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復習問題⑳人件費管理⑧

復習問題⑲では14日の時点で人件費を分析した場合に

すでに手遅れ(笑)という状態になっておりました。

もっと早く、売上と人件費のバランスを検証して

対策を講じることが出来れば結果は違うものになっていたでしょう。

そこで使用するのが人時売上高と売上高人件費率です。

日々の売上と人件費を分析する事でいち早く問題点に気が付くことが出来ます。

復習問題⑲はこちらを参照してください。

多くのお店では売上予算、粗利率(売上総利益率)、労働分配率が決められていると思います。

これをお店で使いやすい人時売上高と売上高人件費率に変換します。

問題では
売上高予算・・・7,000千円
売上総利益率予算・・・60%
労働分配率・・・35%
となっています。

売上高予算7,000千円に売上総利益率予算60%を掛けると売上総利益が出ます。

7,000千円×60%(0.6)=4,200千円

売上総利益が4,200千円のうち、35%が人件費になるのが労働分配率です。

4,200千円×35%(0.35)=1,470千円

人件費予算は1,470千円です。

①これを売上高人件費率に直します。

売上高人件費率は人件費÷売上高で求めます。

1,470千円÷7,000千円=0.21

売上高人件費率は21%となります。

売上高人件費率は低ければ良く、高ければ悪くなります。

21%を超える日は悪く、売上が悪いか人件費を使いすぎている。

低くなる日が多くなるほど良くなります。

②人時売上高を出すには平均時給が必要になります。

今回は社員を含めた平均の時給は1,100円とします。

人時売上高は売上高÷総労働時間で求めます。

人件費予算1,470,000円を平均時給1,100円で割ると

労働時間予算が求められます。

1,470,000÷1,100=1,336.363636となり、

小数点1位を四捨五入なので1,336時間が労働時間の予算です。

売上高予算7,000千円(7,000,000)÷1,336時間=5239.5...

小数点1位を四捨五入なので5,240円が人時売上高予算になります。

人時売上高は高ければ良く、低くなると悪くなります。

1日の売上高が200千円で人件費が60時間なら人時売上高は3,333千円です。

予算よりも低いので悪い日となります。

毎日の人件費を計算していくのは難しいですが、

シフトを見れば労働時間は簡単に把握できます。

毎日の売上高と労働時間を累計していけば、現在がどのような状況にあるのかを常に把握できます。

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