ビジネス論

経営管理という仕事

ある程度大きな会社になると、経営管理とか経営企画とか、そういう名前の部署があるところが多いんじゃないかなと思う。

会社によって有ったり無かったり、名前や立ち位置が違ったりするとは思う。
あくまで僕個人が考える経営管理という仕事についての話。


まず、企業経営では以下のような流れで展開方針を決めていくしていくのが理想だ。

上に行くほど長期的・抽象的で、下に行くほど短期的・具体的になる。

ここで重要なのは一貫性だ。 ストーリー性と言ってもいい。


普通は、図の通りの順番、つまり上から下の順に戦術(アクションプラン)が決まっていくから、一貫性が損なわれることはないはずだ。

だが、まあ実際にはそんなことにはならない。


アルバイトにはアルバイトの生活があって、営業には営業のノルマがあって、開発には開発の思いがあって、それぞれの従業員にはそれぞれの都合があるのだ。
結果、ある程度会社が大きくなると、各部門はそれぞれの個別最適に向かって行動するようになる。

すると、会社の経営から一貫性が失われる。


そこで、経営管理という仕事が登場する。

経営管理は、主に経営層と現場を行き来し、戦略と戦術の間にズレが無いようにするのが主な仕事だ、と思う。


つまり、

・経営陣が立てた戦略を分かりやすい形で各部門に落とし込む

・各部門の意図や課題を吸い上げ、把握する

という2方向の動きをすることになる。

これによって会社全体の経営にストーリー性を持たせていく。


だから、経営管理が上手く機能していない企業は、きっと大きくなれない。

ただし、この話には前提条件がある。

経営陣が、理念・ビジョン・戦略を明確に示していること。


理念・ビジョン・戦略・戦術の階層の話はまた別の記事で整理しよう。

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