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【解説】カラオケ78点だった僕が、全Ado曲で100点を取ったおはなし

この世にこんな綺麗な景色があるのかと。
この肌で、指先で、心で。そう強く感じた。

それほどまでに辿り着いた境地は艶やかで、私が手に入れたものとは思えないくらいに眩しい。
目に入る七色の輝きは強く目に焼き付いて、この瞬間、私は、きっと生涯この景色を忘れないんだろうなって。そう信じて疑わなかった。



はじめに

皆様へのご挨拶

はじめまして。そうでない方は、いつもありがとうございます。
この記事を執筆しているmksign(読み:えむけーさいん)と申します。

先日、大好きな歌い手さんであるAdoさんの全ての楽曲で100点を獲得することが出来ました!!!
カラオケに通うようになってから約三年。ずっと夢見ていた全曲100点を達成することが叶い、感動と興奮で胸がいっぱいです。

今回は、私がAdo曲全曲100点を獲得するまでに経験、実践したカラオケ採点の攻略方法について解説したいと思います!!

記事の概要・注意事項

この記事では以下の内容に関して言及していきます。

・DAMの精密採点DX-Gの概要や点数アップに関する解説
・目標点数別(80,90,95,100点)の攻略方法
・新時代、ギラギラ、唱のカラオケ採点における歌い方解説

以上の三点について主に触れていきます。
よって、本記事においてはあくまでカラオケでの歌い方という部分を主にフォーカスしていきます。
中には歌唱力を上げるための情報も織り込みたいと考えていますが、あくまでカラオケの解説ということをご承知ください。

併せて、以下注意事項となります。

長いです(文字数24000字超)
解説と銘打っておきながらかなりの自己満記事となってしまいました…
各種解説内容に関しましては目次の方からもご覧いただけますので、是非ご活用ください!!

追記:本記事の重要ポイントを簡潔にまとめたPDFファイルを作成しました。
かなり簡潔なため、詳細に関しては記事の該当部分をご参照ください!!

・本記事で指す"採点"はDAMの「精密採点DX-G」を指します。
精密採点aiや、JOYSOUNDの採点の解説でないことをご了承ください。
しかし、歌い方や採点における考え方については共通する点も多く盛り込んでいると思います!!

・記事内で解説する情報には少なからず誤りがある可能性があります。
本記事は私個人の知識+経験を元に作成しております。
解説の大筋が外れることはありませんが、詳細なポイントや解釈に関しては誤りがある可能性があります。

・本記事は80点から100点(ボーナス込み)を到達目標としています。
上記の点と併せて、本記事はボーナス無しの100点や高いチ計を狙う方には私の技術不足故におススメ出来ません…

・その他、一部誤字脱字を含む可能性があります。
本記事に関する質問や情報の誤り、誤字脱字を発見された際には私のX(旧Twitter)アカウント:@mksign666までDMを頂けると幸いです。

カラオケ

採点の仕組み

まず初めにカラオケ採点がどのような仕組みのものなのかについて触れていきたいと思います!!
かなり初歩的な部分から触れようと思うので、既にご存じの方は次の章へとお進みください。

大好きな曲

DAMコンテンツである精密採点DX-Gを起動させた状態*¹で歌唱が終わると上記のようなリザルト画面が表示されます。
この画像を参考にしながら、カラオケ採点の仕組みについて触れていきたいと思います!!

①合計得点
画面左上に表示される一番大きな数字です。改めて解説することもあまりないかもしれません笑
後述するチャート計から成る点数とボーナス点(+裏加点*²)の合計によって点数が表示されます。

②レーダーチャート
画面右側に表示される五角形のことを指します。
音程表現力安定性ビブラート&ロングトーンリズムの五つの項目があり、五つの項目の総合的な上手さによって採点がされています。

実際に100点を取ったときのリザルト

そして、各項目100点満点の、計500点満点で採点がされています。
※この合計値のことを、一般にチャート計(略称:チ計)と呼んでいます。

上の五角形のレーダーチャートの青の部分が大きくなる(チャート計が大きくなる)ほど、点数はアップしていきます!!
合計点をアップさせるためには、五角形全体を大きくすることを意識しつつ、青の部分が小さい項目を伸ばすことを目指すことが大切です!!

多分人生で一番低かった点数

そしてこの五項目の中でも、各項目の値(チャート値)を上げることで合計点が上がりやすい、上がりにくい項目がそれぞれ存在しています。

順番としては、
音程>>表現力>安定性=ビブラート&ロングトーン=リズム
の順に点数の優位性が存在しています。

言い換えると、音程や表現力といった項目は比重が大きく安定性やロングトーン、リズムは比較的比重が小さいような仕組みとなっています。
自分の苦手な項目を克服しつつ、音程や表現力を伸ばしていくことが、高得点を目指す秘訣です!!

③ボーナス点
ボーナス点は画面左上、合計得点の上側に表示されている数字のことです。

・音程ボーナス
・表現力ボーナス
・ビブラートボーナス

の三つのボーナスが存在していて、基本的にその回の歌唱で一番評価が高かった項目のボーナス点が付与される仕組みになっています。
また、より高いチャート値を取るほど、得られるボーナス点は大きくなる傾向にあります。(0~3点の間で推移)

チ計や他の項目との兼ね合いもありますが、
この回では表現力の評価が非常に高いため、ボーナス点を3点近く獲得しています。

ボーナス点の付きやすさにも優劣があり、
表現力ボーナス>ビブラートボーナス>音程ボーナス*⁴
の順に高いボーナス点が付きやすいです!!

そのため、ボーナス点が付きにくい方や更なるボーナス点を獲得したい方は、まずは表現力ボーナスを伸ばしていくことを目標にしてみましょう!!

【まとめ】
カラオケ採点は各チャートの合計、チャート計によって点数が決まる。
・評価の高い項目があれば、その精度に応じてボーナス点が付与される。
・点数、ボーナス点それぞれに、項目ごとの優劣が存在する。

ここまでで、採点の仕組みの解説は終わりです。
次の章からは、実際に点数を伸ばすための各項目の概要や伸ばし方について解説していきたいと思います!!!

【補足】
*1 採点モードは手元のデンモク(最初の画面or左下の”コンテンツ”と書かれたボタンから)やスマホのデンモクアプリから起動出来ます!!
*2 後述する"裏加点"の項目で詳しく解説しています。
*3 同じチャート値の際の減点の幅の大きさで優劣を判断しています。
*4 チ計に対して得られるボーナス点の高さを、私の過去の履歴から総合的に判断して優劣を判断しています。

表現力

普段、友人やフォロワー様からカラオケの相談を受けることが多いですが、中でも一番相談を受けることが多い項目です。

僕自身も、表現力が伸び悩み、点数が上がらない時期がありました…
しかし、同時に表現力を改善することで一気に2~3点以上の点数更新を果たすことができ、得点アップのための近道でもあります。

表現力自体の点数が上がる上、得られるボーナス点も大きくなります。
※写真はイメージであり、実際には表現力以外の項目の評価によって点数は前後します。

習得に必要な理論も複雑ではなく、得られる効果も大きいため、点数向上の際には一番最初に意識するべきポイントであると常々感じています。
そのため、五項目の中でもまずは表現力のみから意識してみることを本記事ではおススメします!!

