ベトナム起業日記:#24. ホーチミン↔東京で定例ミーティングを開始
ベトナムに前回行った後に、誰からともなく定例ミーティングをやろうという意見が出て、定例ミーティングをやることになった。
実は僕は定例ミーティングがあまり好きではない。打ち合わせは必要な議題が出た時にその議題に集中して行うのが好きなのである。
ただ、東京都主催のベトナム進出セミナーで登壇されたベトナム人の社長さんが、「毎日、5分、10分でもいいからZoomで繋いでお互いに挨拶する。これが大事です。」と何度も言っていたことを思い出し、最低でも週1回は議題がなくてもやらないといけないなと考えを改めたのである。
とは言っても、僕たちはタスクはGitHub Issuesで管理し、日々のコミュニケーションはSlackで直接メンバー同士がとっているので、改めてZoomで話し合う議題もそんなにない。そして何よりも僕たちには仕事がまだそんなにない。。。Zoomで話し合うほど込み入った議題や緊急の議題も悲しいかな未だないのである。。涙
第一回は、お互いに挨拶したあと、適当に、どうそっちの状況は?とお互いの近況をランダムに話して終わりになった。ほとんどの時間を僕と、ベトナム側のリーダーであるヘクターが話して終わったのであった。
これではあんまりよくないなぁ、みんなが話せるようにするにはどうしたらいいのかなと考えていると、弊社の若手エンジニアのLさんが、毎週だれかが質問を1つ考えて、その質問に皆が答える時間をいれたらどうだろう、と提案した。
僕には到底思いつかない実に若者らしいアイデアだ。
Lさんが考えた質問は
「今まで食べた食べ物の中で一番ひどかったものは何?」
というものであった。
第2回の定例はLさんを真ん中に座らせて司会にし、この質問セッションを設けたのだが、これが意外にもうけた。
それぞれ、Slackのチャンネルに画像のリンクを貼ってきたりして、今まで食べた酷い食べ物自慢が始まったのである。
ベトナムチームの英語力は、読み・書きについてはTOEIC800点以上の能力があるが、リスニングとスピーキングはヘクターとPくん以外の4人は苦手。
この4人もなんとか少ない言葉や写真を使ってこちらに伝えようとしてくる熱意を感じた。
大成功である。
この後は毎週、質問を考える人を変えて、みんなに聞きたい質問を定例ミーティングの前に共有するようになった。
「もしプログラマー・エンジニアを辞めないといけないとしたら、どんな職業を選択する?」
「家と、職場以外の自分にとって大切な第3の場所はどこ?」
などなど、毎回面白い質問が考えられ、その答えを聞くとメンバーの知られざる一面を知る機会が増えていった。
最初はなんか子供っぽいアイデアだなと思ってうまくいくか懐疑的だったがこの子供っぽさがポイントなのかもしれない。
第2回、3回と続けるうちに、ヘクターとPくん意外のメンバーの英語のスピーキング力が少しずつ上っていってるような気がした。
もともと英語の読み書きはできてプログラミング言語やコンピュータ関連の書籍はオライリーの英語版の原書を読んで勉強しているような連中なので話す機会がなかっただけでスピーキングに関しての彼らの伸びしろは無限大なのだ。
つづく。
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