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水谷駿介独演会、7人目の対談相手の”本当”の話。

昨日ようやく、企画構成屋万博2が終わって、初めて、ヒロトと二人でがっつり話した。

ヒロトってのは、最近ずっとイベントを手伝ってくれてる仲間で、

この前の一週間連続イベント #企画構成屋万博2 も全ての企画を一緒に作ってくれた。

そもそもの出会いは、
高校生の時の話になる。

高校一年生で同じクラスになったけど、
お互い極度の人見知りなので、
ほぼ会話を交わさず一年が過ぎ去った。

ただ、高校二年生に上がる時、
僕は仲の良かった友達みんなとクラスが離れ離れになってしまって、
そこでたまたま顔見知りでいたのがヒロトだった。

そっから少しずつ仲良くなって、
なんじゃかんじゃあって、
結局三年間同じクラスで、
気づいたら進学先も、
同じ大学の同じ学部学科に決まってた。

大学一年生になって、最初の一ヶ月は、
僕が新しい環境に順応するのがしんどくて、
それを紛らわせるかのように、
毎日会って遊んでた。

土日も含めて本当に毎日会ってた。

そのままずっと友達で、大人になっていくんだろうなと思っていた矢先、突然連絡が取れなくなった。

大学に入って初めてのテストも終わって、
ホッと一安心した時だった。

夏休みにたくさん遊ぶ約束を入れていた時だった。

LINEの既読はもちろんどれだけ待ってもつかなかった。
Twitterをみたら、いつのまにかブロックされていた。

共通の友達に「なんでこうなってるの?」と聞いても、
原因や、彼の状況は何一つ教えてくれなかった。

そして、それから時は流れ、

僕は、同い年の仲間たちと「24時間成人式」というイベントを作っていた。

そのイベントを終え、帰宅すると、
なんと、彼からの手紙がリビングの机の上に置いてあった。

実に二年ぶりにみる名前だった。

僕がイベントを行なっている間に、
彼は手紙をしたためて、家に届けに来たのだ。

どうやら、ネットで生中継していた「24時間成人式」の様子を見守ってくれていたらしい。
それを見ていて、思い立って、手紙を書いて届けに来てくれたようだ。

4枚にわたってぎっしり書いてあったのは、
謝罪や、なんでこうなったのかっていう説明、
そして、「もし可能だったら直接あって謝りたい」の一文だった。

連絡先も書いてあったので、
その手紙を見た僕は瞬時に連絡をした。

二年間会えなかった親友と、
ていうより、もう一生会えないと思っていた人と、
再会できる願っても無いチャンスがやってきたのだ。

再会したその瞬間は、とても重たい空気だった。

待ち合わせをした喫茶店で彼の顔を二年ぶりに見たあの時の気持ちと、
そこから席について流れる重たい時間は、いまだに鮮明に脳裏に焼き付いている。

なぜなら、
手紙にしたためていたように、
彼は勿論、
すごく反省をしていたが、
かくいう僕も二年間反省し続ける日々だった。

明らかに当時の僕の接し方はひどかった。

当時の僕は、やたらと彼を貶してみたり、無理やりマウントを取ろうとしたりしていた。

それが悪いことだと全く気がつかずに。

そりゃ、そんなやつとは縁を切りたくなるよなと、
我ながら納得できるほどに。

その反省を活かすために「オーシャンズ」っていう同世代の仲間を集めたイベント軍団を作って、なんとか気を紛らわせていた。

奇しくも、彼は、そんな「オーシャンズ」と作った「24時間成人式」というイベントを見て、
手紙を届けることを決意してくれた。

なんだか不思議な話だ。

彼と二年ぶりに再会して、
互いに謝りあった。

ただ、彼が言う彼自身の謝罪は、
どうも、理解できなかった。

僕からしたら、
彼が音信不通になったのは、
互いの少しの誤解と、
あとは、僕の接し方がもたらした失敗が原因としか思えなかった。

だから、いまだに彼が悪いようには、全く思っていない。

正直に言うと、連絡が取れなくなった瞬間は、彼に対する怒りの感情が湧いたが、
今となっては、そんな自分が馬鹿げていたと思う。

自分の悪い行いが積み重なってもたらした結果でしかないのに。

とにかく、再会して最初は、すんごく重たい空気が流れた。

でも、そんな重たい空気はそう長くは続かなかった


多分、本当にすごく重たい感じだったのは、30分くらいしかなかったと思う。

あとは、ごくごく自然に、二年前の、
絶交する前の「仲の良い友達」に戻って、
他愛もない会話で笑いあった。

二年会っていなかったのが、まるで嘘かのように、
めちゃくちゃくだらない話をしあって、ゲラゲラ笑った。

そっから、また、徐々に、元の関係に戻り…
いや、今となっては、元の関係以上に信頼できる仲間になって、
一緒に毎日のようにイベントを作ってる。

僕からしたら、
彼は僕のない部分を全て持ち合わせている。

小器用だし、頭もいいし、気がきくし、人付き合いも良いし、優しい。

そんな彼に助けられ続けてる。
めちゃくちゃ頼りになる存在。

そんな彼と再会したのはそういえば、ちょうど一年前だったなぁなんて思いながら、
昨日は久々にいろんなことを話した。

まだまだこの人といろんな景色を見たいと改めて思った。

彼のためにもっともっとできることをしたいと思った。

この再会の話は、「次の独演会でしよう。」
と、二年前からずっと決めていて、

そのことを話す独演会が先週の土曜日に無事終わった次第です。

時間の関係上かなり端折ってしまったけれど、
本当はこんな感じの流れ。

これでもかなり端折ってるんだけどね笑

今回は、今の僕の活動には欠かせない存在である、
彼との話をみんなにきちんと伝えるための独演会でもあった。

そのために、独演会のテーマは「今面白いと思う大人7人と対談する」ってものにした。

7人目にあげた今面白いと思う大人はもちろん、「ヒロト」だった。

彼とは、本当に色々あった。
いや、これからも色々あると思う。

こんな全てが偏ったダメな人間を、
ヒロトがいつもうまく支えてくれる。

感謝しかないっす。

もっともっといろんな人を楽しませられるように、
二人で力を合わせて頑張っていく次第なので、
よかったら応援してください。










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