合計得点の表示後、しばらくすると画面が遷移します。
各項目の見方や目安については、それぞれの項目にて解説しています。

表現力は抑揚三つの表現技法(しゃくり、こぶし、フォール)の二つの要素から評価が決定されています。

ここで最初に留意するポイントは、その評価割合です。
一般に、全体の約9割が抑揚、残りの1~2割が表現技法により評価されていると言われています。

つまり、認識としては表現力≒抑揚と言い換えることも可能です!
抑揚を改善するだけで、自己ベストの更新はもちろん、表現力に関しては100点獲得のボーダーに到達することも可能です!!
そのため、今回は抑揚の方にウェイトを置いて解説をしていきます。

①抑揚
抑揚とは、端的に表すと「声の強弱」や「調子の高低差」のことです。
曲の中で”力強く大きな声で歌う部分””繊細に小さな声で歌う部分”の両方をつくることで、抑揚としての表現力が評価されていきます。

AdoさんのLIVE映像よりunravelを例にとってみます。
注目ポイントは1:04付近。繊細な声色から一転、サビに入ると同時に力強い歌声へと変化しています。このような声の強弱が抑揚です。

LIVE映像では劇的な音量の変化こそ見られませんが、声色だけでなく聞こえてくる声の大きさ(声量)にメリハリをつけることが非常に大切です。
僕は映像と同じ公演に足を運びましたが、ここの場面は鳥肌モノでした。

実際に採点上では「絶対的な声量の大きさの変化」が採点基準となるため、一曲の中で声の強弱を付け続けることが大切になります。
抑揚の概要について触れた所で、次は実際にどのように強弱をつけていくのかについて言及していきます!

結論、「一つの演奏区間の中にはっきりとした抑揚をつける」ことが攻略のポイントになります!!

演奏区間は音程バーの右下に表示されています。
全ての曲に6つの演奏区間が設定されており、その長さは曲によって異なります。

歌唱を進める毎に、画面内の演奏区間が1から順に進んでいきます。
この画面で1から2、2から3に移動する間にそれぞれ大きな声量、小さな声量で歌う部分を入れることで、抑揚の評価がついていきます。

黄色部分が強く、水色部分が弱く歌う箇所です。
後述する”歌い方解説”のパートで、全編の解説をしておりますのでご参照ください。

例としてAdoさんの曲より”新時代”の演奏区間2のパートを文字起こししてみました。一つの演奏区間で声の強弱(抑揚)をつけて歌っています。

このとき大切なのは強いところはとことん大きな声で、弱いところはとことん弱い声で歌うことが重要です。
声量の変化は、聞き手側からすると自分が思っている以上に感じにくいことが多いです。
少し大袈裟と思うくらいに変化を付けることが、抑揚upに繋がります!!

続いて、具体的に抑揚をどのように付けていくのかについて触れていきたいと思います。今回は俗にメジャーとされている三つの方法を紹介します!!

*等間隔に抑揚をつける

まずは、曲や演奏区間に関わらず等間隔に抑揚をつけていく方法です。
画面に表示される音程バーは、曲が進むにつれて次の画面へと遷移していきますよね。

ここでは、曲中で表示される歌詞と音程バーをひとつのグループとして”1画面”と定義します。

この画面の移り変わりにおいて、”1、2画面分を小さい声、その次の3画面目を大きな声で歌う”ことで等間隔に抑揚をつける考え方になります。
2:1の間隔で声の強弱をつけることで、結果的に全ての演奏区間に抑揚をつけることに繋がります。
直感的かつ、初見の曲や歌いなれていない曲でもしっかり抑揚をつけられる点が最大のメリットです!!

*抑揚をつける場所を決める
 
個人的には一番好みの方法です!
歌う前の段階でどの歌詞、どのフレーズで声の強弱をつけるのかを決めた状態で歌唱を行います。

サビや力強いフレーズなどの強く歌うフレーズを決めた後、
全体のバランスを考慮して弱く歌うパートを決めています。※画像は歌い方解説”唱”より引用

曲の中で、出しにくい音域のパートやリズム変化などで強弱がつけにくい所がある場合も多いと思います。
好きな、得意なタイミングで強弱をつけることが出来ることに加えて、極端に短い・長い歌唱区間の際に適切に抑揚を入れることにも役立ちます。
特に、自然な形で抑揚を付けつつ、点数を上げることに繋がるので、カラオケの点数と聞き心地の両方を兼ね備えているのが嬉しいポイントです!!

一方、曲の研究(演奏区間の確認)が必要な点や頭の中で常に強弱ポイントを意識しないといけない点はデメリットになりうるかもしれません…

*マイクコントロール(マイコン)

上記の二つは抑揚をつける考え方について触れましたが、こちらは技術的なアプローチ方法となっています。
読んで字の如く、「マイクを持つ位置をコントロールする」ことで抑揚をupさせる方法です。

マイクを持つ位置、口との距離を曲中で変化させる方法です。

マイクと口が近いと部屋中に大きな歌声が響きますよね。反対にマイクとの距離が遠いとあまり声が聞こえなくなります。

”この仕組みを使って抑揚を作りだすのがマイクコントロールです”

抑揚は声の強弱、絶対的な声量(音量)の変化のこと。
そもそもの声の入り方を工夫することで、声量の変化を発生させます。

弱く歌う部分はマイクを遠く、強く歌う部分はマイクを近く持つことで、疑似的な抑揚を生み出すことができ、採点では寸分違わぬ評価を得られます。

強く歌うパート、弱く歌うパートでそれぞれマイクの位置を対応させます。
点数のみを目的とするなら、強いパート以外はマイクを離すようにすると抑揚が付きやすいです。

前述した考え方でタイミングを計り、マイコンを行って強弱をつける。
これだけで抑揚の点数は十分に伸ばすことが出来ます!!

しかし、マイクの音量調整や部屋ごとの音響の差によってはマイコンだけでは抑揚がつきにくいケースも多くあります。
そのため、マイコンは声の強弱と併せて補助的に用いるのがおススメです。

そんなマイコンですが、時にはハウリングの原因になったり、”場合によっては”歌声が不自然になってしまうという側面も持ち合わせています。
また、採点ゲームとしての裏技的要素が強く、捉え方によっては賛否が分かれてしまうかもしれません…

しかし、点数を劇的に上げられる方法であることには間違いありませんし、適切なタイミングでのマイコンはむしろ歌唱クオリティを上げることにも繋がります。是非、お好みに合わせて活用してみてください!!!

②表現技法

表現技法は「しゃくり」「こぶし」「フォール」の三つの要素のことです。
同列にある「ビブラート」は後述する別の項目での評価対象となります。

音程バーの左下にそれぞれ表示されています。

表現力合計の評価の1~2割を占める要素で、比重は大きくはありません。
しかし、98点以上の高得点を狙う場合には意識した方が良いでしょう!!
詳細な技術などは私の力不足ゆえ全ては解説しきれませんが、今回はカラオケ採点における表現技法のあり方について少し言及していきます。

感知された回数により評価のランクが上がっていきます。
しゃくりは4段階こぶしは3段階で評価され、各々のランクを基に表現力の合計点が算出されます。

実は、表現技法それぞれには加点される上限回数が設定されています!!
しゃくりなら30回以上、こぶしは5回、フォールに至っては実は全くと言っていいほど採点に影響しません。

抑揚の点数としゃくり、こぶしの回数を総合的に換算して合計点が確定します。
写真のようなしゃくりが30回未満の回でも満点評価のこともあり、詳細な算出法は不透明です。

表現技法の上達には、やはり地道な練習が必要になってきます…
歌い方によってしゃくり、こぶしの付きやすさには個人差があると思うので、自分の中で足りない、苦手だと思う部分を練習してみましょう!!

