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ECDさん

Eテレの再放送で見たECDさんのドキュメント。

ECDさんについて私が知っていることは、植本一子さんの著書で書かれていたことが主なので、ご結婚前のことは初めて知ったことがほとんどだった。

日本語ラップの一番最初の人で、1997年に発表された「ECDのロンリー・ガール」が代表曲。
そうだったのか…。
1997年当時の私は全く知らなかった。
知っていたとしても、ラップイベントに行く勇気を持てなかった気がするが。
でも、メッセージには共感できるので、見た目とか雰囲気で敬遠するのはもったいないと、今は思える。

ご両親について著書に書かれていたことで、気になる内容があった。

父が生きる原動力は 飢えへの恐怖だけなのだと思う
母の「ひとに迷惑をかけるな」は戦時教育によって植え付けられたものだと思っている

私はもちろん戦後生まれだし、両親も戦後生まれだが、これらの考え方が私の中にしっかりとあるのだ。

人に迷惑をかけないことは、何かを選ぶときに必ず考えることだし、飢えへの恐怖とまでは言わなくても、生活を維持することができなくなる恐怖が心の片隅にある。

私の内側には時代錯誤な思考が存在してしまっているのかもしれないなぁ。

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