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中目黒/メロウ アオバダイ/ナカメグロ ドライカレー

アラ50。独身。お太り様。運動ダメ。酒飲めない。友達いない。歯汚い。学無い。お金無い。会社危ない。SNS使いこなす様な自己顕示欲も無い。頑張ってきた事も無い。なのにそのプライドはどこから?食べる事だけは大好き。そんな只の素人が勝てもしないパチンコにかわる趣味として自己満足日記を始めます。殆ど飲食店訪店日記になると思います。辿り着いてくれた方には感謝です。暖かい目で読んでやって下さい。

さて、中目黒の桜もやっと緑がかってきました。これで花見客が少し落ち着いてくれれば中目黒勤務民もほっとします。小さな小さな中目黒駅に毎日あれだけの花見客が押し寄せるのも異常です。そもそも中目黒にはあれだけの人数に対応するだけの飲食店や遊戯施設はありません。夜や休日は仕方が無いにしても、平日ランチ時に選択肢も少ない飲食店の中からやっと定着したいつもの店に入れず路頭に迷う日々が続くのです。

でも今日はそんな平日昼ではありません。いつもは滅多に通らないエリアを散策してみます。平日のランチ時には食べやすい和食ご飯物でさくっと済ませたいのですが、今日はお手頃にお腹にたまればオサレなものでもいいかも。場所でいえば中目黒駅と池尻大橋駅との中間とでもいいますか、あのグループの本拠地やあの店の本店、あの店のアジア発の店の近くにいくつか面白そうな飲食店を発見です。今日は1店に絞らなければいけませんが、今後の日記のネタ候補店も確保です。

表通りに近いけれど面しているでも無く、目黒川沿いからも少しだけ入った場所に美味しそうなドライカレーの看板を発見です。スパイスに詳しく無ければカレー好きにあらずのカレー界隈の威圧があるので大声では言いませんが、普通の日本人並みにカレーは大好き。蕎麦屋のカレーから松屋のカレーからグリーンカレーからマッサマンカレーまで好きですよ。でも長い間ドライカレーを食べていない事に気付いて、このお店に決定。

見上げると建物の2階の大きな窓が開いていて、自分なんぞは入れないオサレな空気がそこからだだ漏れています。ドライカレーに誘われてしまったけれど、オサレカフェのランチなんて値段だけ高くて満腹にはならない、でも今日は(も)ランチのハシゴをする様な財布の余裕は無いぞ、と一抹の不安を抱えながら・・・「メロウ アオバダイ」に恐る恐る入店。扉を開けるなり正面に厨房があって料理人が見えてその前にはたっぷりと余裕をもって座れるカウンター。その両サイドにテーブル席の側とソファ席の側とがあって広々とした店内。そして先ほど外から見た大きな窓が開いていて目黒川沿いの桜の匂いを纏った空気が店内を流れていてみすぼらしい格好をしたまま入店してしまった自分を迎え入れてくれました。あぁ、自分には似つかわしくないあの東京カレンダーの世界じゃん。

入店前から注文は決まっているのに、余裕を持ってランチメニューを眺めるフリをしてそれから「ナカメグロ ドライカレー」をおずおずと注文。店内に溢れる桜の匂いを纏った空気に洗濯される気分に浸って待ちます。オサレはオサレでもカフェではなくてビストロでした。夜は牡蠣がお薦めのビストロ。こんなお店でデートなんてしようものならそれはもう東京カレンダー寄りの勝ち組ではなかろうか。お酒を飲むでもなく酔っぱらってしまう直前で「ナカメグロ ドライカレー」がいざ降臨。先ず目に飛び込んでくる先陣はパプリカとナスとトマトとオクラの野菜たち。カレーは天ぷらと並ぶほどに野菜を美味しくさせる料理だと解っているけれども、ドライカレーにおいてもそれは変わらないと再確認。挽き肉にたっぷりと絡むカレーは辛くはないカレーでした。

さて、ここにきて。辛くなくてそれでいて美味しいカレーをどう表現したらよいのだろうか。辛くないはホットではないのだろうがそれはスパイシーではないと同意なのだろうか。辛くはないが甘い訳でもない、いやお肉の旨味はしたからその中に甘味もあったのではないか?辛いのであればその中に酸味もあってそれでさっぱりとしたとか表現できるのかも知れないが。

混乱してきてそもそも美味いというのはどう表現したらよいのかにまで話が逸れてしまうと初投稿から飲食店訪店日記の意義が崩壊してきてしまう。自分に似つかわしくないオサレさにのぼせてしまいましたという事にしてしまおう。グルメライターではない。ただの日記だ。大盛り(有料)にもしてくれてお腹も満足、ランチにはドリンク(レモンサイダーを選択)もついてのお値段だったしで財布にも満足。ちゃんと美味しくいただけて、最終的に心も満足でした。


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