⇧実際に自分が参考にさせていただいた動画を紹介します。

また、これらの表現技法の練習として「DAMボイストレーニング」という機能を併せて紹介します!!
デンモクの”コンテンツ”ボタンから予約することで、表現技法はもちろん、様々な歌唱テクニックの練習をすることが出来ます。

精密採点DX-Gも、こちらも画面から予約することが出来ます!

表現技法は、自然に歌っていてもある程度の回数は付くことが多く、実際に強く意識しなくても100点まで到達することだって可能です。
しかし、表現力を上げれば大幅な点数の飛躍を狙うことが出来ますし、100点獲得を目指す際には他項目(特に音程)のボーダーを下げることに繋がるので、是非一度活用してみてください!!!

【まとめ】
・表現力は抑揚(9割)と表現技法(1~2割)の両方から評価が決定する。
・抑揚では、一つの演奏区間ごとに声の強弱のパートをそれぞれ作る。
・強弱を付けるパートを歌う際、補助的にマイコンを用いると良い。

ビブラート&ロングトーン

ボーナス点獲得を狙うことが出来る他、ビブラートの技術は必要になりますが、こちらも比較的点数を伸ばしやすい項目となっています。

ビブラート&ロングトーン(通称:VL)は、その名の通りビブラートとロングトーンの二つの”上手さ”によって評価されます。
ここでキーワードとなるのが「上手さ」という部分。今回はビブラートとロングトーンのそれぞれに分けて解説していきます!!

*ビブラート

表現力の項目で触れた”表現技法”の仲間で、こちらは表現力ではなくVLの評価対象になります。
音程を保ったまま声に波のような高低差をつける歌唱テクニックです。

ビブラートの上手さは0.5段階評価の5点満点で評価されます。
後述する安定性を伸ばすために、練習の際は上手さ4以上を目標にしましょう。

リザルトの画面ではビブラートの評価と波形タイプが表示されます。
波形とは、声の振れ幅の大きさと周期の特性のことです。

ビブラートの評価方法は、先ほども触れたように”上手さ”で判定されます。
ここで指す上手さとは、安定してビブラートがかかっているか、同じ波形のビブラートをかけられているかという指標で判断されます。

実は、ビブラート単体の評価では、回数自体は評価対象になりません。
条件として、評価には1.0秒以上のビブラートが必要にはなりますが、裏を返せば、条件さえ満たせば、無理にビブラートを付ける必要はありません。

上手いビブラートをかけるためには、やはり”意識的に”ビブラートを操れるようになる必要があります。
表現力で触れた他の表現技法とは異なり、ビブラートは比重の大きさやその性質(他項目との兼ね合い)から、どうしても練習必須となってしまいます…

僕自身、ビブラートが上手くかけられるようになるには時間を要しましたし、かなり困難を極めました…
しかし、徐々に上達することで点数もupしましたし、友人などからも「歌上手いね」と褒めて貰える機会が増えたように感じます!!
Youtubeなどでボイストレーナーさんや歌うまの方々が解説なさってる動画がたくさんあるので、参考にしながら練習してみてください!!

*ロングトーン

カラオケ採点において、ロングトーンはまっすぐな声で同じ音を伸ばす技術のことを指します。
長い音程バーにおいて、音程の変化や声の震えなく、まっすぐに歌うことが出来たかによって判定されていきます。

ビブラートと同様、0.5段階の5点満点で評価されていきます。

ここでも、重要になるのは上手さ。いかに上手い、綺麗なロングトーンをかけることが出来るかが高い評価を得られるためのポイントです。
ビブラートと同様、ロングトーンをかけた回数は評価の対象になりません!

そのため、ロングトーンは「曲の一箇所にのみかける」ことが高得点を狙う際の定石になってきます!!!
自分の音域で出しやすい部分や息継ぎのタイミングが取れる箇所を見極めながら、とにかく曲中の一箇所でだけロングトーンをかけることがおススメです。

黄色の線の左側から伸びる青白い星が自分の歌っている音程を表示しているので、
この星が上下にブレないようにすることを意識してロングトーンをかけてみましょう!

ロングトーンには、
・1~2秒以上伸ばしたバーで評価される。
・表現技法が入ったバーは評価の対象外となる。

という性質があります!!

これを応用して、ロングトーンをかけたい場所以外の長いバーは評価の対象外にしていくことが望ましいです。
例えば、1秒以内に歌うのをやめる(途中で切る)*ことしゃくりやビブラートを入れることによって、評価の対象外にすることを意識しましょう!!

反対に、ロングトーンをかけたい音程バーには表現技法が入ってはいけませんし、長く伸ばしすぎることは声の震えに繋がり、低い評価を招きます。
理想としては2秒間伸ばすことが最高評価に繋がるため、2秒前後のバーでロングトーンをかけるか、2秒伸ばして途中で切る*のが良いでしょう。

なるべく一箇所でのみロングトーンをかけるように!!
※音程バーを途中で区切ることによる減点はありません。

僕個人としては、基本的にはビブラートをかけ、どうしても低い、高い音程の場合には1秒以内に区切る*歌い方をすることをおススメします。

【まとめ】
・VLは、どちらも秒数や回数を問わず”上手さ”によって評価が決まる。
・上手さ4以上の安定したビブラートを目指すのが重要となる。
・ロングトーンは曲の中で一箇所のみでかける。

VLは、ご自身の点数を更に一段階上げることに繋がる重要な項目です。
練習こそ必要になりますが、ビブラートが安定すればVLの項目は非常に安定して高評価を得ることが出来ます!!
一方、ロングトーンは、仕組みさえ分かれば誰でも満点評価まで狙うことの出来る項目なので、是非実践してみてください!!!

【*補足】
ここでは、バーの途中で発声を止める、または声は伸ばしながらマイクの電源を切ることを歌うのをやめる、区切ると表現しています。
途中で歌うのをやめる、区切ることはロングトーンの評価向上のみならず、後述する”安定性”の評価を上げることにも役立ちます。
また、音程バーを最後まで歌わないことによる減点は仕様上ありません。

リズム

リズムは多くの場合で高い評価を得られることが多く、注目される機会も少ない項目です。
しかし、リズムで減点をされている(五角形でリズムの青部分が小さい)場合は、次の三点を意識してみてください!!

基本的にはリズムの点数が90点以下の場合。
特に平均点である赤のラインを下回っている場合には改善が必要です。

①原曲をしっかり覚える!
まずは原曲をしっかりと覚えるところから始めてみましょう!!
うろ覚えの箇所が減点に繋がっている可能性が高いので、リズムの項目で気になる場合は、まず原曲を一度聞き直すと改善されるかもしれません。

②ガイメロ、ガイドボーカルを聞く
中には、原曲をしっかり覚えているのにリズムが減点される場合やBPM変化が特徴的でリズムが掴みづらい曲もあると思います。

そんなときはDAMの機能であるガイドメロディー、ガイドボーカルを聴き込む、または付けたまま歌ってみましょう!!
詳しい方法は後述する音程の項目をご覧ください!

③生音や良音、プロオケ演奏での歌唱は避ける
精密採点の仕様により、曲名に[生音]や[良音]と付いている曲はリズムが大きく減点されてしまう傾向にあります。
1点以上減点されてしまう場合も少なくなく、高得点を狙いたい場合には避けることが好ましいでしょう。

デンモクの予約時に、左上の”通常曲”で予約をしましょう。
曲の予約画面で設定できない場合は、曲の前に[生音]などと表示があるかを確認してください。

曲をしっかりと覚えていればリズムは満点に近い評価を獲得しやすいです。
一方、バラードやリズム変化が激しい曲で改善が必要だと感じた場合には、今回紹介した方法を実践してみてください!!!

