2024.04.15 相場展望
相場全貌
先週はCPIの結果を受けて大きくドル高、株安が進み、金曜日には中東情勢の悪化に関する報道でさらに加速した状態でクローズ
マーケットが閉じている日曜日にイランがイスラエルに対し報復攻撃を行ったとの報道を受け、マーケットオープンでどのように動くか注目
イランは「これで報復は終了」と発言していることから、世論を抑えるためにも体裁上何しない訳にはいかず、しぶしぶ行った行動であると考えられる
イスラエルもそれを察して、これ以上自体が広がらないようならマーケットは行き過ぎたリスクオフから反転となる可能性も
ただ、基本的にファンダメンタルはリスクオフなので、ここから予測で買うのは禁物
為替に関してはオープン直後に大きく窓を開けるようなこともなく、静かにスタートしている
ビットコインは土日も動いていたため、一時長い下ヒゲを付けて下落していたものの大崩れはしていないが、チャートからはダブルトップのネックラインを割り込んでいる状態のため、更なる下落には気を付けたい
最悪、9,000,000円を割り込む可能性もある
CPIの結果を受けてドル高、株安となっていたが、昨日のPPIでは市場予想を下回り相場は反転
ゴールドもこれまで押し目無く上昇していたが、木曜日に2,400ドル台を付けた後に反落
2,342ドルでクローズしているため、大きめの調整は入りそう
2,200ドルあたりまでの押し目があれば買いたい
今週は大きな経済指標は少ないものの、中東情勢によりボラティリティが高まる局面も予想されるため、振られないように注意したい
ドルインデックス
CPIでブレイクし続伸
典型的なリスクオフのドル買い
通貨強弱
○短期
ドル独歩高
ドルストメインでトレードを組み立てたい
○日足
2024.04.15
ドル >円>オージー>キウイ> スイス>カナダ>ポンド> ユーロ
IMMポジション
円は売りがさらに増加
スイス、カナダも売られる
豪ドルは史上最高レベルに売りが積みあがっているが巻き返しの兆しも
相場分析
USDJPY
水曜日のCPIの結果を受けて152.00の神田シーリングを突破し、153.40まで上昇
その後も152.00までは戻ってくる事無く高値圏でのもみ合いとなり、153.20近辺でのクローズとなった
チャートからは基本上目線となり、152.00を背にロングが本来の戦い方となるが、いつ為替介入が入ってもおかしくない水準となるため単純に買一辺倒ではやられる恐れあり
また、この週末にもイランがイスラエルへの報復攻撃を行ったことで中東情勢は悪化
結果、有事のドル買いとなる可能性は高いものの、対円では動かないか円も買われる可能性が高いので動きを予測しづらい
結果、様子見かクロス円のショートが当面のメインシナリオとなる
EURUSD
1.0800でサポートされて揉み合っていたが、CPIでドル高となり下にブレイク
更に週末には中東情勢に懸念が広がり、有事のドル買いで落ちて1.0650レベルでのクローズとなっている
1.0700の日足サポートをブレイクしたことで目線は一気に下向きとなり戻り売りがメインシナリオ
次のサポートが1.0500近辺のため、そこが短期的なターゲットとなる
仮にこのラインをブレイクできれば一気に視界は広がり、パリティまでサポートらしいサポートは見当たらないのでショートポジションは継続
逆に上昇の場合は1.0900を越えれば目線をフラットに反転の可能性も考えたい
GBPUSD
数ヶ月レンジでサポートされていた1.2500をCPIと中東有事でブレイク
1.2450近辺でのクローズとなっている
テクニカル的にはレジサポ転換を確認しての再下落が最も売りやすいが、有事が拡大するなら戻りなく下落の可能性もあるためどこから入るか要検討
次のサポートは1.2190あたりとなり、短期的なターゲットとなる
1.2050が日足レベルの最終サポートとなるため、ここを抜けると大きく落ちる可能性も
有事が収束するまでは基本的に戻り売り狙いとなる
AUDUSD
レンジ上限でCPIにより反転して下落
その後は想定通りチャネルの下限でサポートされ反発していたが、中東有事が金曜日に発生したため0.6500のサポートをブレイク
結果、0.6450近辺でのクローズとなっている
他通貨はサポートラインをブレイクしているものの、オージーは抜けておらず反発の可能性を残している状態
週明け、あっさりと下抜けてくるようなら目線を下に切り替えてショートトレード狙いとなる
短期ターゲットは0.6300で、その次が0.6200
ここも抜けてくるようなら0.6000割れを想定する必要があるものの、有事が収束すれば巻き返しの上昇となるため、その場合は一番株と連動性の高い豪ドルが買い戻されることに注意が必要
場合によっては週明け早々のバイザファクトが起こる可能性にも言及しておきたい
保有ポジション
【短期保有ポジション】
2024.04.10 EURUSD 売り @1.0765 stop:1.0900 limit:フリー
2024.04.10 NZDUSD 売り @0.5970 stop:0.6100 limit:フリー2024.04.11 EURNZD 売り @1.9740 stop:1.8010 limit:フリー
→1.7900 +402024.04.11 NZDCAD 売り @0.9195 stop:0.8250 limit:フリー
→0.8225 -30
【中長期ポジション】
2024.03.18 日経平均 買い @39,300 stop:36,500
2024.03.20 ビットコイン 買い @9,500,000
監視通貨ペア
(GBPUSD/AUDUSD)
上記参照
ショート狙い
(EURJPY)
右の低いダブルトップで、ネックラインを割り込んだことからダウの転換が確定
トレンドラインも割り込んでいることからショート狙い
実体で割り込んで欲しい所だが、4時間足での戻り売り
(GBPCHF)
週足レベルの前回高値を越えられず、日足でトレンド転換となった為にショート狙い
トレンドライ、日足MAも割り込みチャート上は非常に売りたい形
スイス買いとなるため、あまり長く持つつもりはないがFIB38.2%とレジsポの重なる1.1200割れがターゲット
高値更新で撤退
(GBPNZD)
日足のレジサポラインまで下落してきたのでここでサポートされればレジサポ転換のロングを狙いたい
4時間足でカウンタートレンドラインをブレイクすればロングしたいところでRCIも完璧な形となっている
損切は安値割れ
(AUDNZD)
日足の高値で反転していることから、ここでチャートパターンを発生させればショート狙い
いびつではあるが4時間足で三尊を形成しているためネックラインを割ればレジサポ転換を確認してのショート狙いがメインシナリオ
(CADCHF)
0.6700でトップを付けて反落
いびつな三尊の形になっており、買われすぎを狙った反転ショート狙い
0.6640のレジスタンスを下抜けており、日足のMAがレジサポ転換すれば、トレンドライン割れを狙ったショートを検討したい
(EURCHF)
週足のトレンドラインが効いているのか高値揉み合いからの大幅下落
単なる押し目と見ているため方針は変わらないものの、短期的な下落は可能性大
0.9700がサポートとして機能すれば再度買いたい
抜ければFIB38.2%の0.9620が短期的な押し目か
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