うつ病後の知能向上

うつ病の治療が終わって感じたことは、以前のような能力を発揮できていないということでした。
仕事では以前のような理解力や処理速度が出ていないな・・・とよく感じていました。
うつ病の真っ最中よりはもちろんいい感じなのですが、もう少しできたはずなのにとか、もっと頑張れたはずなのにできない・・・と感じることが多くありました。
そこで自分がとった行動は、サプリメントに頼ることでした。DHAなどのフィッシュオイルやマルチビタミン剤を取っていたのですが、これに加えてレシチンをとることを勧められて取り始めました。
これらのおかげか、短期記憶は以前より良くなったように感じました。
しかし、以前のような無理が効かないというか、頑張れる量が減ったのは変化ありませんでした。

うつ病後の能力低下について自分で考えてみた結果をまとめます。
①そもそもうつ病前と後では年齢を重ねているので以前のような能力は出ない。年齢による能力低下もある。

これが一番大きな原因のような気がしています。子供の運動会で転ぶお父さんのように、いつまでも若い気持ちでいましたが、5年の時を経ているので、当然すべての能力が低下しているでしょう。これは受け入れなくては仕方がありません。

②うつ病になったので、再発防止するために脳でストッパーを早めにかけるようになった。

これも人間が生きていくためには仕方がないことだと思います。再度あのような病にならないように、体や心を守るため、早めにブレーキを踏んで休息を取らせようとするのでしょう。ただ、自分の体感としては、ブレーキのタイミングが早すぎる気がしていました。
これへの対処方法は、少しずつ無理をすることでした。いきなり以前と同じようにするのではなく、脳の方でストッパーをかけてきたら、そこからほんの少しだけ無理をして休むのです。これを繰り返していくことで、脳の方もここまでは大丈夫だと覚えてくれるようで、少しづつ少しづつブレーキをかけるのが遅くなっていきました。
この脳のストッパーは自分を守るために必要なものなので、どこまでゆるめるかはかなり慎重にならないといけないですね。

③治療中は脳や体を使う機会が少なかったため退化している。

これも結構大きい気がします。うつ病の時は深く考えることができなかったり、そもそも動き気力もないため体を使うことも少なくなっていきます。
こういった時間が長いため、体力・知力が衰えています。
そのため、少しずつ運動をする機会を増やしたり、頭を使う機会を増やしていくといいと思います。
自分は筋トレをやったり、自分が好きなことの勉強をしたりしました。人と競うようなことはしないで、自分のペースで頭と体を使う機会を増やしていきました。

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