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サンフランシスコ・テックレポート2019

先週、また、サンフランシスコに出張してきました。シリコンバレーに近く最先端のテック企業の多い街、サンフランシスコで体験してきた最新テック事情をレポート。

amazon go体験

遅ればせながら無人スーパーのamazon goを体験してきました。行ったのは、サンフランシスコの2号店。実用レベルまで持ってこられている技術は素晴らしいです。あれこれ仕組みを考えても自分なんかには分かりっこありません。USのamazonのIDを持っていない(amazon.co.jpのIDではダメ)自分たちは、同行した現地の人のスマホを借りて入ることにしました。でもそれが、1人ずつ借りて入り買い物して出てくるを繰り返すと思いきや、連続で自動改札にQRをかざしてもらえば1台のスマホで同時に何人もお店に入れるのです。と言うことは、入店後はスマホの位置などはトラッキングされておらず、スマホは入る時のみしか使われていない様子。

いろいろ取ったり置いたりの物色実験は繰り返してみましたが、スーパーとしては、商品数少ないし、現地に住んでいるわけでもないので日常品などたいして欲しいものもありません。結局、上の写真に載せたamazon go限定のマグカップとチョコレートだけを購入と、ただのお土産屋さんとして使ってしまいました。きっとそんな人が多いのではないか?とも思います。

体験のピークはお店を出る瞬間でした。マグカップとチョコレートを手に持ったままゲートを通り店外へ。レジを通過せずという慣れない流れに、ちょっと万引き気分でドキドキ。じわーっと新しいことを体験したうれしさが込み上げました。数分後に、レシートが代表者のスマホに届き、買い物完了。

ただ、結論としては、カードでピッとするだけで買い物できるレベルまでは来ている昨今としては、混んでるレジに並ばなくて良い気軽さがamazon goの売りと言うところでしょうか。新体験の感覚はあったけれど、時代が変わるほどのパワフルな衝撃は感じませんでした。ここからどう進化していくのかに期待。

UBERの新体験

今回、滅多に雨が降らないサンフランシスコが結構な雨。ニュースを見ると高速道路が冠水したり、各地で雨の害が発生しているようでした。間接的な被害としては、雨慣れてないサンフランシスコの人たちや、当然傘なんて持っていない観光客が、街中に大量に走っているUBERを気軽に呼ぶものだから、渋滞は凄まじく、またダイナミックプライシングによる価格上昇幅もかなりのことになっていました。

そんなUBERですが、いくつかの都市ではすでに導入されていた機能だそうですが、サンフランシスコにもBeaconという名の新しい機能が導入されていました。

今まではUBERであることは車体にマグネット式のステッカーをつけて示していましたが、新しいシステムではUBER社のロゴの形をした発光する物体がフロントに付いています。これがなんとアプリ上で呼んだ人が指定した色に光るのです(上の写真ではグリーン)。たったそれだけのこと?って話かも知れませんが、これが自分の呼んだ車がどれか?が一目瞭然で分かってすごく便利。今までの車種やナンバーの情報だけでは、いまいちスムーズに行かなかった車を見つける部分を、見事なソリューションで解決していました。技術的には大したことないけれど、発想の勝利と言えるでしょう。

DeNAの友人に勧められ、日本でもmovという配車アプリを使ってみましたが、残念ながら機能や料金、使い勝手など、雲泥の差です。外国人の旅行客には行き先の指定の部分で利便性はあるでしょうが、日本人にとっては東京では相変わらず流しのタクシーを拾って乗る方が便利な印象です。

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