【まとめ】
・原曲をしっかり覚えることで、満点に近い評価を得ることが出来る。
・リズムの点数や平均を下回る場合には、リズムを意識した歌唱をする。
・生音や良音、プロオケ歌唱の曲は避ける方が好ましい。

音程

冒頭でも触れた通り、五項目の中で一番比重の高い項目となっています。
採点的な仕組みや考え方、技術はほとんど存在せず、いかに”原曲と近しい音程で歌えるか”の一本のみで評価が決定します。

そのため、表現力やVLのように劇的に点数を上げる方法はなく、最終的にはどれだけ正しく歌えるようになるかの努力勝負になってしまいます。
そのため音感や曲の聴き込み具合、歌った回数などに左右されがちですが、今回は音程正解率を高める工夫について解説していきたいと思います!!

*音程に関する演出の仕組み、基本的な音程の高め方

音程バーを通過したとき、黄色や赤の色でバーが塗りつぶされていき音程の正誤が判断されています。
しかし、この考え方は実は一部不十分です。実際には黄色でも音程が合っていない場合、また黄色以外でも音程が合っている場合が存在します。

正しい音程で歌い終わった場合、音程バー末尾から星のマークが出現します。
バーに赤色や無反応の部分を含んでいたとしても、正しい音程とみなされればマークは付きます。

それを判断する方法が”バーを通過した直後に表示される星のマーク”です!
本当の音程の正誤判定はこの星が出ているかどうかによって決まっています

1画面全体の音程正解率を表しており、この色によって正しい音程で歌えていたかを判断します。

また、1画面分の歌唱が終わると画面左側からキラキラとした星が流れてくる演出が発生することがあります
バー単体では星マークが出ているかどうか
画面全体ではキラキラの色の種類を指標にしながら、音程があまり合っていない箇所を聴き込んだり、巻き戻して練習するなどして音程正解率を高めていきましょう!!!

*ガイドメロディー、ガイドボーカルを聴く

DAMの機能として、曲の正しいメロディーラインを聴くことの出来る”ガイドメロディー”や実際のお手本歌唱が聴ける”ガイドボーカル”を利用することが出来ます!!!

デンモクで曲の予約前に設定可能です。※機種によって表示の仕様は異なります。

正しい音程を確認出来るのはもちろん、カラオケ音源を流したまま聞くことが出来るので、採点をしながら起動することも出来ます!!
カラオケの音響の大きさで音程を確認することが出来るため、音程がわからなかった箇所や間違えて覚えていた箇所なども鮮明にしやすいです。

ガイドボーカルは曲数に限りがありますが、ガイドメロディーは全ての楽曲に搭載されているため、採点中や休憩の合間に利用してみてください!!

*自分に合ったキーの設定をする

音程が合わない理由として、原曲の音程が自分の音域に合っておらず、発声そのものが難しい場合も多いと思います。
実際、音域の限界での歌唱は喉を傷める原因になりますし、採点的にも減点を生む原因になってしまいます。

時には自分に合ったキーに変更してみることも一つの手となります。
声が出しやすくなることで音程が取りやすくなる上、歌声に余裕が生まれるため聞き心地が良くなる可能性も秘めています。

そんなキー変更ですが、なかなか自分に合ったキーを見つけるのは難しいかもしれません…
我流ではありますが、自分が実践しているキー変更の方法について紹介していきたいと思います!!

①歌えない、歌いにくい場合にキー変更を行う。
まずはキー変更を行う必要があるのかを判断するところから始まります。
全体的に歌いにくかったり、音域的に出ない音が一音でもある場合にキー変更を試みます。

②自分が求めているキーの条件をはっきりさせる。
・高い音が続いて声が苦しければ、キーをー方向に調整する。
・オク下歌唱により迫力がない場合にはキーを+方向に調整する。
キー変更を決めた理由を元に、全体の方針を決定します。

③ミュージックと採点をONにしながら、偶数単位でキーを調整する。
”歌いやすいかどうか”と”出せない音がないか”を確認していきます。
声が出しやすいか、地声・裏声の最高音・最低音がそれぞれ全て出るのかどうかを確認し、-2,-4または+2,+4と偶数単位でキーを調整します。

④キーの微調整を行う。
全体的に歌いやすいキーをベースに、キーを+1,-1と変化させていきます。
例えば+2キーで歌いやすいと感じた場合、+1キーと+3キーの場合も試していき、最終的に一番しっくりきたものを適正キーとして決定します。

自分は以上の4つのステップでキー変更を行っています!!
適正キーはスマホなどにメモをしておき、曲の予約の前に確認しましょう!

【まとめ】
・音程は演出によってバーごと、画面ごとの正解率を判断できる
・ガイメロ、ガイドボーカルを活用することで正しい音程を掴める。
・キー変更によって、出しやすい音域に変えることが効果的となる。

安定性

五項目の中で最も謎に満ちている項目であり、実は未だに具体的な評価方法や確実な改善方法が解明されていないと言われています。
曲によっても評価の付きやすさが異なる上、一回一回の歌唱ごとやその日のコンディション次第でもムラの出やすい項目です。

安定性は”声を震えることなく正しく出せているか”を評価する項目です。
考え方としてはロングトーンと近いですが、安定性の場合はある一定の長さ(0.5秒以上と言われている)のバー全てが採点対象となります。

しかし、実際にどのバーが採点対象なのか。またバーごとに良い評価なのか悪い評価だったのかの表示がされることは一切なく、その全貌を知ることが出来るのは最終リザルト画面のみです。

結果画面では10段階で評価が表示されます。
詳細な点数を知るためには、専用のアプリやサイトを用いることが望ましいです。

そんな謎が多い安定性ですが、判明している性質も多くあります。
これらのポイントを意識することによって、安定性の評価向上を図ることが出来るので、順に解説していきたいと思います!!

*加点方式ではなく、減点方式である。

安定性と向き合う上で、最も根幹となる性質であり、重要な考え方です。
例えば、表現力は付けた抑揚や表現技法の回数により加点されていきます。VLもロングトーンやビブラートの上手さによって加点がされていきます。

安定性はその反対です。真っすぐな声で発声するほど100点に近づくのではなく、震えた声で発声するほど100点から遠のく減点方式となっています。
つまり、最初は安定性が100点であるところから始まり*¹、そこから減点されていく項目であるということを押さえることが重要です!!

*しゃくり、こぶし、フォールの付いたバーは採点対象外となる。

先ほどの減点方式であるという考え方を踏まえて、ここからは安定性を上げていく、減点を回避する具体的な性質となります。
その一つとして、ビブラート以外の表現技法の付いたバーは安定性の採点の対象外になる*²という性質があります。

画像では前から二番目のバーが対象外となり、残りの四つのバーが安定性の採点対象となります。

安定性はバーごとの評価が確認できない以上、出来る限り採点がされる機会を少なくすることが望ましいです。

同じ音程バーでの表現技法のない音程変化は、大幅な安定性の減点を招きます。

しかし、無理にしゃくりやこぶしを付けようとすると、機械に検知されず、かえって安定性の減点に繋がってしまうことがあります。
自分が得意なタイミングで表現技法を付けることを心がけましょう!!!

