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無印良品 銀座で暇つぶし

所用の時間調整に銀座のMUJI(無印良品)に立ち寄りました。

いま、銀座の一等地を闊歩しているのは、訪日外国人でして、主に中国からの訪日客です。

時間調整を兼ねてベーカリーで小腹を満たしていると周りから聞こえてくるのは中国語ばかり。身なりも小綺麗で、若い中国人のカップルや家族連れが多く、周囲への気遣いや礼儀正しさが感じられます。

私は標準中国語(普通话)や香港で話される広東語(廣東話)はある程度分かるので、混雑しているお店の中にいても、中国人の若いお父さんが子供達に向かって「店の中混んでるから外で待ってろ、みんなの分を一緒に会計しておくから」とか言っているのが分かります。一方で日本人と思しき杖をついたお年を召した方が一人で歩いているのが目に付きます。もちろん歩くペースの差で私が気になってしまうせいもあるとは思いますが。

銀座のMUJIホテル前にあるブックカフェで、気ままに本を読んでいると、オシャレな木のカウンターでお喋りに夢中になっているのは女子二人組。話している言語は中国語。私が手に取っているのは「平行植物」という不思議な植物誌の翻訳本。

そのお二人の座るカウンターの先に見えるのは、ちょっとしたアート空間でして、

デザインの定義についての第一人者達のステキな言葉の数々が、

まるで雲のように揺れております。

ここでは素敵な古書に囲まれながら、至福の時に浸ること出来ます。

すぐ傍には、周囲に溶け込むようにデザイン家具が空中展示されていました。

銀座で時間があったら、こんな無償で落ち着ける場所を探してみるのも楽しいかも知れませんね。