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【涼みたい?】そこにあるタイの避暑地

いつも暑いタイですが、バンコクのタイ人が休日に気軽に涼みに行く「避暑地」があります。日本人からはタイの軽井沢とも称されるカオヤイ(Khao Yai、เขาใหญ่)です。タイ語でカオは「山」、ヤイは「大きい」というの意味なので、「カオヤイ」は意味としては「大山」くらいになるでしょうか。

場所は、首都バンコクから北東方向へ170km程度のところで、車で約2時間です。

高台ではありますが、主な道路の標高は400mくらいで、見える山が800mくらいです。とはいえタイ中央部を縦断するチャオプラヤー川の全長は372kmあるのに対して高低差はわずか25mですからね。

これでも大変な高地な訳です。(注:チャオプラヤー川と呼ばれるのはナコンサワン以南)

高低差は、標高図でみると一目瞭然です。特にチャオプラヤー川下流域には広大なデルタ地帯なので低地が続き、年中暑いわけですね。

そんな中にあって、山地のカオヤイは数少ない避暑地の1つです。バンコクからのアクセスの良さもあって、沢山のリゾート施設が開発されています。

また、国立自然公園として保護もされ、多くの動植物を見ることができます。

たまに暴れることもあるみたいですが、こちらがお邪魔しているということで。

果樹園も多いですが、一瞬分からなかったのがこちら。

ドラゴンフルーツって、こんな感じで実をつけるのですね。始めてみました。なお、木のように見えますが、真ん中の支柱に括り付けています。

比較的涼しい気候を活かし、酪農も盛んです。

自然豊かなので、色々な有機野菜が作られており、散歩しながら、畑のおすそ分けを齧ってまわりました。

トラクターに引かれながら、有機野菜や果樹園を観光したりも出来ます。

日本野菜も作られていたりして、ここは何処と言う感じですね。

さらに、おしゃれな避暑地らしく、ワイナリーもあったりします。

そういうところには、高級車が良く似合いますね。

ワイナリーは観光地としても人気で、毎日園内ツアーをやっています。

ワインのことはよく分からないので、ガイドさんに色々と教えてもらいました。タイの気候に合う品種が限られる上、ワイン用の葡萄の木の寿命も大変短いそうです。なので、タイ国産ワインは希少で大変高価になってしまうようです。国産ワインの保護のためか、輸入ワインへの課税も高いですね。

ワインは、出来上がるまでに時間が掛かります。ゆっくりと愉しむものだということが、ワイナリーを訪れるとすっと入ってきます。

園内を見て回った後は、テイスティングルームでいくつかワインを試してみました。なかなか独特の風味。実際のところは良く知らないので、ソムリエに憧れてみました。

私のようなワインの素人でも雰囲気だけは楽しめました。

訪れたワイナリーの名前は「Gran Monte」ですが、お分りですね。「Gran Monte」はラテン語で(スペイン語やイタリア語でも)「偉大な山」の意ですから、冒頭でご紹介したように、「大山」を意味するカオヤイから取られたわけですね。

カオヤイには、ワイナリーに加え、美術館もあります。芸術の里ですね。

あと巨大な迷路もあったりして、非日常を楽しめます。

どうでしょう?少しはタイのイメージが変わりましたでしょうか?

あなたも、たまには時も場所も忘れて人生の迷い子になってみませんか?


それでは、また〜