*上手いビブラートで減点を回復することが出来る

評価方法が不透明な安定性の中で、かなり明確なポイントとなります!!
上手いビブラートとは、リザルト画面において評価が4以上のビブラートのことです。
リザルト画面では曲中での総合の上手さが表示されますが、安定性の評価においては一回一回のビブラートの上手さが検知され、評価に繋がります。

結果画面にてビブラートの上手さが確認可能です。
ここの評価が3.5以下の場合には、ビブラートのかけ方を見直す必要があるでしょう。

つまり、上手いビブラートをかけられることはVLの評価を上げるだけでなく、安定性の評価を上げることにも繋がります!!
ビブラートについてはロングトーン&ビブラートの項目で触れているので、気になる方はそちらを参照してください。

しかし、ビブラート自体は回復の役割しかなく、評価の対象外になることはないという点には注意が必要となります。
これは、言い換えると上手くないビブラートはかえって安定性の減点に繋がってしまうということを意味しています!!!

上記のようなビブラートは声の震えと判定され、安定性の減点に繋がります。

波形が安定していないビブラートや、声の震えがビブラートとして感知された場合、またかけにくい短い長さのバーでのビブラートは、かえって安定性の減点に繋がってしまいます。

上手にビブラートをかけられない場合やビブラートのかかりにくい中途半端な長さのバーでは、ビブラートを検知されないように、真っすぐな声で歌うことを意識しましょう!!!

【まとめ】
・安定性は声の震えによって減点方式で採点される。
・しゃくり、こぶし、フォールが付いたバーは安定性の採点対象外となる。
・上手いビブラート(評価4以上)は安定性を回復させる。
⇔上手くないビブラートはかえって安定性の減点に繋がる。

安定性は劇的な点数の向上には関与しないことが多いですが、意識しないと数点分点数を引かれる原因になってしまいます。

・腹式呼吸などを用いてまっすぐ、安定した発声を行うこと。
・確実なタイミングでしゃくり、こぶしをかけること。

・長いバーではビブラートを安定してかけること。
・中途半端な長さのバーは、伸ばしきるか途中で区切る*³こと。

上記の四つが、安定性を向上させるための具体的な対策方法になります!!

正直、安定性は95点以上の高得点を狙うときに初めて意識するくらいの距離感で大丈夫だと個人的には感じています。
個人の感覚ですが、やはり安定性は慣れないうちはムラがあるので高い評価が出るまでリトライを繰り返すことも、対処法の一つになるかと思います笑

【補足】
*¹曲が始まって直ぐに演奏を中止しても安定性が大きく減点されている場合が多いです。詳細な算出方法などには、未だ謎が多く存在しています…
*²表現技法を極端に多く入れたとしても大幅な減点を受けることが多く、ビブラートとは異なり"回復"のニュアンスは含んでいないと判断しました。
*³声が震える前に歌唱を止めたり、評価対象とされる0.5秒に満たないようにいするという意味合いで、安定性減点を防ぐことに繋がります。

裏加点

ここからは、あまり触れられる機会の少ない裏加点について解説していきます!!
カラオケを楽しむ際には全く気にする必要はありませんが、99点以上の高得点を目指したい方にとっては非常に重要となる項目です。

実は精密採点には、チャート計とボーナス点から成る点数以外に"裏加点"と呼ばれる評価項目が存在しています。
リザルト画面やDAMともの結果画面には表示されることのない、まさに裏要素的な存在です。
確認のためには”集計分析”というアプリを利用する必要があります。

⇧上からそれぞれApp store(iOS)Google Play(Android)のリンクです。

実は解説で登場していた写真も、
集計分析様の結果表示画面を使用していました。

画面左下に書かれている”裏加点”の部分から確認することが出来ます。
アプリ使用の際はDAMとも会員になる必要がありますが、どちらも無料で利用できる上に、採点結果を記録することが出来るのでおススメです!

そんな裏加点ですが、一般には「倍音」が深く関わっていると言われており、点数アップのためには声質や声圧が影響されてきます。
そのため具体的に改善することは難しく、評価には個人差が生まれることが多いです。僕自身も裏加点が課題で、かなり苦戦していました…

しかし、どんな声質の方でも採点上にて便宜的に倍音を発生させ、裏加点の評価を上げることが出来る方法があります!!
今回は、自分が行っていた対策方法を紹介させていただきます!!
以下の方法は、複数掛け合わせて使用することによって更なる効果が得られるので、お好みに合わせてご活用ください!!
※効果については、完全に自分の主観で判断しています。

①マイクの縁を手で覆うように持つ(効果:中)
今日からでも試すことの出来る方法で、僕も100点を狙う際には一番使用していました。

右のような持ち方をすることで裏加点の改善を見込むことが出来ます。

写真では片手でマイクを持っていますが、両手を使ってマイクの先端全体を覆ってあげると最大限の効果が見込めます。
注意点として、ハウリングが発生しやすくなってしまうので、本当に高得点を狙いたい場合以外には避けた方がいいかもしれません。


②潰したような声色で歌う(効果:小)
倍音とは、俗に「キンキンした声」と言われています。
感覚ではありますが、通常の歌唱より少し声を潰したように歌ってみると、裏加点の項目を改善することが出来ます。

しかし、個人的には得られる効果はそこまで大きくなく、慣れない歌唱方法は音程や安定性の減点を招きます。
なにより歌詞を上手に発声しにくくなるので、歌うのがあまり楽しくなくなってしまうかもしれません笑
あまりおススメは出来ませんが方法の一つとして紹介させていただきます。


③有線のマイマイクを買う(効果:中~大)
カラオケに行くと、各部屋数本のマイクが用意されていますよね。
しかし、実は持ち込んだ自分のマイクを接続してカラオケを楽しむことも出来るんです!!!
そして、マイマイクの使用は時には裏加点の上昇に繋がることがあります。

各機種右下の部分にマイクの指し穴が完備されています。
使用の際には、後述する注意事項に十分留意してください。

もちろん、実際に裏加点が上がるかどうかやその上昇の幅には大きく個人差が生まれると思います。
マイクの種類によっても裏加点の入り方は異なるそうです…
ここでは、精密採点で高得点を狙うスコアラーさんが御用達の、裏加点が入りやすいと噂されているマイクを紹介させていただきます。

僕は軽音のボーカルをするときに買ったマイクを使用していましたが、マイクを変えるだけで0.5点前後裏加点が改善されました!!
※数年前に購入したので型番等は覚えていません… (´;ω;`)スミマセン

マイマイクの使用は裏加点の上昇以外にも様々なメリットがあります!

・お店のマイクより音質が良くなる(傾向にある)
・常に同じ条件で採点ゲームに挑むことが出来る
・自分のみが使用しているため衛生面や感染症の心配が少なくなる
採点で上手くいかないときに怒りをマイクにあたることが出来る

そんなメリットが多いマイマイクですが、唯一の注意点として、接続の際には必ずマイクの音量を0にしてから抜き差しを行う必要があります!!!

マイクつまみやデンモクからマイク音量をしっかり0にする!!

マイク音量が入った状態での抜き差しは機械の故障を招いてしまう危険性があります!!
通常の使用では大きな心配はいりませんが、入店時と退店時の際など、マイクの抜き差しのタイミングでは十分に注意してください。


④ボーカルプロセッサで調整をする(効果:大)
最後の方法はDAMに内臓されているボーカルプロセッサという機能を使って声質(声の入り方)の調整を行うという方法です。

DAMの機体にある液晶から設定することが出来ます。
まずは、”設定”と書かれているボタンをタップしてください。
次に”音”を選択します。
機種によって表示方法に違いはありますが、同様の手順で設定可能です。
このとき、プリセット選択で”カスタム”を選択しておいてください。
店舗によって(私の経験ではカラオケ館さんに多いです)は設定が制限されている場合もあります。

ここにあるシャープネスの値を調整することで、裏加点の上昇を見込むことが出来ます。
また、パワーボイスの値を調整することで、安定性の減点を避けることにも繋がるそうです。

10段階の値を大きくすればするほど効果は大きくなりますが、やりすぎは過度なハウリングを引き起こす原因になります。
かなり裏技的方法なので個人的にはあまり好きではないのですが、裏加点に本当に伸び悩んだ際にはこちらの方法を使用しました。

かなり硬い声質となり、ハウリングも頻発するため聞き心地は良くなく、気持ちよく歌いたい時やみんなでカラオケを楽しみたいという場合には避けた方がいいかもしれません…
ですが、裏加点の改善という点では個人的に一番効果を感じた方法でもあります。是非TPOやお好みに合わせて活用してみてください!!

