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いきなり「寿司」を握らせてくれる組織で、「美酒」のつくりかたを学ぶ【#7:「チーム長谷川で働くということ」】

チーム長谷川メンバーが、毎月異なるテーマでマガジンを更新する「言葉を共有していく感覚」。至極パーソナルな話をしながら、メンバーを相互に理解しあうことが主な運用目的です。そして、今月のテーマは「チーム長谷川で働くということ」。

チーム長谷川にジョインしてまだ1ヶ月ちょっと。まだまだ新人なうえに複業で手伝わせていただいている自分がチーム長谷川を語るのも恐れ多いのですが、フルコミではなく半分チーム外からの視点を持っている僕だからこそ見えるものもあるかもしれないと思い、筆を執らせていただきました。


誰がどう見ても、チーム長谷川はいまブレークスルーポイントに立たされていると思います。

つい昨日、inquireとチーム長谷川の業務提携が発表されました。リリースにもあるように、2018年6月頃には法人化も控えています。

リョーさん個人としても、先日刊行されて話題沸騰の堀江貴文さん・落合陽一さんの共著『10年後の仕事図鑑』の構成を担当されたり、SENSORSの編集長に就任されたりと、更なる飛躍へ着々と駒を進めているフェーズです。

仕事の幅が広がるにつれて今以上の人手が必要になるということで、チームメンバーの採用にも一段と力を入れています。先ほどのリリースにもありますが、クリエイティブプラットフォーム『BAUS』での募集を開始したり、FastGrowでの採用イベントを開催したり。


チームとして一段とスケールアップしようとしているフェーズにあるからこそ、メンバーの相互理解を深めてチームとしての方向性をすり合わせ直すべきなのではないか、との意図で「チーム長谷川で働くということ」がテーマになりました。

また、なんとなくチーム長谷川にジョインしたいなと思ってくれた方に参考にしてもらえたらいいなという意図も込められています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは「僕が実際にチーム長谷川で働いてみてどう思ったか」「これからチーム長谷川でどんなことにチャレンジしていきたいか」について書いていきたいと思います。


「僕いきなり寿司握れ派なんで」と言われてチームにジョインしたら、本当にいきなり寿司を握らせてくれた

まずは、「僕が実際にチーム長谷川で働いてみてどう思ったか」。

「アシスタント」というと、師匠の身の回りの世話や雑用などをひたすらこなしてから、1年くらい経ってようやく記事を書かせてもらえるようになるイメージを抱いていました。だけど、チーム長谷川にはそのイメージを良い意味で裏切られました。

チームに入る前にリョーさんとお会いした際、「僕いきなり寿司握れ派なんで、早速文字起こしから企画出し・ライティングまで幅広くやっていただきたいです」と言われました。

それを聞いた時は正直、「とはいえ最初はひたすら基礎的なことをやって、ライティングとかができるのは早くて2,3ヶ月後とかなんだろうなー」と思っていました。

そんな思いを抱きつつ実際に仕事をはじめると、本当にいきなり寿司を握らせてくれました。ちゃんとしたメディアでの編集・ライティング経験はほぼ皆無と言っても過言ではない僕に、文字起こし・企画出し・インタビュー質問案作成・ライティングなどの仕事をどんどん振ってくれました。

例えるなら、「最初はひたすら皿洗いとかなんだろうなー」って思いながら寿司職人に弟子入りしたら、初日から「とりあえず中トロ2貫握ってもらっていい?マニュアルはここにあるから。」って言われたようなものです。

これには純粋に驚きました。僕と同時期にジョインしたぽりんさんなんて、もう既にフルコミでたくさんの取材案件などをまわしています。いつもすごいなぁと思いながら見てます。

もちろん、不明点は都度質問すると答えてくれますし、クオリティチェックは厳しく行われます。ただ、早いうちから寿司を握らせてもらえることで、仕事への当事者意識も芽生えやすく、仕事をまわすためにどんどん自発的にスキルを吸収するようになって成長スピードも早まるのではないかなと思います。


「優れた革袋」じゃなくて、「美酒」をつくる

続いて、「これからチーム長谷川でどんなことにチャレンジしていきたいか」。

これはもう本当にシンプルで、質の高いコンテンツを作りたい、それに尽きます。

こちらの前回のチームnoteでも書きましたが、僕は質の高いコンテンツをつくりたい、つくるスキル・経験を得たいとの一心でチーム長谷川のメンバーに志願しました。なぜ質の高いコンテンツをつくりたいかは、以下に前回のチームnoteの内容を引用しておきます。

僕は2年ほどIT企業でマーケティングの仕事をしています。その中でマーケティング目的のテキストコンテンツの制作にも色々と関わってきましたが、関われば関わるほど、マーケティング目的ではなくて純粋に良質なテキストコンテンツを作りたいという思いが強まっていきました。そしてやるからにはしっかりと良質なコンテンツを作っている人のもとで修行したいと思っていた矢先、リョーさんのアシスタント募集のツイートを見かけたというわけです。
チーム長谷川は一次情報に基づいたコンテンツ制作のみを行っており、しっかりとしてコンテンツ作りを学ぶにはこれ以上の場はないなと思っています。感謝です。

というわけで、基本的には質の高いコンテンツ制作スキルを身につけられるよう、目の前のひとつひとつの仕事にしっかりと向き合っていきたいです。

いま社会へのインパクトを残そうとしている人は、どうしてもプラットフォームをつくろうとしがちですが、正直プラットフォームづくりはもうかなりのレッドオーシャンになっていると感じます。最近マーク・ザッカーバーグが情報流出問題で連日メディアを賑わせていますが、あれなんて象徴的だと思います。元々学生起業家がつくったWebサービスだったのが、今や連邦議会で議論されるほどの影響力を持っている。プラットフォームビジネスはGoogle・Amazon・Facebookをはじめとした巨大IT企業の寡占状態になっているので、ここに食い込んでいこうとするとかなり厳しい戦いになってしまうのではないでしょうか。

プラットフォームがある程度固定化してしまったいまだからこそ、そのプラットフォーム上に載せるコンテンツの質を上げていくことが重要なのではないでしょうか。評論家・宇野常寛さんがよく、「いま意識の高い若者は革袋(=プラットフォーム)についての議論をしたがるけど、その革袋の中に入れる酒(=コンテンツ)がないといくら革袋についての議論をしても意味がない」と仰っています。僕はチーム長谷川で、「優れた革袋」ではなくその中に入れる「美酒」をつくっていきたいと思っています。「革袋」が一定安定したいまだからこそ、その中に入れる「美酒」をどんどんつくっていかなければいけない、その一助をチーム長谷川で担えればいいなと思っています。

また今は一つ一つの仕事をこなすのに精一杯なのですが、そのうちチーム運営の最適化についても関わっていけたら良いなと思っています。まがりなりにも2,3年スタートアップで働いた経験を活かしていきたいです。普通の編プロとかって結構オーバーワークになってしまいがちだと思うんですが、そうならないための仕組みづくりとかもチームメンバーと一緒に考えていけたらなと思います。


以上、「チーム長谷川で働くということ」でした。次回は、僕と同じく加入1ヶ月ちょっとにして、既にチーム長谷川の「寿司」のかなりの割合を握っているぽりんさんです。フルコミットメンバーとしてチーム長谷川がどう見えているのか、乞うご期待。


【スタッフ募集】
チームでは企画・編集・ライティングのメンバーを新規で募集しています。ご興味ある方、下記のメールアドレス(もしくはツイッター)にご連絡いただければと思います。学生歓迎です。

obaramitsufumi@gmail.com
@ObaraMitsufumi




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