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山の向こうの又向こう

良い天気だったので、行って来ました4年振りの本格的なスキー!

今回、訪れたのは八ヶ岳の裾野にあるスキー場。ここを訪れたのは、何と12年振り。

スキー人口はピーク時から減ってしまってから久しいらしく、遅めに着きましたが駐車場はまだ余裕がありましたし、ゲレンデも空いていました。

お天気サイトによると、前日はマイナス11度まで冷え込んだらしく、冷気に当った針葉樹の葉には霜(frost)が張り付いていました。なかなか幻想的です。

スキー人口の減少振りですが、ちょこっと調べたところ、いまや半減どころか3分の1以下に減っている(スキー人口のピークは1998年の約1800万人で、2016年は約530万人)そうです。いやはや、全国でスキー場の閉鎖が相次いだ訳です。スキー用品の市場規模はなんとピーク時から4分の1にまで縮小したとのことで、そういえば都内でもスキー用具専門店とか見かけないですね。

理由は、若者の車離れ、男子の草食化、お金の掛からない楽しみ方へのシフト等々色々言われていますけど、

やっぱり人口構造の変化に伴う少子化の影響なんでしょうね。40年前に比べたら子供の数が約半分なんですから。

あとは、可処分所得の減少でしょうか…

スキーって自転車同様一度覚えると忘れないので、身体を壊さない限り長く続けられるスポーツと思うのですが、そのレベルまでこぎ着けるのはけっこう大変ですよね。

一度もやったことないのに、友達や恋人といきなり行って楽しめる世界かというと微妙とは思います。基礎的な技術が身についていないのに距離の長い中級者向けゲレンデとか行ったら暴走して本当に死にますからね。

小さいころに親にスキー場に連れて行ってもらったとか、スキースクール合宿に参加したとかの経験がないといきなり始めるのは辛いでしょう。また、親と一緒に行っても、喧嘩して良い思い出にならなかったというケースも結構聞きます。

きっと、仲の良い複数の家族やグループ単位で行くのが良いのでしょうね。それこそ、「私をスキーに連れてって」の世界。一緒に行く人に対して見栄やロマンスへの期待があった方が、喧嘩もアクシデントも良い思い出や出逢いに化けると思うので。

ところで、今回は夢中になって夕暮れ近くまで滑っていたのですが、コースのてっぺんで浴びた夕陽の影の先に見えるのは東に聳える甲武信岳。

いつもは、反対側の埼玉県側から西の先にある山として見ています。山の形が左右反対でちょっと不思議な気分。

夕暮れ時は富士山もくっきりと見られて、良かったですよ。

それでは、また。