コロン793a

マジミラ2019でKAITOは仕事をしなかった

マジカルミライ2019行ってきました。ライブは大阪と幕張ともに最終公演に参加できました。ライブ感想はTwitterにちょくちょく吐き出しましたが、どうも言語化したい感情がまだまだあふれるのでとりあえず大江戸ジュリアナイトとKAITOの扱いについてひたすら書きなぐります。

大江戸ジュリアナイトについて

まさかこの曲が来るとは思いませんでした。二年前のマジミラ直後に投稿されてすぐに気に入り、すぐさまマジミラアンケートにリクエストして更に翌年(去年)にもリクエストしました。それでも実際にセトリ入りするのはサプライズ以外の何者でもありませんでした。なにせ事前発売のオフィシャルアルバムには収録されておらず(いわゆる予習は必須な曲だと思っていた)マジミラ少し前に開催された中国bilibiliのライブだかで「ぶれないアイで」が演奏されたと聞いてこれマジミラにも来るパターンじゃん!Mitchie Mさんの枠これで終わりじゃん!となって希望的観測が無かったのです。

そして実際にライブで見た感想ですが最高でした、予想以上でした。ライブ映えするだろうと思ってリクエストの本命中の本命だったのですがここまでとは。そしてモジュールはなんと学生服の学ラン★パーカーとリボンガール。この組み合わせ大好きで特にリボンガールはミクのモジュールで一番好きなのです。和風曲なのに学生服モジュールは最初数秒は疑問でした。でもよく考えるとミクさんはともかく、KAITO和服モジュールでこの曲に違和感の無いものというとなかなかありません。「ミクとKAITOお揃いで踊っても動きやすい和服」となると桜花、蒼雪がありますが千本桜のイメージが強すぎるので使うのはナンセンスでしょう。大江戸ジュリアナイトオリジナルの衣装がベストですが、見るだけで動きにくい衣装なので案外だめだったのかもしれません。学生服モジュールにすることで学園祭の出し物みたいな雰囲気を演出したのだなと理解しました。そしてこれが見事に大ハマリです。学生がわちゃわちゃとはしゃいで踊って観客を煽る。めちゃくちゃ楽しい。いつの間にかステージに鎮座してる和太鼓。鼓動は去年見たので予想できたのですがバチを構えてドコドコ叩き始めるのはKAITO兄さんではなくミクの方。そしてホーホケキョ!

すいません、ここで笑いました。

可愛さとかっこよさと面白さの大洪水。待ち望んでいた曲だから全力で楽しんで声出すぞ!と息巻いていたのにその覚悟すらホーホケキョは貫通してきました。謎の敗北感すら感じました。

改めて考えるとホーホケキョの演出が代表なのですが(お笑い的な意味で)面白いというのは個人的に今回のライブで一番大きな進化をしたと思っています。個人的にいろんな作品において大事な価値観は「かわいい」「かっこいい」「おもしろい」の3つだと思っているのですが、ミクさんがマジミラの主役なのですから「かわいい」は非常に多く「かっこいい」も珍しくありません、ですがライブの演出として笑ってしまうほどの「おもしろい」というのはまだマジミラ参戦3年目の自分が言うのもなんですが記憶にありません。他にもライブ最初のMCでステージ左サイドの観客に声かけたあとにセンターへ移動してフェイントをかけて右の観客へ走っていくという小技もありました。ホーホケキョをはじめとした非現実的な演出と、この「おもしろい」を取り入れた構成は続くようなら今後のマジミラでの大きな楽しみになると思います。来年ほんとにプロレスできるのでは?

KAITOの扱い

大江戸ジュリアナイトに付随してあちこちで聞くし自分もいろいろ思った話題があります。それは今回のKAITOはソロ曲が無くて出番は大江戸ジュリアナイトのみだということ。今回ソロ曲が無かったのはKAITOのみであり、出番である大江戸ジュリアナイトもデュエットというよりはサブボーカルという感じで、悪い言い方をすればおまけ的な扱いに見えるのも無理はありません。「ソロ曲無し、出番はおまけで合いの手やラップする一曲のみ」というのは事実であり、KAITOの扱いが悪いと自分も最初は思いました。余談ですがKAITOに興味無いと断言する友人ですら「今回兄さんの扱いひどくない?」と言ってたくらいです。ソロが無いのは残念でしたし、来年は一曲で構わないからKAITOソロをやってほしいというのは今でも変わりません。ソロ曲さえあれば今年のセトリは来年以降超えられるかわからないくらい完璧だったのにというのも本音です。

その上で改めて考えてみました、本当にKAITOの扱いは悪かったのか?と。

まず大江戸ジュリアナイトが入ったタイミングはルカさん10周年コーナーを終えてバンドメンバー紹介パートの直後です。ルカさんおめでとー!バンメン紹介かっこいー!のすぐ後です。なかなか目立つタイミングだと思います。一曲目や本編&アンコールのラストやMC直後の曲に勝るとも劣らないタイミングです。言い方は悪くなりますがKAITOの出番は前半が当たり前で、出番が終わるとそれ以後は出てきませんでした(2017年はDECORATORで出てきましたが)。それが今回は後半で、これから本編ラストに向けて突っ走るというところでの登場でした。そしてミクさんと一緒とはいえ新曲&新モジュール。そして上でも挙げたように新しいことに挑戦してる演出の斬新さ。ルカ10周年があるからセトリ枠はそちらにも確保しないといけないことを考えると、おそらく運営は大江戸ジュリアナイトをできる限り目立つタイミングで演出も気合入れてくれたのではと思うのです。そう思うと今回のKAITOの扱いは悪かったのかという問いに対してはなかなかイエスと言えない気がします。

何よりも大江戸ジュリアナイトでわちゃわちゃしてるミクさんとKAITOが楽しそうで楽しそうで。先日Twitterで「あの二人実はライブに呼ばれてないのに勝手に乱入してきたのでは?」みたいなことツイートしてそこそこのいいねをもらいましたが、思い返すほどだんだんそんな気がしてきます。学生の二人が何かイタズラを思いつき、踊ってみた的な練習をして本番のライブに乗り込んでくる。あの勢いよく出てくる幕はもしかすると共犯者のリンちゃんとレンくんがやってるかもしれないとか。そんなの絶対面白くて楽しいに決まってる。ライブに限りませんがKAITOがかっこいい役割だったり重要なポジションだったりすると「兄さんいい仕事もらったなあ」と思ってしまうのはそれなりに年季の入ったカイトファンあるあるだと勝手に思っているのですが、今回のジュリアナイトはもう「仕事」に見えなかったです。別に今までのライブ出演が悪い意味での「仕事」と表現するつもりはありません。だから奇妙な表現をするなら今年のマジミラはKAITOの仕事は見れなかった。見れたのは逆に今まで見たことのないくらい楽しそうにラップして動き回るKAITOでした。ソロ曲が無かったことにKAITO本人が最後まで気づいてなさそうというか忘れてそう。

大江戸ジュリアナイトとKAITOの扱いだけでまとまりのない長文書きましたが、これらを全部頭の中で反芻してるとさすがにそれだけで疲れてしまうので吐き出しておきます。


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