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2021年度学生マーケティング研究会⑥ 第2回中間報告会

だんだんと寒くなってきましたね。師走に入り年末の足音が聞こえてきて毎年ドキドキしてしまいます。今回の「中の人」は事務局大山よりお送りします。
先日、12月11日の最終プレゼンテーション1stステージに向けた第2回中間報告会が学生さんから、企業の皆さんへ開催されました。今回の記事では中間報告会の様子とともに、企業の皆さんから総評と今後の期待としてメッセージをお伝えしたいと思います。

■中間報告①から2ヶ月。アンケート結果も踏まえて企画も大詰め
9月末に行われた中間報告会から2ヶ月経過しました(前回の中間報告会の様子はこちら)。この間にCCCマーケティングが提供するT会員向けアンケート調査を実施していただきました。各チーム調査設計から調査票の作成、回答結果の読み解きを行い、企画をブラッシュアップしていきました。

本格的なアンケート調査は初めてという学生さんも多く、悪戦苦闘しながら調査票を作成していった様子が印象的でした。仮説が当たったチームもあれば思ったような結果が出なかったチームもあったようですが、それらも踏まえてよくよく考えながら企画のストーリーを作成されていました。

仮設作成、調査設計、調査結果読み解きという一連の経験は企業のマーケターにとって必須なスキルだと思いますのでいい経験になっていたらいいなと事務局一同思っています(研究会はまだ終わりませんよ!)。

第2回の中間報告会は11月22日~11月29日で実施されました。第1回の中間報告会からブラッシュアップした仮説とアンケート結果を携えて、企業の皆さんへ提案の方向性をぶつけていただきました。1チームずつ企業の皆さんからフィードバックとディスカッションをしていただき、今後の提案に活かしていきます。

12月11日(土)にはいよいよ最終プレゼンテーション1stステージが待っています。
約4ヶ月の集大成となりますので、皆さんラストスパート頑張っていきましょう!

■第2回中間報告会の総評
企業担当者の皆さんには、全チームの報告が終わった後に中間報告会の講評とメッセージをいただきました。2ヶ月ぶりに直接学生の皆さんとディスカッションを通して得たものを、更に提案に活かしていきましょう!

ここからは企業さま別に、2回目の中間報告会の総評をお送りします。


日産自動車さま:リサーチを経て、提案内容もアプローチの仕方もそれぞれのチームで個性が発揮されていました。どのチームもいい意味で論理立てて、構造化されたプレゼンテーションをされていてレベルの高いプレゼンテーションだったのが印象的です。
高レベルだからこそ、欲を言えばもっと独自の発想が表れるといいなと思いました。EVに乗ってみる、Z世代にインタビューしてみるなどのフィールドワークも行って、自分たちが本当に欲しいと思えるものを、最後はお客さまの感情に訴えかける企画を提案してくれることを期待しています。
※無料で試乗できる場所もありますので、ぜひ行って見てください!


朝日新聞社さま:中間報告からブラッシュアップしたチームもあれば、ガラリと変えたチームもありましたが、総じて提案内容が非常に具体的になっていました。
最後の最後に役に立つのは、自分の足で稼いだ情報です。記者では「耳で聞くのではなく、足で聞け!」という言葉もあります。企画の想定ターゲットとなるユーザーの生の声から、残り3週間ほどですが最後まで諦めず企画を詰めていってください!

ゼビオさま:1回目の中間報告会とアンケート調査を経て、提案に具体性が出てきた印象でした。ビジネス視点でどうやって「お客様のニーズに応えるか」という視点も入れていただいていて、段々とアイデアから企画になってきていると思います。
現代の学生ならではの視点もあって新しい気づきを得られる提案もありました。皆さんの視点を大事にして、最後まで深堀りしてみてください。具体的なストーリーにして提案してくれることを楽しみにしています!

セブン-イレブン・ジャパンさま:前回の中間報告会から案を深堀りしたチーム、広がっていたアイデアを絞って一本化したチームなど方針は色々ですが、それぞれ方向性は見えてきたと思います。
具体化していくと段々、現実的なことが気になってくると思います。おそらく今が一番考えていて苦しいときだと思います。
セブン-イレブンからの課題は未来を考えるテーマでもあるので、これまでの常識にとらわれることなく、皆さん自身の視点で発想してみてください。10年後のコンビニエンスストアがどうなっているか想像しながら、最後まで楽しんで取り組んでいただけると嬉しいです!


エディオンさま: どのチームもマーケティングの本質である「なぜ?」を深掘ってくれていました。若い人たちの好き!やりたい!という熱量を捉えられそうな企画だったことが印象的です。
大学生視点で考えるというのは、企業人が勝てない部分であり、しかも今しかできない執行猶予付きの技です。存分に発揮してください!
残りわずかな時間ですが、具体策を言語化して発表することに集中して取り組んでみてください。皆さんの企画、本当にやりたいと思っています!


■事務局からメッセージ

2回の中間報告会を経て、そのチームも具体的になってきました。

今回の企業さんからのフィードバックは驚くほど皆さん似ていて、「企画の最後はインサイト」でした。どんな企画も、消費者視点でどんな体験ができるか設計することが重要です。そのためにも自分たちで経験したことや自分なら使いたいと思えることが生きてきます。

プレゼンテーションが迫ってくるとPCに向き合う時間も段々増えてくるかと思いますが、現地現物にふれたり、インサイトを深堀り続けることはぜひ何度でも、直前でもやっていただきたいです。

最終プレゼンテーションまで残り少しですが、最後まで消費者=自分たちの視点を大切に、企画を煮詰めていってください!

■最終プレゼンテーション開催のお知らせ

企業からの課題に対して、各チームが4か月間熱心に取り組んだプレゼンテーションを皆様とご一緒に見届けたいと思います。
1stステージを通過した5チームのプレゼンテーションの様子は、オンラインで一般公開させていただきますと共に、当日は、視聴者の皆様にも審査投票にご参加いただく予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

<プレゼンテーション開催概要>
開催日時 :2021年12月18日(土)13:00~16:05(多少前後する可能性もございます)
参加費  :無料
参加人数 :400名さま(事前申込制)
開催形式 :オンライン配信(Zoom)

<申し込みはこちら>
https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/gakusei6

<お問合せ先>
CCCマーケティング総合研究所
学生マーケティング研究会 
担当:財津/大山
gakuseimk@ccc.co.jp