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悩む悩む悩む帰り道。

終電に乗っている。
今日はたくさん歩いた。

イヤホンをつけてはいたが、
何も流さなかった。

ほんの少しだけ遮断される街の音をBGMに、
考える考える考える。

何も出てこない。
絶望する。
凹む。
寝る。
起きる。

…忘れてない。
疲れが取れない。
ぼんやりと作業を始めるもすぐに集中力が切れる。
寝て逃げる。
起きる。

寝過ぎて嫌悪に陥る。
取り返そうと作業に集中する。
作業は終わる。
現実は変わらない。

今日は、
こんな日を繰り返してもう何日目だ。

街の装いは冬に変わっているのに
僕は変わっていない。

7ヶ月前。

BARをやるってのが
こんなに難しいことだと想像がついていただろうか。

ついていたはずがない。

だったら、始めてないだろう。


10年前。

イベントを続けることが
こんなに険しいことだと知っていただろうか。

知っていたはずがない。

だったら早々に諦めて、
なんとか社会に馴染める努力をもう少ししたはずだ。

ま、できて「もう少し」だから、
結果はそんなに変わらないかもしれないが。

タイムマシンがあったとしても、
変わらないであろう現実がたくさんある。

それならば、タイムマシンがないこの世界で
変えられる現実なんて、
たかがしれているのかもしれない。

ならば、
変えようとするのではなくて、

なるべくなるべく
流れとやらを
乗りこなせるようにするしかない。

流れだから、
いい時も悪い時もある。

でも、「この悪い時はこのいい時を引き起こすための準備期間だったんだね。」
なんてことは、振り返らないと分からない。

現在地では、わかるはずもない。

わかるはずもないことを、
今日もわかろうと、もがく。

「無意味だ。」
「なにしてんの?」
「ネガティヴだね。」
「そんな悩んでる暇あるなら…」

うるせぇ。

僕と全く同じ状況条件で
事を成してからいってくれ。

そうでないのに
そんな言葉を投げつけてくるくらいなら、
インスタントな成長と快楽に溺れていてほしい。

僕は今、こんな感じの帰り道です。

こんな帰り道が永遠続く気がして、
心は何度も折れかけてるけど、

それでも諦めないのは、
ガヤガヤBARも遊びまみれも大好きだからでしかないんだと思う。

何とか守り抜かねば。

ま、何が言いたいかというと、
どうであれ、
悩んでる人間は尊いんだ。

僕もあなたも。

あなたと全く同じ条件状況の人なんていないから。

悩みは、人を強くするための
本当に貴重な貴重な資源だと思う。

そう思うと、悩むことが生きることの最大の価値なのかもしれないね。

まだ全く何の出口も見えないけど、

いつかこの文章を見返して
「こんなこともあったなぁ」って思えたら
幸せなので
書き残しておきます。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。
日々の営みを、一緒に頑張りましょう。


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