大好きで、自宅で犬やペルシャ猫や猿、さらには熊も飼っていたんだそう。
動物への愛があふれまくってる絵が続いて、どんどん引き込まれていきます。

いちばん「かわいい…!この絵、家に飾りたい…」と思ったのはイタチの絵。枯れ葉から秋のもの悲しさも伝わってくる。

そして関雪さんは動物の「毛」のモフモフ感を表現するのが本当に上手

このお猿さんのモフモフ感、やばくないですか…? 実物をぜひ見てほしい…!

妖艶な狐の絵も、色気があってステキだった。タイトルは「夏夕」。現実のものと思えない雰囲気の狐。

ほんとは展示の最後に飾られていた猫の絵がかわいくてかわいくて…「モフモフ……(もだえる)!!」だったんだけど、ネットを検索しても画像が出てこない…。涙
しかもミュージアムショップでも、その絵の絵ハガキは置いてなくて、泣く泣く別の絵ハガキを買いました…涙

帰って来てから調べたら、京都市に記念館があるんだ!知らなかった~。今度行ったら訪ねてみよう。

こういう偶然の出会いがあるから旅って面白いなぁと、改めて思う出雲旅行だったのでした。

↑こちら、出雲で手懐けたノラ猫。ちょっとツンデレでかわいかったなぁ

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