「意味のないイベント」を作り続けたい理由。
遊びまみれというイベントを毎月作ってます。
毎月作るとなると、
来る日も来る日も台本を書いたり、
どうしたらお客さんが来てくれるか考えたり、
とにかく片時も遊びまみれのことが脳内から消えることはありません。
遊びまみれは、みんなにとっての「放課後の公園」のような居場所を目指してます。
学校帰りにみんなで公園に集まって鬼ごっこしたあの感じです。
学校や会社といった、
普段生活してる場所とは違い、
クイズに答えて輝いたり、
面白いことをぽろっといって輝いたり、
逆にクイズに間違えてみんなが笑って輝いたり、
ゲームに失敗して逆に盛り上がって輝いたり、
とにかく、ちっちゃなことで主役になれて、
輝ける場所でありたいと思います。
あなたがあなたらしく輝ける場所こそ、「居場所」だと思うんです。
みんなで作って、みんなで楽しむ、
もうひとつの居場所。
だから、遊びまみれはお客さん参加型というのに拘って、
まるでテレビに出てるかのような感覚で楽しめるようにしてるのですが、
遊びまみれが徹底してることはもう1つあります。
それは、「居場所作り」という側面以外、
できるだけ「意味のあることはしない」ということ。
例えば、
ビジネスにつながる知識を得れたり、
処世術を学べたり、
頭が良くなったり、
基本的に、遊びまみれに来ても、
そういうことは一切ないです。
遊びまみれは、
飽くまで「遊びにまみれる」時間。
だから、遊びまみれに来て、
何かあなたが得するかと言われれば…
「楽しい」のはもちろんお約束しますし、
あなたの「居場所」になることも目指します。
でもそれ以外に何か有益なことがあるかといえば、
正直ないです。
ごめんなさい。
でも、僕は思うんです。
正直、遊びまみれに来てくれる間だけでも、
嫌なことは忘れて欲しい。
仮に、学校や会社が嫌なら忘れて欲しいし、
失恋したり、嫌いな人がいるなら、
その人のことを忘れて欲しい。
遊びまみれに来てくれる間だけでも。
もし、遊びまみれで意味のあることをやったら、
折角忘れかけてた嫌なことを呼び起こしてしまうかもしれないと思うのです。
例えば、「コミュニケーションの重要性」
みたいなお勉強チックな話が出てきたら、
会社で営業をしてる時の自分や、
彼女に振られる時の自分がフラッシュバックすることがあると思うんです。
それじゃ、遊びにまみれてるとは言い難い。
遊びまみれに来てくれてる時だけでも、
今ある目の前の楽しいことだけに向き合って欲しい。
それ以外の嫌なことは忘れて欲しい。
「忘れても、何も解決しないじゃないか!」
って思う人もいるかもしれないけど、
僕は案外そうでもないと思うんです。
僕が小学生の時の話をさせて下さい。
当時、
別にいじめられてたわけでも何でもないのですが、
小学校に行くのがとにかく嫌でした。
集団行動みたいなのが苦手で仕方なかった。
明日も学校があると思うと嫌気がさしてどんどん憂鬱になった。
そんな中、僕の気持ちを支えてくれてたのは、
紛れもなく、夜のバラエティ番組でした。
月曜はフレンドパークをみてドキドキし、
火曜はロンハーをみてゲラゲラ笑い、
水曜はヘキサゴンとはねトびをみてまたゲラゲラ笑い、
木曜は黄金伝説に釘付けになり、
金曜はMステを見て最近の音楽をチェックして、
土曜はめちゃイケをみてまた笑い、
日曜はクイズ☆タレント名鑑を凄く楽しみにしてた。
大好きなバラエティ番組に夢中になってる時は学校のことを忘れられた。
そして、学校にいる間も、「今夜は◯◯が楽しみだなぁ」と思うだけでちょっと頑張れた。
バラエティ番組を見終わり寝る頃には「面白かったなぁ。明日もちょっとだけ頑張って学校いこ」ってリフレッシュできた。
意味のないことに夢中になる時間って、
何か問題を直接的に解決する力はなくても、
心を豊かにして、やがて人生を豊かにしてくれる力はあると思ってます。
僕はそう信じてます。
だから、遊びまみれは、
意味のないことをやり続けて、
みんなの居場所にしたい。
ちょっと難しくても、
毎月やり続ける理由がこれです。
遊びまみれには、
毎月、本当にいろんな企画があります。
何か気になる企画や、
好きそうな企画があれば是非来て欲しいし、
ちょっとよくわからない企画でも、
自分が得意そうじゃない企画でも、
みんなに来てみてもらえるくらいになりたい。
そんくらい、
「何のこっちゃわからなくても、とりあえず、行ったらなんとなく楽しい」っていう時間にしたい。
だから、いろんな企画があるけど、
「みんなの居場所にしたい」
「意味のないことをやる」
というこの2つの軸は、
どの企画でも貫いてます。
月の終わりに一度、
みんなで頭空っぽになるくらい遊びにまみれたいんです。
正直、
どれも意味のない企画ばかりなので、
お客さんが来てくれるか毎月すんげぇ不安だし、
「こんなことやってて、なんか人のためになってんのかな…?」って不安に思う夜も沢山あります。
でも、そんな僕を支えてくれるのは、
紛れもなく、遊びまみれに来てくれるか一人一人。
お客さんというか、一緒に作ってくれてる仲間です。
みんなと一緒に叶えたい夢があるんですが、
これはまた長くなるので、近いうちに書きます。
いつも本当にありがとうございます。
今月も遊んでください。
水谷駿介
遊びまみれ公式サイトはこちら
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