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テックキャンプ生インタビュー

まとめと結論 〜有山の感想〜
・テックキャンプ以外のスクールの説明会/個別説明も受けるべし
・独学やるべし。独学である程度進めなければスクール行っても同じ
・テックキャンプ通ってる人は危機感持つべし
・まともなスクールに入学できない=プログラマーとしてやっていくのは厳しい


有山:今日はお時間いただきありがとうございます、よろしくお願いします。まず、ちょっと答えづらい質問とかは秘密ですとかで大丈夫です。プライバシーとかは守られるようにしようと思うのでよろしくお願いします。

田中さん:お願いします。

有:今テックキャンプでだいたいどれぐらい進んでるか教えてもらえますか?全体の何%ぐらいですか。

田:まだ始めたばかりです。はじめて少し経つくらいです。

有:DMでちらっと聞いたような質問を聞いていきます。まず今回プログラミングスクールに入ったきっかけはなんですか。

田:前からwebアプリの裏側というか、どうやって動くのかと興味を持ってたんです。でもプログラミングを学ぶってなった時に年齢的にどうなのかなと思って諦めてました。プロゲート利用して勉強してたらすごくのめり込んでしまったので、これを仕事にできたらと思ってプログラミングスクールを探していた感じです。

有:今の仕事からはそれでプログラマーに転職しようかなっていう感じですかね。

田:そうしたいと考えております。

有:プロゲートとかで独学でやってからスクールに通う方って割とちゃんとしてるというか、はっきり目的意識持ってやってるほうだと思います。例のツイート  の意図としてはプログラミングとか全然知らないけどなんか楽に稼げそうだからってホイホイ広告につられてしまった人たちに考え直して欲しいというのが一番だったので、田中さんみたいに仕事にしたいと思ってスクールに入られる方はすごい真っ当な理由だし単純に言うと大丈夫だと思います。

田:私もスクールに入ったらなんとかなるんじゃないかっていう考えを持っていたので、有山さんのツイートを拝見させて頂いて、これは考えを改めないといけないと思ったんです。スクール以上の勉強の必要性を痛感しまして、DMを送らせていただきました。


有:プログラミングスクールはテックキャンプ以外も検討されましたか。

田:探したんですけど、30代でも受け入れてくれるスクールがなかなか少なかったです。

有:なるほど、確かに未経験だと30代でもというところは少ないかもなあ。やっぱり30代で例えば田中さんみたいにプロゲート独学でひと通りやりましたみたいな人だと多分受け入れてくれるところは結構あると思うんですね。ただパソコンの操作もおぼつかないような人もぶっちゃけいらっしゃるんですね。テックキャンプの同期の方でもいるとおもいます。そういう人を他のスクールは受け入れて責任持って面倒を見れないから、伸びしろがある若い人にっていう風にしてるところはぶっちゃけあると思います。

田:情報弱者だって言われたら何も言い返すことはできないですけど。。

有:そうですね、テックキャンプとか侍エンジニア塾はバンバン広告出しているしアフィリエイトとかもバンバン出してるんで、プログラミングスクールっで検索した時には圧倒的に出てきちゃうんですよね。それなら30代でも受け入れてくれるガチなスクールがもっとあればいいのかもしれないすよね。

田:そうですね、それは少し思いました。

有:ちなみになんですけど入学前にスクールの説明を受けたりしましたか。

田:1時間ほど面談という形でスクールに関する説明を受けました。カリキュラムの内容とか注意点とかを聞きました。

有:その説明ってどんな感じでしたか。田中さん的にはなるほどとなる感じなのか、それとも事務的なものですか。

田:こちらの受講しようと思った動機を聞いていただいたりして、その後共同開発やスクールで作る具体的なものなどカリキュラムの説明を受けた際にはおかしいと感じるところはなかったです。

有:プログラミングスクールってこんなもんかなみたいな感じですかね。

田:そうですね、カリキュラムとしては充実しているかなっていう印象でした。

有:ちなみにテックキャンプ以外では説明を受けたりはしましたか。

田:ないです。

有:普通そうだよなあ。了解です、ちょっと突っ込んだ質問をしていいですか。ぶっちゃけ講師(メンター)の方のレベルってどうでしたか。ぶっちゃけ全員じゃないんですけれどもテックキャンプの卒業生がそのまま講師やってたりとかするんですよね。

田:私もその噂は承知してはいるんですけども、実際に受けてみて質問とかもしたんですけど、メンターさんはしっかり質問に答えてくれました。ただ実際の現場のレベルがわからないので今の私では正直見極められないですね。

有:多分基礎中の基礎については卒業したばっかの人でも教えられると思うんですね。先ほどおっしゃった環境構築して設定するところとかです。でも例えばオブジェクト指向とか概念的なものとか、実務だとこれくらい求められるよっていう話とかは現場でバリバリやってる人とか少なくとも3~5年ぐらいはプログラマーをやってないと教えられないかなっていう気はします。後はちょっと複雑なものをチームで開発してくみたいになった時には経験の差が顕著に出るかなってのが一般的な考え方ですね。

