個展が終了して
こんにちは。
深夜の なう(2023/05/07 03:36:14) です。
初めての個展、「空想する情緒展」が終了致しました。
初めに、
私に画廊を貸して下さった新井画廊様への感謝を、先ずここに書きたいです。
本当にありがとうございます。
そして画廊に足を運んでくださった全ての皆様、偶然通りかかって来てくださった方、全ての方々に心から感謝を申し上げます。
来れなかったけれど、自分のことのように個展の成功を祈り、
私の体まで気遣ってくれた方々もいました。
文章から受け取れる癒しや勇気を力にして挑むことが出来ました。
ありがとうございます。
私はこの個展が始まる事が、
とても不安で仕方がなかったです。
いっそ楽しんでしまえ!と
いつもなら振り切れる緊張感も、
今回はそんなカワイイものではありませんでした。
私の画家としての人生の本当のスタートが始まり、真の意味で、
厳しく世間に評価されるタイミングであると感じていました。
私の作品は、どれも私自身の心やメンタル、
魂を反映したものであります。
布の一枚も着ていない丸裸の自分を、
多くの方々に披露する、そんな気分でした。
そして、本当のことを言うと、
私はSNSで割と自分が垢抜けて撮れている写真ばかり投稿するので、
実際の自分で人様の前に立った時に、
SNSとリアルのビジュアルのギャップがないか、
などもかなり気にしていました。
ガッカリさせてしまったらどうしようと思い、
せめて肌の状態くらいは良くしようと皮膚科に通い続けたり、
普段ならしないようなスキンケアに挑戦したりしました。
そして個展の準備では、
たくさんの作品と日々向き合って、
自宅で制作をしました。
猫背になり続けた結果、
作品の完成と同時に肩こりを爆誕させてしまいました。
アゴが外れるのとはワケが違い、
このままではダメだと思った私は、
応急処置として「肩ボトックス」という筋肉の働きを抑制する注射を打ちました。
ところがボトックスの効果を突き破って、
更なるコリが誕生し、
肩で石を割れそうなレベルにまで肩凝りを育て上げてしまったのでした。
とても重かったです。
アゴが外れた時は「ったくまた外れて、しょーがないの!」って感じでしたが、肩こりは愛嬌がないというか、可愛くないですね。
何の話?
少し長くなりますが、
いろんな方とお話をして、いろんな出会いがありました。
通りすがりの女性が「あなたが作家?やるじゃん!すげーじゃん!」と炎の勢いで褒めてくださったり、
(仮面ライダー電王のOPで似たフレーズあったな)
みたことある顔だなーと思ったら実の父親で腰が抜けそうになったり。
そしてとある来場者様が「てんむす」という食べ物を持ってきてくださって、
お恥ずかしながら無知だった私は
「天(神、あるいは天国からの神聖な)おむすび・・・?」と、
スケールの大きな誤解をしつつその場でお昼ご飯として頂きました。
天ぷらかーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!天ってそれか!!!!!!!!
びっくりするほど美味しかったです。
天むす…シンプルでありながら誠に美味でした。
ここには書ききれないほど本当にいろんな事があって、
興味深いお話をしてくださった方や、
きっとこの日のために話題を考えてきてくれたんだろうなという方だったり、
緊張して呼吸が乱れている方など、
いろんな方がいました。
私は本当にこの人たちに幸せになってほしいと思ったし、
私が幸せの要素のなれるのならば人生を賭けようとも思いました。
もし3年しか生きれないという未来があっても、
私は迷わずこの活動を続け「若菜みさ」を全うすべきであると感じました。
それほどに尊く、私にとって特別な時間でした。
さて、次に目指すのは海外へのアートマーケットへのアプローチです。
目指すはアメリカ、中国、台湾、になります。
日本よりも盛んにアート文化を取り入れている異国の地で、自分がどこまで行けるかを知りたいという好奇心があります。
拠点はしばらく日本に置くつもりです。
理由は、
セブンイレブンのブリトーが好きなので離れたくない、
ということと、日本のお寿司が好きなので、
食べられる距離にいたいというのが理由です。
しょーもな!でも本当だから・・・
早速周囲に相談をしながら話を進めており、
海外に展開することは可能であると感じています。
ただ展開したところで認めてもらえるかが私の中の課題になります。
認めてもらえなくても認めてもらえるまでずっとトライし続けるつもりで居ます。
私は偉大な人になって讃えられたいとか、
大金を手にしたいという野望はそこまでありません。
好奇心の行方を知りたいのが一番、
その次に最低限の生活をできるお金と、
猫を養うことができればそれでいいかなと思っています。
柔軟に、楽しく、自分の心が輝いているか?を時々確かめながら生きてみようと思います。
最後になりますが、
とある来場者の方のお話をして〆たいと思います。
その方は会場に来るなり、
私と会話するタイミングをじっと待っているようでした。
バタバタしていて手が空いていなかった私は、
「お時間は大丈夫ですか?」と聞くと
「はい。話したいことがあります。」
と仰っていました。
ようやく手が空き、
その方に「話したいことがあるってさっき言っていましたね」と声をかけました。
その方は言葉を選ぶ様子でゆっくりとその“話したかったこと”を語ってくださり、
その内容は後に私の脳裏に焼き付くような内容でした。
「自分は鬱を持っていて、普段は外に出ることが難しい。でも今日は今朝みささんのTwitterを見て、しばらく個展をやらないと聞いて急遽外に出る支度をした。」と仰っていました。
これがどれほど体力を必要としたことか、
少し考えただけで想像を絶するものです。
電車に乗って、
GWの銀座の人混みをかき分けて会場まで来て、
初対面の私に声をかけたと思うと、
とてつもない体力を精神力を使ったことだろうと思いました。
その方はなぜか「ありがとうございます」
と何度も言っていて、
こちらのセリフなのになと思いながら、
とても嬉しかったことを鮮明に覚えています。
今回会場に来てくださったすべての方が、
少なからず緊張だったり、あるいは迷いだったり、楽しみだったり、
いろんな感情を持って来てくれたんじゃないかなと思います。
地図を見ながら会場に来てくださったり、
人によっては迷いながらお土産を選んでくださったり、
何を話そうか迷って言葉を選んでくださったり、
目には見えない隠れた気持ちや愛情を、大切にしたいと感じました。
ということでした。
肝心の作品に関する記載が一切ないのが気になりますが、
書くとこれの3倍の記事になってしまうので、
作品のことはまた今度書きます。
ではでは、改めて本当にありがとうございました。
幸せでした。
今後ともよろしくお願いします。
若菜みさ より
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