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ワーク&アートライフバランスをとった2月21日の食事と日記

ワクワクしながらオフィスに出社。理由は、サントリー美術館の年間パスポート会員限定企画のスライドレクチャーの抽選に当たっていたからだ。出社するなりオフィスを出た。もちろん時間休は取ってある。ワーク&アートライフバランスの実践という訳だ。

午前の日差しは、いつもと違って新鮮。しかし、開館30分前に美術館に着いて驚いた。私と同じように抽選に当たった会員が列をなして待っていたからだ。会場の席数を数えたら90席。会員数は約7000とのことで、なかなか抽選に当たらないというクレームをもらうことも多いらしいので、初めての申し込みで当たったのは、きっと運が良い方だったのだろう。

昼から列をなす人生の諸先輩たちを見て、リタイア後の生活の一端を現役のうちに体験出来たことになるのだが、やっぱりまだまだ現役がいいと思った。もし今の仕事を辞めても、私がやりたいのは学芸員の方。今回の木米もくべい展は、構想から約3年の月日を掛け、80近い持ち主から110点以上もの展示物を借りて一同に集めたというのだから、ロジを考えただけでも気が遠くなる。そして、関連文献を読み込んで、従来の説にはなかった新しい解釈を打ち立て、図録としてまとめ上げていく工程は、学芸員として達成感のある仕事だっただろうなとレクチャーを聞きながら感銘しきりだった。

朝は、白米に鶏のしぐれ煮とサツマイモのレモン煮、沢庵、みそ汁
昼の手作り弁当。

お弁当は、ミッドタウンの外で食べる予定だったが、展示に見入ってしまい時間切れ。オフィスに戻ってからの社食の片隅でこっそり食べた。

夜は、ごはんにタイ料理の卵焼き(カイジャオ・ムーサップ)と昨日の夕飯のリメイク

それにしても、美術館に行くと元気が出るのはなんでだろう。仕事の張りも出るし、生涯現役がいいなと思ってしまう。
悠々自適というのは、きっと外からのイメージでしかなく、周りからしたら「何故そんなに根詰めるのか」というくらい夢中になれるものを抱えて生きていく方が、本人的には人生楽しく過ごせるものなのだろう。そんなことを考えながら、今日も、うまいうまいと、美味しく食事を頂きました。


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