田:私はまだ基礎的なレベルがいいところもあるし、その辺の質問対応していただければ十分というところがあります。なのでそれ以上はわからないですね。

有:それはもしかしたら就業してどっかで勤めているうちに、あのときのメンターすごいできる人だったなとか逆に絶対実務経験ねえだろとかが分かるかなと思いますね。ただ教えるのがすごく上手な人もいるので一概には言えないですけど、聞いてる感じだとものすごく当たり外れが大きくて、スクール卒業してノリでバイトしてる人が結構いらっしゃるらしいです。それなのにプロが教えてますみたいな誇大広告してるからちょっとまずいんじゃねっていうのが一応僕の個人的な考え方です。全てのスクールが卒業生のスキルとか人生のキャリアに対して責任を持てるのかって言うとそうではないってのは正直あると思うんですけど、もうちょっとやり方を考えてほしいなというのがツイートの意図としてはありました。ちょっと脱線しちゃったんですけど質問変えます。田中さんのなりたいプログラマー像とそれに対してスクールだけじゃまずいなぁこうしようかなみたいなのを教えてもらってもいいでしょうか。抽象的でも構わないのでお願いします。

田:そうですね、勉強内容は楽しいし今後このまま仕事をしたいとはざっくり思っています。ただ卒業していきなり自社開発は正直現実的ではないので、SIer名乗って修行が必要なのかと思っています。テックキャンプ生の中には自社開発の企業から内定をいただいている人もいますが、そういう人たちは通う前からやられている方が多い印象です。有山さんのツイッターの中でランテックさんがいらっしゃると思いますが、そこに先日カリキュラムをお伺いしましたがあれは上級者向けですよね。。

https://twitter.com/hisaju01?s=20


有:プログラミング自体を教えるというよりは開発を学ぶって感じですよね。野球で言うと素振りは自分でやってくれるみたいな。素振りはビデオとか見ながら自分でやってもらって、練習試合をうちでやりますみたいなスタンスですね。1日1000本素振りしてますみたいな人を採用できるかって言うとわかんないですね。バッティングセンターで140km玉出ますか、とか草野球でいいから成績どれぐらいなんかなとかが知りたいですよね。

田:私としても未経験をどうにかしたいと思ってます。。

有:たしかにランテックとかだったらスクールの後半とかでプロジェクトっぽいのをやらせるので企業の面接にも~やってましたって言いやすいし、ランテックとしてもうちの卒業生は最低ここまではできるみたいにいいやすいんですね。卒業したってだけじゃなくてそもそも~のぐらいのスキルがないと入学できなくて~ができないと卒業できないという基準がはっきりできているんで保証はしやすいですよね。プログラミングのスキルを数値化するのはめっちゃ難しいけど、そうやって基準を作ってるスクールの方が明確かなっていうのはありますよね。だから僕が田中さんの立場だったら卒業してからポートフォリオになるようなwebサービスを自分でちょっと作るかなっていう風に思います。

田:そうですね、ポートフォリオをもっと意識して作らなければと思っています。ランテックの方にも自分が作れるものというより自分が作りたいものを作ったほうがいいよという言葉をいただきました。

有:一番いいのは趣味と実益兼ねてるものですね。例えば釣りが趣味だったら自分の釣りを記録して統計にするようなアプリとか、ダイエット中だったらダイエット記録をつけて例えば食べた物入れるとカロリーが自動的に入って日々の摂取カロリーと消費カロリーが折れ線グラフになって出てくるみたいなやつをモバイルのアプリっぽい感じですけど作るといいと思います。webでありがちなのは家計簿とかでもいいですけど、なんか自分の作りたいものがあるといいですね。

田:どこまで作り込めばいいかをお伺いしてもよろしいでしょうか。

有:それはめっちゃ難しいですよね。具体的な基準じゃなくて、絶対というより比較だと思っていて、その会社が求めるスキルレベルかどうかを判断できればOKって感じなんですよね。だから例えば今の釣りでもダイエットでも家計簿でもいいんですけどね一通りかけるし理解してるんだなとなれば採用って風に多分なるんですけど、ダメな例としてはテンプレとかサンプルをコピーしてちょっといじっただけみたいなやつだとこれゼロから作れるの?とかこれちゃんと理解して作れてる?みたいな話になり、細かいところ突っ込んでこれってコレクションどうやって処理してんのとかちょっと細かく突っ込んだ時に答えられず死亡するみたいなケースは多分多いですよね。

田:自分で考えて作ったものじゃないとダメですよね。。

有:そうですね、理解してないときついっすよね。僕の面接にWordPressのサンプルみたいなポートフォリオで持ってきたやつが来たんですけど全く理解してなかったんですよね。

