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エレガントな”スリーピングシャツ”

ドレスシャツの本場南イタリアで習得した技法を用いて、地元尾州にて尾州で作られた生地を用いてシャツ作りをするAquellos Ojos Verdes BISHU(アケヨス オホス ヴェルデス 尾州)

こちらは生地替えで毎シーズン作られている定番のアイテム。
スリーピングシャツというミリタリーアイテムをエレガントに作ったら…というコンセプトのアケヨスらしいアイテムです。
寝巻きとして使われていたスリーピングシャツですので元々リラックスしたシルエットですが、本格ドレスシャツの仕立てにより、より快適な着心地と美しい佇まいを両立しています。
スリーピングシャツは今シーズン2生地出ていましたが、どちらも良い生地でしたので買い付けています。
同じ型ですが素材が違うと見え方も全く変わります。
こちらは今まで出た中で一番”スリーピングシャツ”らしいと感じました。



Aquellos Ojos Verdes BISHU / Silk nep gabardine Sleeping shirt
color :Pearl white , Autumn leaf
size : 03 , 04
material: Rayon 62% Silk 30% Linen 8%
price : ¥40,700(in tax)

素材は以前紹介した新型シャツ”Seagull"と同じ生地。
経糸に細番手のレーヨンのスパン糸を、緯糸にはネップ感の強いシルクの紬紡糸とリネンの混紡糸を並べたギャバジン素材になります。
短い繊維を撚り合わせたラフなシルクの紬糸による立体的な表情、リネンのラフさ、レーヨンの柔らかな光沢と肌触りの良さを感じられます。
これまで発表されたシルクネップ素材より柔らかな風合いになり、アンティークの洋服を連想させる特別感のある生地に仕上がっています。
スリーピングシャツの起源はわかりませんが、1900~20年代に将校用のスリーピングシャツがあったらこんな感じだったかもしれませんね。

ネップがありつつも柔らかく艶のある生地はカジュアル感と上質感のバランスが優れていると思います。
エレガントに振りすぎてなくて、普段のどんな格好に取り入れても馴染んでくれます。
いつも古着メインでコーデを組まれている方にもおすすめです。
23SS の物やこれから入ってくるもう一つのスリーピングシャツは”エレガント”なスリーピングシャツだと思います。
こちらはエレガントな”スリーピングシャツ”。
すごく感覚的で申し訳ないですが、見ていただければわかると思います。
決して派手ではありませんが、合わせやすく、それでいて上質です。

細かな仕様は前回と同様になります。

マニカスポタータと呼ばれる袖の後付け。
人体と同じように腕が前振りになります。
細かな運針。
惚れ惚れするほど丁寧です。
スリットと手縫いのガゼット。
尾州の"B"
後見頃ののダーツ

使用されているボタンは琵琶湖産の真珠貝から作られた物。
混じり気ある色味から30年以上加工されずに保管されていたヴィンテージ貝…。
その混じり気のある色が最高の色味になったボタンは、丁寧に千鳥掛け手付けされています。
付け根のグリカンもアクセントになっています。
本来補強目的のグリカンも、丁寧に手作業で施されることで美しいディテールとなります。
もうすこし暖かくなったらハイネックのインナーと合わせてもいいですね。

アンティークのリネンシャツをイメージしてパフスリーズのような見え方を意識された袖口。
ボタンを留めないことでよりリラックスしたシルエットにするのもいいですね。

いま着ているTシャツをそのままこのシャツに変えるだけで合うと思いますよ。
お試し下さい。

168cm SIZE03着用


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