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【タイ】サンクラブリー再訪記(6)

森での合宿と言っても、何か施設があるわけではありません。完全なる野営です。

野営地に着くと、すぐに炊事と漁が始まります。

道中は狩をしながらでしたので、パチンコで撃ち落とした鳥の丸焼きをおすそ分けしてもらいました。肉質が良く、大変、美味です。

油で揚げるのが好まれる理由が分かって来ました。手軽なんですね。魚フライは15分もあれば調理が完了しますから。

塩焼きだとしっかり火が通るのに数時間かかります。どうしても串焼きにしたくてやってみましたが、焼いているうちに身が崩れてしまう恐れもあります。

挟んで焼くのがこちらのスタイルのようです。奥にあるのがガピというエビペーストベースの香辛料。浸けて食べるとパンチが出ます。

魚は大量に獲れれば燻製にして保存食にします。

竹の上に並べて草を被せ、下から火で炙って乾燥させます。

あと、蛇の塩焼きはなかなかの珍味でした。

スッポンも捕まえたようです。私は自分の調理に忙しくて、こちらの珍味は賞味預出来ませんでした。でも精力付きそう!

魚をわざわざ3枚に下ろす手間はかけないようで、骨を気にしないで食べられるフィレのフリッターが食べたくて、自分で作ってみました。アラはスープの出汁に使います。

焚き火なので火加減の調整に手間が掛かりますが、食べたいものが食べられるのは幸せですね。癖のない川魚なので、どんな調味料でも合いそうです。次回は、色々と試したいものですね。

魚は意外と種類がいて、ナマズもいます。こちらは手摑みで捕まえたそうです。

意外に思ったのが、尖った顎を持った魚もいたことですね。どの魚も味にクセが無く食べやすいです。

カエルが美味そう(味はチキンに似ている)だったのですが、今回は口に入らず残念。

ヤカンが無くても竹筒を使ってお湯を沸かせます。熱いお茶が美味しく飲めました。

如何でしたでしょうか?一見グロテスクに思うかも知れませんが、自然の恵みで生きていくことの意味を良く感じる機会でした。もっと、自分の食べているものに気を配りたいと思いました。

(7)につづく