ULTERIORの作るカシミアセーター

2023年11月7日 11:12

こんにちは、村上です。

今日ご紹介するのはULTERIORの作るカシミア。

ULTERIORらしい角度でこだわり抜いた極上のカシミアセーター。
究極の自己満足であるカシミア裏毛のスウェット。

どちらも普通に見えるけど、全然普通ではない。
是非読んで、触ってみてください。

ULTERIOR / SUPER MILLED PURE CASHMERE SWEATER
color : ORANGE ､ STORM GREEN
size : 3
material : cashmere 100%
price : ¥97,900(in tax)

まずは素材から。
内モンゴル産のピュアカシミアで出来ています。

世界最高峰のカシミアであるアラシャンカシミアの産地としても知られる内モンゴル。
Googleマップなどで検索して頂ければわかると思いますが、ほとんどの地域を砂漠や岩山が占めています。
夏は40度、冬は−30度に達する過酷な環境に生息するカシミア山羊の毛は良質なカシミアを生み出します。
しかも、ウールなどの他の獣毛やつなぎのナイロンなどのほかの繊維を出来る限り排除したピュアカシミアです。

また、このセーターはミシンでパーツを縫う"本縫い"ではなく、出来たパーツを編んで繋げる"リンキング"で出来ています。
本縫いでは得られない伸縮性から極上の着心地となりますが、このリンキングで用いられる糸ですらも同じピュアカシミアの物が使われています。

つまり、内モンゴル産カシミアを本当の意味で100%使っている極上カシミアセーターです。

そして作り。

簡単に言えば、
おーきいサイズに甘く編み立ててから、縮めさせる。

詳しく書けば、製品の1.5倍もの大きさでまず編み立ててから、職人一人一人の手作業によって縮絨させていく。
その縮絨作業は一枚あたり約2時間に及ぶ作業だそうです。

何故リンキングなのか、何故リンキングで使用する糸すらカシミアなのか。
これもこの縮絨作業の為です。
各パーツと同じように伸び縮みするからリンキング。
カシミア以外の糸だと縮率が違うからカシミア糸で編む。
単に贅沢だから、ではなく、思考されているディティールです。

ではそもそも何故そんな大きく縮ませるのか。
是非、実物を見て触ってみてください。
まず、そもそも1.5倍あったものを縮ませているので目は詰まっています。
目は詰まっているのに、驚くほどの軽さです。
元々甘く編まれたものを、縮ませて目の詰まったものにしているのでとても軽いのです。
最初からこの肉厚に編み込んだのでは得られない軽さです。

そしてその風合い。
ULTERIORの紹介ブログでも書きましたが、やはりULTERIORの良さはその色だと思います。
色とは風合いも含まれると思います。
この縮絨作業でしか生み出せない物らしいです。
この色合いと空気が含まれている様な毛羽立ちがとにかく素晴らしい。
職人さんが目で見て加減を調整している様で、一枚一枚少しだけ差があるみたいです。
本当に自分だけの一枚ですね。
着た時の軽さ、リンキングの着心地の良さも相まって、フワフワな何かに本当に包まれている様です。

カラーは一見派手なオレンジと深ーい色味のグリーン。
どちらもその軽さを活かしてジャケットなどのインナーにピッタリだと思いました。

グリーンは言わずもがなのULTERIORらしい渋いカラー。
ぱっとみグリーンとわからない位に深い、でもよく見たら青みかかったグリーンだと分かる。
汎用性に富んだ、でも他のブランドにはないカラー。
大人な男性に是非着て欲しい。

オレンジは一目でいいセーターと分かる洒落たカラー。
着るだけで洒落て見えますね。
一見合わせずらいと思われるかもしれませんが、
黒やグレーなどの濃色、ブラウンやベージュ、白と以外に合う色が多いです。
上に書いた色、お気づきかもしれませんが、メンズの服って大体この色ですよね。笑
ですので、ご安心下さい、ほぼ合います！
インナーにピッタリだと思ったのはこの為です。
洒落てるのに合わせやすい、オススメのカラーになります。