麻雀と人生(高校生まで編)

基本的に僕はブログでもtwitterでも個人的な話はしていない。が、ちょっと思い立ったので、自分と麻雀との付き合いについてを振り返ってみる。気が変わったら消す。

麻雀と出会ってからはかなり時間が経った。恐らく麻雀を覚えたのは5才頃だ。

僕は家庭の事情で祖父母と暮らしていた。貧乏で兄弟親戚もいなかった僕の遊び相手は大体祖父母だった。

祖母とのトランプ、祖父との将棋、そして祖父母との三人麻雀が小さいころの僕の遊びの多くを占めたように思う。というか将棋と麻雀に関してはどちらかというと祖父が暇だったから遊び相手として身近な僕に相手をやらせていたんだと思う。ちなみに三人麻雀は普通のルールではなくいわゆる東天紅と呼ばれるルールである。

というわけで小さい頃から家族麻雀をしていた。物心ついた頃にはもうやっていたので麻雀のルールが分からなかった記憶がないし、学校で初めて方角を教わったときはなぜ東南西北ではなく東西南北なんだろうと感じた。

しかし当たり前といえば当たり前だが当時は全然強くなかった。強い戦術もなにも分からないのでほとんど適当に打ってた。あがれれば嬉しいし放銃すれば悔しい(東天紅的に放銃は大して痛くない、というのも勿論わからない)ただ祖父も祖母もなぜかクソカンチャンに刺さると悔しがるので、ただただ悔しがらせようとして245から5を切ってリーチしたりしていた。

小学校に通うようになって僕の興味は将棋や麻雀ではなくサッカーやドッジボールやニンテンドー64に移っていった。定期的に祖父に将棋や麻雀に誘われたが若干めんどくさいなと思うようになっていった。幼稚園の頃は祖父に自分からやろうと誘う場合もあったが、小学校に入るともうそんなに興味はなかった。

中学校にあがるともう祖父に誘われても断るようになって、ほとんど麻雀からは離れていった。どちらかというと麻雀は時間がかかってテレビゲームしたりする時間を奪うので僕の中では嫌なものになっていった。

というわけでしばらく麻雀から離れていたが、高校生の頃にある転機が訪れる。といっても良い機会とかではなく、病気になって高校に通えなくなったのだ。病名は強迫性障害という。心の病だ。

強迫性障害は人によって様々な症状ケースがある。すごくわかりやすく単純にいうとひどく潔癖だったり、家を出た後に鍵閉めたっけ?ストーブ消したっけ?と不安になることがあると思うが、それが常に尋常ではないレベルで襲ってくる感じだ。

僕の場合は少しでも何かに触れると手を洗わずにはいられなくなったり、少しでも他者と関わったりどこかにいったりすると、自分が関わったせいで誰かを死なせたりしているのではないかという不安に襲われるというものであった。

たとえば自分が歩いていて蹴ってしまった小石が後に通る自転車を躓かせ、躓いた拍子に自転車に乗ってる人が道路に転んでしまい、そのまま後ろからきた自動車に引かれ殺されるのではないか、と思っていた。

なので自分が触れてしまったものはすべて元の位置に戻し、定位置にあることを何度も確認しないと恐怖で次に進めないので、余裕で通学が無理ゲーになった。もしこれをせずに進んでしまうと頭がパニックでどうにかなりそうになってしまう。そのうち通学どころか他者との関わり自体が普通に無理ゲーになった。

というわけで僕は事実上引きこもりになった。もはや何も触りたくないし外界と関わりたくないのでずっとヘッドホンだけしてベットで横になっているだけの日もあった。ただ、自分が極力他の物に触れず、また自分の物を誰かに触らせさえしなければそこそこ良いので、例えば自分の携帯電話を使うことはできた。

そこでオンライン麻雀のアプリで麻雀をするようになった。

これは誰でも通る道だと思っているので憚らずに言うが、麻雀にはそれはもう自信があった。僕は小さい頃から三人麻雀を打っているので、それが四人麻雀でも大して変わらないだろうから、自分は強いのである。そう思っていた。

しかしなんだか続けているうちに思っているより勝てないんじゃねと思ってきた。対局の積み重ねが成績として表れるがそれが勝ち組のそれではない気がする。もしかしてなにかまちがっているのかもしれない。

そのころ某SNSや某掲示板が流行っていたので、自分もそれを用いて麻雀関連について調べてみた。その中では、どう打つのが強いとか弱いとか、誰が強い弱いという情報がたくさんあった。自分はROMが多かったが、そういう情報をたくさん漁っていった。

情報は玉石混交でとても分かりにくかった。自分が強いというスタンスの人はすごく多いし、その打ち方は無い、と言い切る人も多い。何切るに対してその場の流れがあるのでなんとも言えないという答えがたくさんある時代だ。だれが本当に強くて正しいことを言っているのかなかなかわからなかった。

それでも自分の中でこの人はまちがいなく強いという人を絞り、その人の発言や戦術を追っていった。強い人の何切るや発言、時にはアプリで一緒に打ってもらって牌譜検討してもらったりした。

自分も少しずつ麻雀関係のコミュニティに入っていって(mizunoという名前ではない)そこでみんなと打っている時間は楽しくて余計なことを考えずに済んだ。

ちなみに自分が超強いと思っている人がいて、その方はなんと当時自分の戦術を記述しまとめあげていてくれていた。

知っている人は知っているだろう「麻雀の壁」と名付けられたそれは現在ではセオリーとなっているような戦術を当時から書いていて、ものすごく参考になった。

もし自分が一番影響を受けた戦術書(戦術書ではないが)を挙げるならこれだろうし、自分が一番影響を受けた(憧れただけだが)プレイヤーは著者だと思う。なお今でも読めるかは分からない。扉の文章がとてもかっこよかった。

それを読んで、なるほどと思い、その通り実行してみて、強くなった実感。道が開けたような気がした。この成功体験を得られたから麻雀にどんどんハマったのだとも思う。

なおこれを書いた方は今はプロ雀士として活動されている。僕は麻雀プロには疎い方だが、その方はずっと応援している。

という感じで携帯の中の世界は楽しかった。他の人と掲示板を使いながら打ったり、アプリ内でのランクを上げようと頑張ったりする時間はとてもよかった。そういう生活を続けるうちに、体調も少し良くなった。平常には遠いが、少し出歩いたりできるようになった。

そんなある日、僕は雀荘の門を叩いた。


思ったより長くなったので以降雀荘編はそのうち書く。かもしれない。


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mizuno

麻雀のことを書いていきます。
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