田:ああ、、。

有:逆にそのポートフォリオでなぜか面接官が知識ゼロで採用されちゃったらもっと地獄で、プログラミング全然できないのに求められたらやばいっすよね。3日で会社行けなくなると思う(笑)。だから面接も、評価されるってよりはプレゼンというか相談なんですよ。僕のスキル見て欲しくて今~は自分で作れます、~は理解してるけどちょっとまだ自力だと実装できなくて見てもらいながらとかサンプルのコードを直すとかならできますとか。採るほうもそこまで出来てんなら全然大丈夫だよ、うちで働いて半年もすれば覚えるよみたいな感じでお互いの認識をすり合わせるんですよね。それで会社としては~くらいできて欲しいなあとか~くらい伸びしろがあってほしい、受ける側としては~くらいできるようになりたいみたいなものをすり合わせます。

田:そういう意味で自分は何ができて何ができないかを把握する必要があるんですね。

有:できたほうがいいです。そのためにはとにかく反復するしかないかなって思います。最初はわかんなくて写経をひたすらするしかないですけど、それを見ないで自分で作ってなるほどこういう仕組みになってんだっていうのを繰り返すしかないですね。その時に自分が作りたいものを作らないとなかなかそういう理解も深まらないのかなっていう気はします。インタビューと称して結局僕がしゃべりたいことを結構喋ってしまったのでちょっと反省です。。

田:こちらこそ僕も勉強になりました。今後の勉強にどうつなげていくかわかりました。

有:いえいえ。田中さんの場合はプロゲート最初に自分でやるような方だし、危機感とか目的意識あれば全然ゆっくりでも絶対伸びるんで大丈夫だと思います。

田:そう言っていただけるとうれしいです。ありがとうございます。

有:ほかに質問というかは聞いておきたい事とかってありますか。

田:ポートフォリオですけど技術以外で大事なことはありますか。

有:コミュニケーション能力ですかね。僕ここまでできます、とかプロセスを伝えたりとかあとは相手の意図を汲んだりとかです。それは人としてというか、社会人の経験というかもしかしたら小さい時からの経験かもしれないですけど。。役割によっても変わってくるけど相手の立場を理解したり自分の立場を伝えるみたいなのの両方ができればいいのかなの思います。あとは技術仕事のスタイルも時代でどんどん変わっていくので対応し続けるというところですね。僕は今34なんですけど、僕の感覚でも周りがどんどんオッサン化してて、古い世界観でしか生きられない人がでてき始めています。言い方悪いけど安定志向で新しいことをやらなくなるっていう。もっと上の世代、40~50代だと例えばZOOMとか使いこなせなかったり、新しいことが億劫になってくる人が増えてきます。30代くらいからめっちゃ差が開く気がするんですよね。

田:新しいことに対して、ですね。

有:そうですね。会社で10年くらい同じことやり続けてきて、違う環境とか転職したときに全然対応できなくなる人が出始めるころかなって思います。僕もiPhone出た時これ絶対使わねーわって思ってたりしたので人のこと言えないですけど。。

田:それは意外ですね。

有:ガラケーで十分やんけって思ってましたもん。まあでも時代に合わせざるを得ないですよね。今飯食えてる仕事も10年後は怪しいですし。。あ、そうだ、めっちゃ聞きたかったんですけど、テックキャンプってクーリングオフの制度はあるんですか?

田:14日以内であれば返金してもらえます。あと転職できなかったら返金してもらえます。

有:へえ転職できなかったらやってくれるんですね。ほんとかなあ。底辺みたいなSESとかに送り込まれるといううわさもあって。そんなの保証されても困ると思うけど(笑)。

田:どうなんですかね。。

有:なるほど、では禁断の質問いいですか。答えたくなかったらいいですけど。もしテックキャンプ入る前に時間を戻せたらどうしますか(笑)。

田:んー(笑)。。難しいですけど、ランテックさんとかは入る前のレベルがどうしても高いものが求められるので、テックキャンプは初心者には寄り添う形ではあると思います。

有:たしかに、入門のハードルは低くしてありますよね。

田:そうですね、それで安心できる部分はあります。でも結局は自分でやらなければならないので、時を戻せたら、、、難しいですね(笑)。

有:わかりました、ありがとうございます。勉強になりました。僕の意見も一意見にすぎないので、うまく行ってる先輩とかをマークして追いかけるのがいいと思います。テックキャンプの先輩でも他の未経験の人でもいいので。

田:すごいなと思う方もいらっしゃるので目標にしていきたいと思います。

有:そういえばテックキャンプの卒業生のグループみたいなのはありますか。

田:どうですかね、、。コロナの影響でないって感じかもしれないですが。。

有:そういううまくいってる人に話を聞きたいですよね。テックキャンプ以外にどのくらいやってたか、どういう技術が役に立ってるかとか就活はどうかとか、実際にやってる人のほうが参考になりますよね。

田:そうですね。

有:ツイッターにはちょこちょこいるけどテックキャンプ側でもやってほしいと思いますよね。今日はありがとうございました。

田:ありがとうございました。



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