【まとめ】
・裏加点は”キンキンした声”とされる倍音が入ることにより採点される。
・裏加点の確認は専用のアプリを使用する必要がある。
・歌唱方法を変えるよりも、技術的に補う方が望ましい。

点数別の攻略方法

ここからは、実際に目標の点数に到達するための攻略方法について触れていきたいと思います!!
採点ゲームでは、獲得した点数によってサウンドや表示画面の演出が変化します。そこで、今回は演出の変わるターニングポイントである80点、90点、95点、100点の四つのボーダーを越えるための解説をしていきます。

記事のタイトルにもある通り、私は初め70点台からスタートをしました。
今回は、私が実際に体験した内容に加えて、これまでの章で解説した各項目の攻略方法を踏まえて解説とさせていただきます。

80点以上を狙う場合

80点は、演出の境目が一番最初に発生するボーダーです。
歌い始めの状態には個人差があると思いますが、大半の曲は平均点が80点前後であることからも、多くの人がぶつかる壁になるかもしれません。

目標「正しいリズムで余裕のある発声を行う!!」
必要な技術:曲をしっかりと覚えること、リズム感

80点越えを目標とする場合、前章で解説した表現技法は特段注意する必要はありません。
しゃくりやこぶし、ビブラートなどの特別な技術は必要ありません。代わりに、正しいタイミングで歌うことの出来るリズム感だけは必須となります。

80点台に到達できない場合の要因は、カラオケ的に言えば音程とリズムの極端な減点であることが多いです。
これだけではイメージが湧きにくいと思いますので、ここからは具体的に起こりえるケースを列挙しつつ、80点到達のためのポイントを解説していきます!!!

*うろ覚えで曲や音程やリズムがわからない

元々の歌の上手さに関わらず、曲をしっかりと覚えていない場合にはカラオケの点数は伸びにくいです。
実際に歌ってみて、想像よりもわからなかった、覚えていなかったという場合も少なからずあるでしょう。
まずは原曲をしっかり覚えるまで聴き込んだうえで、歌詞を見ながら軽く口ずさんでみるところから始めてみましょう。

*全体的に歌唱のキーがずれている(音程バーが一段ズレている)

採点を入れて歌っていると音程バーが一段ズレていて赤色ばかり….
こんな時は自分が発声している声のキーがズレている可能性が高いです。

最も最適な改善方法はバーに合わせて、自分の発声する音程の高さを調整することですが、これは感覚に頼らないといけない側面が強いです。
即座の対応策として思い切ってキーを1つ上下させてみるのも効果的です。

長期的な視点で見ると、曲の正しい音程がわかっていない、または想定している音を正しく発声できていないケースがあります。
その場合には、原曲の音と自分の声の両方が聞こえる状態で、口ずさんでみて練習をしていくことが改善のための第一歩になると思います!!

*音程が高すぎる、低すぎるため声が出しにくい。

曲を覚えた上で80点に到達しなかった場合には、無理な発声が原因となっている可能性を疑ってみましょう。
サビの音程が高すぎて声が掠れてしまっていたり、はたまた男声、女声の声質の違いから全体的に声が出しづらい場合には、改善が必要です。

・高いor低いパートが一時的な場合(ex.サビだけ高くて出ない)
⇒その箇所だけオクターブを変えて歌ってみる。
・曲全体的に音域が合わず、歌いにくい場合
キーやオクターブを変更する、歌いやすい曲に選曲を変える。

*思っている通りの音程やリズムで声が出せない

声の出しやすさに関わらず点数が出ない場合には、自分が出したい声が正しく出せていない可能性があります。
曲を覚えていたとしても、なかなか正しい音程やリズムで歌うことが難しい場合には、原曲を聴きながら同時に歌ってみる練習をしてみましょう!!

【まとめ】
・80点に到達するためには正しいリズムで余裕のある発声が重要となる。
・選曲やオクターブ変更で、自分の出しやすい音域で歌う。
・原曲を聴き、同時に口ずさむことで音感やリズム感を磨く。

90点以上を狙う場合

俗に”歌が上手い"、”高得点”とされる大きなボーダーで、多くの人が90点到達を目標にされているかと思います。

目標「堂々と楽しく歌おう!」
必要な技術:音程80%以上、正しいリズム感、余裕をもって歌える音域

そんな90点ですが、個人的にはこちらも特別なカラオケ的技術は必要ないと思いますし、一番大切なのは”楽しく歌いきること”だと考えています。
一見、冗談のように聞こえてしまいますが、楽しく歌うことは採点の各項目のポイント的に理にかなっているとも言えます。

大きな声で楽しく歌うことは、控えめに歌うよりも頭の中で想定している正しい音程に近づきやすくなりますし、サビなどで盛り上がって歌うことは表現力の上昇に寄与します。
また、十分な声量での発声は声の震えを少なくすることに繋がり、真っすぐとした発声によりロングトーンや安定性で高評価を見込むことも出来ます。

唯一、音程だけは多少意識した方が望ましいため、原曲をしっかり覚えた上で音程バーを注視しながら歌ってみてください。
また、音程が高すぎるor低すぎることのない選曲、キー変更による余裕をもった歌唱をすることも重要です。

技術的には、表現力と音程orVLを伸ばすことが安定した90点獲得に繋がります。
明確な抑揚を付けること。曲の一箇所のみでロングトーンを付けること。
この二点を意識するだけで、飛躍的な点数向上が見込めます!!

一方で、ボカロ曲など細かい音程の変化が多かったり、1秒以上伸ばすことの出来るバーが存在しない曲ではそれぞれ安定性、VLの評価が大きく減点されるため、90点獲得のハードルが大きく上がってしまいます。

【まとめ】
・特別な技術は気にせず、堂々と楽しく歌うことを意識しよう。
・一部ボカロ曲など点数を取ることがそもそも難しい曲も存在する。
・どんな曲でも、安定して90点を取るためには抑揚とVLが重要となる。

95点以上を狙う場合

演出も非常に豪華となり、全体の約1%未満しか辿り着けないと言われている点数です。
ここからは多少の採点知識が必要となり、歌唱力一本で到達するのはなかなか難しくなってきます。

目標「表現力、リズムは90以上。VLを頑張り、音程勝負。」
必要な技術:音程85%以上、ビブラートを意識的にかけられる。

特に意識しなければならないポイントは表現力とVLです。

表現力は90点以上あることが望ましいです。もちろん、90点未満でも総合得点95点は達成できますが、音程や安定性など他項目のボーダーがかなり高くなってしまいます。
中でも必要となるのは”抑揚”の技術。詳しくは前章の”表現力”の部分で解説していますが、表現力の点数を左右する非常に重要な項目となっています。

安定、VLはほぼ同じで近しい点数ですが、表現力によって必要な音程正解率が大きく変わります。
画像の通り、表現力は高いボーナス点を得やすいという点でも伸ばした方が良い項目です。

また、95点を目指す際にはVLの点数を意識し始める必要があるでしょう。
まずは意識的にビブラートをかける技術を身に着け、曲中一箇所にのみロングトーンをかける癖をつけてみましょう!!!!

