振り子

奇跡の歌声だと名高いUruさんの曲。



映画『罪の声』の曲で、エンドロールで映像は黒背景に歌詞だけが流れてきて、Uruさんの歌声と歌詞が物語とリンクして泣いた。



ピアノバラードで作品に寄り添ったシリアスな歌詞が編まれている。ラストの〈愛を知って 生きる意味を知った〉の歌詞でオチた。



聴いてる人の状況によって、最後の歌詞の捉え方が変わってくる。


いままさにもがき苦しんでいる人がいたとして、頼ることのできる、すがることのできる〈愛〉がその人の周りになかったとしたら、この最後の一行は逆の意味になってしまうかもしれない。



映画には苦しみのなかを地を這うように生きる人物が登場する。それでもそんな日々のなかで出会う誰かや何かをきっかけに、光を見出せるときが来る。


曲中に悲しい描写も出てくるけれど、
「今、悪いほうに振れているその振り子は、次は必ず光の方角へ振る」と希望を持ってこの曲を聴きたいと思う。


ちなみに、Uruさんのcover曲、めちゃくちゃ良いです。
(ドライフラワーがお気に入り)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?