当たり前に走れること、応援してもらえること

『 長距離陸上選手特有の【足が抜ける症状】は、決して原因不明でもなければ、メンタルのせいでもありません!きちんと評価をすれば原因にたどり着きます!そして、絶対また楽しく走れるようになります!だから、諦めないでください!足が抜ける選手の潜在能力はものすごく高いんです!トップランナーの印なんです!だから、ちゃんと治療をして、また笑顔で走りましょう!』

これは、いつもサポートしてくださっている西山先生の言葉です。

『ぬけぬけ病』(局所性ジストニア)

陸上をしている人なら1度は聞いたことがあるかもしれません!

私は今、実業団で競技をしています。

私は、大学2年生のときにぬけぬけ病を発症し、その時から今も3年以上ぬけぬけ病と向き合いながら、競技を続けています。

当たり前に走れていたのに突然走れなくなる、走りたいのに今までのように走れない、走るのが好きなのに走るのが怖いという気持ちも出てきて、練習に対して前向きになれなくなることも増えました。ひどくなってからはレースにも2回しか出れていません...

発症した経緯・原因はTwitterに詳しく書いているのでそちらを見てください。

1年前にこのツイートをして、勇気がいることだったけど予想以上に反響が大きくて嬉しかったです。
こうやって発信していくことで同じような症状で悩む人たちの力になりたいなって思います。

この症状になって気付いたこともたくさんありました。

・当たり前に走れることが当たり前じゃないということ

2018年の箱根駅伝でぬけぬけ病のことを知って、その時は他人事に感じたけど今自分がなってみると普通に走れることってありがたいことだな〜楽しいよな〜って思います。過去の自分に言ってあげたい笑
また思いっきり走れるようになったら、すごく楽しいと思うし、今まで以上に走れることのありがたみを感じれると思うから1日でも早く治せるように頑張ろうと思います。

・応援してもらえること、支えてもらえることへの感謝の気持ち

大学の時にぬけぬけ病になってから、本当に色んな人がどうしたら改善するのかを考えて自分のために時間を割いてくれました。今も西山先生にはとてもお世話になっています。いつもありがとうございます!(この場を借りて笑)

自分がもう一度楽しく走りたいっていう気持ち以上に、応援してくれる人や支えてくれている人たちに、しっかり治してもう一度走っている姿を見てもらいたいというのが今の1番頑張れている理由です。

・1人じゃないということ

この症状が出たとき、何これ!?なんで自分なんやろ...って思ったけど最初は何も分からないまま色々調べていく中で、同じような症状で悩みながらも頑張っている人がたくさんいて、自分だけじゃないんやって少し気持ちが楽になりました。その人たちの存在も自分の中ですごく大きくて、自分だけじゃないから頑張ろうって思えます。もっとぬけぬけ病の人たちと交流したりやりとりをしたいとひそかに思ったり...

・自分の身体のことを知らなすぎるということ

最近、西山先生がnoteやその他のSNSで発信していることを参考に、局所性ジストニアについて自分なりに勉強を始めました。そこで気づいたのは、走る時にはこの筋肉が、関節がこう動いて...など、自分の体の構造や機能について全然知らなかったということです。もっと早く勉強を初めて、理解出来ていれば何か変わったのかな...と少し後悔してます。でもこれから頑張っていきます!!今の自分の身体がどうなっているかをちゃんと知って、知識をつけて、改善に近づけていきたいです。3年以上経ってもまだ治せてないってことはまだまだ頑張りが足りないってことですね!笑  
もっと頑張ります。


痛みがあるという訳じゃないから、休んだから治る症状ではないし、まだまだ時間はかかると思うし、不安もあるけれど、私が改善することで同じ症状で悩んでる人の力になれたらそれ以上嬉しいことはないので絶対完治させます。

まだまだ平凡な選手ですが、多くの人に私の気持ちが届いたら幸いです。そして、最初に書いた西山先生の言葉を信じて頑張ります!!!

長くなりましたが読んでくださってありがとうございました。

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