加えて、ビブラートの上手さが4以上(解説編:VLにて言及)の評価を得られるようになれば、安定して95点を獲得することに繋がります。

【まとめ】
・原則、表現力は90点以上を目指し抑揚を付けることを意識する。
・意識的にビブラートをかける技術が必須である。
・安定して95点を取るためには、上手さ4以上のビブラートが必要となる。

100点を狙う場合


目標「チャート計で473~477を獲得する。」
必要な技術:音程90%以上、上手さ4以上のビブラート、-0.3点未満の裏加点

精密採点のゴールであり、表示される数字が虹色に光る最高峰の演出です。
95点獲得までとは違い、五項目に加えて裏加点までの全ての技術を身に着ける必要があります。
各項目の仕組みや伸ばすための理論は前章を参照していただくとして、今回は様々な場合に応じた目標チャートと対策について解説します!!

*音程が得意(表現力が苦手)な場合
目標値:音程:92~93 VL:96 安定95 表現91~94 リズム:98 裏加点:+0.300

全ての場合の前提として、VLは95点以上取れることが望ましいです。
ビブラートが苦手な方は100点獲得がかなり厳しい戦いとなってしまうため、一度練習してからトライしてみてください!!

音程が得意な方はとにかく音程正解率を高くすることを目標にしてみましょう!!また、抑揚や表現技法が付きにくい曲の場合にも同様に音程正解率を伸ばしていくことを目標としてみてください。

*表現力が得意(音程、安定性が苦手)な場合

目標値:音程:90 VL:95~97 安定92~94 表現98 リズム:98 裏加点:+0.300

特徴としては「どんな曲でも100点が狙えるような方法である」という点が挙げられます。また、高い水準の音程や安定性を必要としない分、曲の歌い込みをそこまで必要としません。

しかし、こちらで紹介した音程90、安定性92は100点を取る上ではほとんど最低ラインです。
また、表現力で95点以上を獲得するためには表現技法を最大評価まで入れ込む必要があります。

*裏加点が苦手(付かない曲)の場合
目標値:音程:92  VL:97  安定96  表現98  リズム:98  裏加点:-0.300未満

裏加点には完璧な対策がなく、個人差や曲それぞれで評価の付きやすさがあると感じています。
高い水準の音程正解率と抑揚点に加えて、表現技法を最大限まで入れ込むことを意識しましょう。歌いなれてきて音程や表現力が安定してきたら、後は安定性が噛み合うまでトライあるのみです!!

歌い方解説

それではここからは、実際に僕が100点を獲得したAdoさんの楽曲の中から数曲を厳選して歌い方解説をしていきたいと思います!!
今回は楽曲で使われている歌唱テクニックは割愛し、カラオケで高得点や100点を獲得するためのポイントに絞って触れていきます
※本当は全部の曲を、更には細かな歌唱ポイントについても触れたかったのですが、流石に文量が多くなりすぎてしまうので…(既に手遅れの模様)

完全に私の主観のもと決めたランキングです。
今回はここから難易度レベル別に数曲をピックアップし、実際に解説したいと思います。

新時代

ONE PIECE FILM REDの主題歌・挿入歌として絶大な人気を誇る曲です!!
曲の中で似ている音程が繰り返されるため音程は比較的取りやすく、安定性で高い評価を得られれば高得点を狙いやすい曲です!!
前章までで解説した各項目の応用編となりますので、各演奏区間毎にポイントを解説していきます!!

【表記補足】
黄色部分:強く歌うパート 青色部分:弱く歌うパート
下線部がついている箇所:安定性の減点に特に注意すべきところ
[A]:ロングトーンを付けやすい場所候補

演奏区間1

まず始めに気を付けたい点は、曲の始めに伴奏がない点です。
正確にはない訳ではないのですが、リズムや音程を掴みにくくなっているので、原曲を聴き込んで正しく歌えるようにしましょう!!

また、演奏区間1は該当時間が短いため抑揚の付け方も難しいです。
『世界中全部』を区切りにして前半を強めに、後半を弱めに歌うと高評価に繋がりやすいです!!

最後に、歌詞カード内の[ ]で囲われている部分は、ロングトーンの候補箇所となります。
ご自身の得意なタイミング、音域にあわせ一箇所のみを選んで、残りの箇所はビブラートや表現技法を用いて評価の対象外にしていきましょう!!

演奏区間2

演奏区間2に入ると、アップテンポな展開が続いていきます。
比較的細かいバーが続くので、ここでは音程を重視した歌い方を心がけましょう!!
一帯のフレーズは演奏区間4~5にも使われていますので、練習の際にはサビ終わりまでを一区切りとして音程の精度を上げていくのがおススメです!

演奏区間3

演奏区間3ではサビに突入していきます!!
基本的にサビの入りでは強い声量で歌うことがおススメになりますので、キー変更の際には、サビの音域が余裕を持って歌えるかを一つの基準にしてみましょう!!
ところどころ長めのバーが登場するので、表現技法を積極的に入れていきましょう。
この曲は全体的に安定性欠けがしやすいため、長いパーでは積極的にビブラートをかけることがおススメです!!

演奏区間4

間奏が入り、短い演奏区間となります。
ここでは極端に抑揚を付けることを意識して歌ってみましょう!!
特に、マーカーで色を付けているところでは極端に大きく、極端に小さく歌うくらいの気持ちで歌唱をすると、高評価を得やすいです。

演奏区間5

ここでは、弱く歌う箇所を設定していませんが、
『Do you wanna 〜 夢の中に居させて』
までのフレーズは、気持ち小さめに、音程重視で歌っていきましょう!!

また、少しテクニックは必要ですが、
『認め"ない" 戻れ"ない" 忘れ"たい"』
と音程が階段状になっているフレーズではしゃくりが入れやすいです!!

演奏区間6

変えてしまえ[ば]はロングトーンを付けることができる候補の一つです。
他の箇所と異なり、地声で伸びやかな声を出しやすくなるので、個人的にはここでロングトーンを付けることをお勧めします!!
※実際に私もここでロングトーンを付けていました

ギラギラ

Adoさんの三曲目のシングル曲で、YouTubeでは再生回数が1億回越えの大人気曲です!!
バラード調で展開されていくフレーズに癖はありませんが、一音一音のバーが長いことが多く、カラオケ採点的には少し難しい曲です。
この曲に限らず、バラード曲では抑揚、安定性の両面が課題となる場合が多く、高得点や100点を取る難易度は高くなります。
今回は、曲調がゆったりとした長い時間の曲でのポイントについて多く触れていきたいと思います!!!

【表記補足】黄色部分:強く歌うパート 青色部分:弱く歌うパート
下線部がついている箇所:安定性の減点に特に注意すべきところ
[A]:ロングトーンを付けやすい場所候補

演奏区間1

前奏がやや長く、歌唱時間自体は短めです。
バラード曲の特徴として、ロングトーンを付けられる長めのバーが頻出することが挙げられます。
そのため、アップテンポな曲と比べてビブラートをかける重要性が増してくるのがポイントです!!

今回の中でも『惑う』と『でしょう』はロングトーンの採点対象になるか怪しいそこそこ長いバーとなっています。
設定キーにもよりますが、この部分はなかなか低い音域であるため、無理にビブラートをかけるよりは、ロングトーンをかけて歌うことがおススメです

併せて、この曲でのキー変更の際には、この"惑う"と"でしょう"が出しやすい高さに調整することが一つの指標になります!!

