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ここ3ヶ月のアート巡り

1週間に一度は、アートに触れようという習慣目標が達成できているのか、ここ3ヶ月(9月~11月)に訪れたアートスポットを振り返ってみました。なお、前回(6月~8月)の記録は以下の記事の通り。

自分が何を考え、どう感じてきたのかは、記録しておかないと直ぐに忘れてしまうので、読み返してみると、日記とまではいかなくても定期的に振り返り、拙文であっても文字にしておくことは、大事なのだと改めて思いました。

1.皇居東御苑

最も頻度高く訪れたのは皇居東御苑。3ヶ月間の訪問回数は6回で、時期は9月中旬、9月下旬、10月中旬、10月下旬、11月上旬、11月下旬と、だいたい2週間に1回の頻度でした。
残念ながら三の丸尚蔵館は建替え中なので、厳密にはアート巡りとは言えない気もしますが、その代わり、素晴らしい建物が出来上がっていく様子を定点観測出来ました。訪れた時点の様子を写真に撮っておけば、面白いパラパラ写真が出来たのですが後の祭。工事中の現場にスマホを向けるのは、なんだか気が引けてしまい敢えて写真は撮らなかったのですが、後からは撮れないのでちょっぴり後悔しています。

落ち葉もまた風情なり

なお、11月の最終週は、3年振りに皇居乾通りが一般公開され、坂下門から乾門いぬいもんにかけての素晴らしい紅葉や冬桜を堪能することが出来ました。乾門から一旦出た後、北桔橋門きたはねばしもんから再度東御苑に入り大手門に抜けました。

2.ワタリウム美術館

メンバーになっているワタリウム美術館ですが、計3回(お茶会に1度、展示を見に1度、リニューアルされたカフェに立ち寄るのに1度)と月1回ペースの訪問でした。最近、水曜日も含め19時に閉館するようになったのと、最近はアフターファイブの街中徘徊(ふらりーマン)をやめしまったので、足繁くは通えていません。

なお、9月~10月は、「禅」が特集されていたので、鈴木大拙の著書(といっても原書は英語なので日本語訳)を幾つか読み、展示されていた岡倉天心の「Book of Tree」の初版原本に触発されて日本語訳の「茶の本」を読みました。

ワタリウム美術館には美術書や関連書籍の販売コーナーがあるのですが、当然ながら店員の方はアートに詳しいので、おすすめ情報や実際に読んだ感想がとても参考になりました。同じ本でも、どういう買い方をするか次第が自分にとっての価値が随分と変わるように思います。美術館という箱の中で展示されているものそのものよりも、そこで働いている人や企画に関わっている人の「想い」の方が、いまの自分にとっては大事なんだなと改めて思います。

3.高麗の巾着田

金木犀の香りに誘われ、曼殊沙華を見ようと峠越え(歩数2万5千歩)のロング散歩をしたのが10月のあたま。振り返ると、心身の調子が切り替わったという意味での峠越えの体験でもありました。こちらも厳密にはアート巡りではないかもしれませんが、私にとっては、自然散策こそ最大の美術館巡りです。

帰り際、カフェ阿里山で、お土産に有機グラノーラ「セイブ・ザ・フォーレスト」を買っていました。

4.サントリー美術館

10月も中旬、六本木に立ち寄る機会があり、久しぶりにサントリー美術館を訪問。年間パスポートの価格改定で、年4回の展示を1回ずつ見に来ても費用は変わらないにも関わらず、改めて入会してしまいました。

同じ六本木でも高所にある森美術館は、高速エレベーターに乗ると気分が悪くなので今年はパス。歳のせいですかね。刺激の強い現代アートよりも、骨董品の方に鑑賞価値を感じる様になりました。サントリー美術館に隣接する21_21 Design siteにもあまり行く気がしません。こういった自分の趣味趣向の変化は、自分自身の心境の変化でもあるので、素直に受け止めようと思います。

5.軽井沢タリアセン

12月に入るとそろそろ終わりかなという今年の紅葉狩りは、10月中旬の軽井沢から始まりました。11月中旬は地元、月末の時点でも都内ではまだまだ紅葉を楽しめました。

軽井沢の塩沢湖を囲むタリアセンは、ここだけで4館も廻ることが出来るアートスポット。移築された建築自体も魅力的でした。

紅葉に対する興味が高じて、紅葉や落葉の鑑賞の仕方の本を2冊、図書館で借りました。

付け焼刃の知識であっても、少しでも何かを知っていると、アンテナが立って感度が上がり、目に入っている葉の姿も変わります。不思議なものですね。

6.川越街歩き(川越城本丸御殿、喜多院)

10月11日からの訪日個人旅行の解禁を受けて、一気に増えた外国人旅行客。10月下旬に訪れた川越は、七五三の姿の合間に、着物を来て街歩きをする外国人であふれかえっていました。

妻の仕事再開の準備も兼ねての下見でしたが、私にとっての発見は、ひっそりと書道道具専門店を見つけたことでした。店先には初心者向けの般若心経の写経キット。渋すぎます。

7.東京国立近代美術館

所蔵作品展(MOMATコレクション)を見に行きましたが2回だけ。以前は、会社の昼休みに15分だけとかいって、頻繁に見に行ってましたが、最近は、ちょっとそこまでの元気はありません。ただ、今年に入ってからの急激な世相の変化もあり、戦時中に描かれた絵画の印象が違って見えるようになってきました。

8.三菱一号館美術館

行く気がしなくても、行ってみると不思議と元気がでるのは美術館なので、足を引きづるような思いで訪れました。廃止された年パスの有効期限が近づいているという理由もあります。

やっていたのは「ヴァロットン-黒と白」展
https://mimt.jp/vallotton2/

鑑賞券の値上がり度合いに驚嘆しつつも、年パスがあるので下見のつもりで駆け足で一通り見ました。所蔵品が多い展示企画だったので、写真撮影OKなコーナーが多かったですね。もう一度、じっくり見に行く予定ですが、近くに同じ三菱財閥系の静嘉堂文庫も引っ越して来たましたし、来年あたり共通化された年パスとか発行されるのではと勝手に期待しております。

丸の内中通は、例年のイルミネーション。私には眩し過ぎるのですが、外で楽しそうに飲んでいる姿が見られるようになったのは、何とも解放感があっていいですね。私は飲むお金があるなら、アート巡りしちゃいますけど。

まとめ:結局、何回行ったのか?

という訳で、入館料を取る箱モノだけを対象にカウントしてみると13回でした。9月から11月は92日と、約13週間でしたので、週1階のアート巡りの目標は、知らぬ間に達成していたようです。