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快適な生活を地下で支える汐留第二ポンプ所

浜松町駅から浜離宮に向かう途中で見かけた汐留第二ポンプ所

川向こうが浜離宮なんですが、

振り向いて手前にある四角い施設がそれ

とても地味ですが、まさに都市の生活を地下で支える縁の下の力持ち

右上のアースくんが自分のことしか語ってない割にやたらと大きなスペースを占拠しているのが気になりましたけど、

案内板自体は、後先を普段考えることの無いトイレを流した先の世界(水に流した瞬間全てを忘れるので)や、降りて行くにはジャンバルジャン並みに勇気のいるマンホールより下の世界などを図入りで解説してくれています。

立面図とかをじっくり見ていると、下水道管内の水位だけでなく、浜離宮で過ごす時間も減って行くことに気が付きます。

実はポンプ場の場所とカバー地域が必ずしも隣接していないワープのこととか、

ポンプ所という名前からだけは想像出来ない、大雨の時の防災機能や、再生水を政治家やお役人に送り届けるという水リサイクル事業も本業以外の「ついで」にやっていることが赤字で解説されています。

大切なことを忘れないように、流された水を戻しているのですね。

なお、この辺り一帯は、実は江戸時代初期に埋め立てによって造成された場所であるという歴史的な由緒や、ポンプ場も周辺環境に配慮しながら昭和から平成にかけて18年も費やして造られたという経緯などが細い字で記載されています。