演奏区間2

バラード曲の二つ目の特徴として、演奏区間が長くなる傾向があることが挙げられます。
基本的にカラオケ採点においては、一つの演奏区間に一箇所強く歌うパートを入れることで抑揚の高評価が得られます。
しかし、バラード曲など演奏区間が長めになる曲においては演奏区間内の複数箇所で強く歌うパートを作ることが重要です!!

演奏区間3

新時代と同様に、サビの歌い出しには強いパートを作ってあげることがおすすめです!!
間奏が入るため演奏区間がやや短いので、抑揚を強く付けることを意識しましょう。
その他のフレーズは小さく歌うというよりも、マイコンを用いて入る音をやや小さくしていくと、抑揚の高評価に繋がります!!

演奏区間4

再び、長めの演奏区間となります。
最後にはサビに突入するので、中盤あたりで強く歌うパートを一箇所作ってあげましょう!!

また、サビのフレーズにある
『そ乱舞』
は階段状の音程になっているので、しゃくりを狙いやすいです。
しかし、無理にしゃくりを付けようとすると安定性の減点につながるので、狙いすぎには注意です!!

演奏区間5

『目を閉じて』と『幸せか知れない』はロングトーンを付ける候補箇所です。
"目を閉じて"の場合は長さがギリギリとなってしまうので、次のフレーズの頭まで(バーを過ぎた後もしばらく)伸ばし続けると良いでしょう。

このようなやや低い音程のバーでロングトーンをつける際には、喉を力まず脱力した声かつお腹に力を入れて発声すると上手なロングトーンを出すことができます!!

演奏区間6
演奏区間6(続)

サビのフレーズにやや長いバーが多くあるので、最後にしゃくりの回数を調整しましょう!!
バラード曲は音程変化が激しくないことが多いので音程正解率が伸ばしやすく、高得点が狙いやすい傾向にあります。
一方で100点を狙う際には、慣れないうちには安定性やVLが欠けてしまいがちです。
ロングトーンを一箇所のみにかけ、他はビブラートをしっかりかけてあげることを意識して歌ってみましょう!!

言わずもがな、超絶最高難易度楽曲です。
広範囲の音域から繰り出される細かなバーが続き、音程はもちろんのこと安定性がかなり削られてしまいます。
加えて、曲中において表現技法をつけやすい箇所が少なく、ロングトーンも当てにくい音程のバーが多いです。
その上、個人的には裏加点がマイナスになることが多く、五項目全てが噛み合ったとしても100点を獲得するのは至難の業となるでしょう。

【表記説明】
黄色部分:強く歌うパート 青色部分:弱く歌うパート
下線部がついている箇所:安定性の減点に特に注意すべきところ
[A]:ロングトーンを付けやすい場所候補

演奏区間1

まず、この曲を歌う前にはボーカルプロセッサの設定をすることを強くおススメします!!!
私自身、この曲を歌う際に初めてボーカルプロセッサを使用して歌唱を行いました。
音程と安定性がかなり削られる曲ですので、安定して高い評価を得られる項目を一つでも増やしておきましょう!!!

歌唱パートに関しては、
『Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show 』のフレーズは今後も頻出するので、正確に音程を取れるようにしましょう!!
私はこのフレーズの二回目のNahの部分でしゃくりを付けていました。

また、傾けの"け"の字はロングトーンの候補になります。
しかし、音程が取りにくく、特にオク下歌唱ですと歌いにくい音程のバーになりますので、個人的には非推奨です。

演奏区間2

まず最初に注目するのは、
『意思表示にもうじき衝撃の 声高らか堂々登板』
のフレーズ。こちらは非常に音程が取りにくい部分になっています。

ガイドメロディーで確認しようにもなかなか音程を掴むことが難しいと感じたため、この部分の音程は半ば捨ててしまっても大丈夫だと思います
その代わり、演奏区間2の中の他のフレーズは音程を当てやすいものが多いので、黄色か虹色のキラキラを積極的に狙っていきましょう!!

抑揚としては前半と後半に一つずつ強いパートを設けてあげると高評価に繋がりやすいです。特に、『Aye,繚乱桜花 御出座しだ』の部分はオク下歌唱の場合は抑揚を付けやすいです。

最後に『格好つけてる~溢れちゃう本能』の部分は、キー変更を伴うと音程を見失ってしまいがちになります。
ガイドメロディーを用いて正確に音程を取れるようにしましょう!!

演奏区間3+4

開幕の『燥げ華麗』はロングトーンを付ける候補です。
やや長さが足りない場合がありますので、次のフレーズの直前まで音を伸ばし続けることを意識しましょう。

抑揚はサビの部分で強く、後の部分で弱く歌うことを意識すると高評価に繋がります!!また、サビのフレーズは冒頭で触れた通り曲中で頻出します。
後に出てくるラップパートのハードルを下げるためにも、演奏区間3では全体を通して黄色、虹色のキラキラを狙っていきましょう!!!

演奏区間4(続)

ここからラップパートに突入していきます。
開幕の『皮膚を破りそうな~』の低音地帯は曲中でもトップクラスの難しさです。カラオケの音程バーとしては、この部分は同じ音程が続いていきますので、感覚を掴んで赤色以上の評価を狙っていきましょう。

続く『イニミニマニモ~』は反転して高音が続きます。
私個人のおススメとしましては、『イニミニマニ"モ" ご来"場" からのご来"光"』と音程が飛躍する部分に意識を向けて歌唱をすることが重要です。反対に『蛇腹刃陀尾~』の部分は比較的音程が取りやすいです。

ラップパート全体として、声による強弱や表現技法は一切行わず、正しい音程とリズムで歌えているかのみに注力することがポイントです
抑揚を付ける場合にはマイコンのみを用いるようにして、少しでも音程を取れるように集中しましょう!!!

演奏区間5

ラップパートは抜けましたが、まだまだ難所が続きます。
一行目の『ご存じの通り~』では語尾の一音がそこそこ長いバーのため、安定性減点を回避することが望ましいです。
私はしゃくり⇒区切り⇒ビブラートの順に歌いましたが、ビブラートの頻発orビブラートなしはVLや安定性の評価のためにも避けた方が良いでしょう。
※前者は下手なビブラートを避けるため、後者は少しでも安定性の回復図るためです。

また、『Day/break』は前後で音程が異なる上、ロングトーン判定がされるか微妙な長さのバーです。
私は『いちかばちか嗚呼』の部分をロングトーン箇所としたので、ここは二音ともビブラートをつけて歌唱しました。

演奏区間6

いよいよゴールが見えてきました!!
サビのフレーズが続くためここでは足りない表現技法を稼ぐことと正確な音程で歌うことを意識しましょう!!
下線が引かれている箇所ではビブラートをかけるか、難易度は高いですがしゃくりを入れることがおススメです。

最後の一行は抑揚の強いパートを作ってあげましょう。
歌い終わった後は、本人映像ならば画面が暗転するので、点数発表までのドキドキを味わいましょう笑

おわりに

ここまでで、本記事の解説は以上になります!!
記事の中で不明な点や実践してみてわかりにくかった点、またカラオケの点数向上のためのご相談等々はTwitter(@mksign666)のDMにてお待ちしております!!

最後になりますが、ここまで読了していただいた皆様、本当にありがとうございます。

夢をかなえた瞬間。
あの最高の景色は、一生忘れることがないと思います。

そして、私の執筆したこの記事が、いつか誰かの夢や目標を実現させる一助になれればと切に願っております。

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